2006年09月12日

歴史意識

鹿野政直『「鳥島」は入っているか‐歴史意識の現在と歴史学』を読んだ。

18年前の本なのに、新しいと感じる。

言葉を変えれば、歴史学の成果が、社会に反映されていないといえる。


鹿野政直氏は、評論家の姿勢を取るのではなく、つねに現代を形成している一員としての責任感をもった歴史家である。

そして、歴史のなかの「私」という存在を大切にされている。

だから、私は、「歴史学の成果が、社会に反映されていない」ことを批判するのではなく、その社会の一員としての反省や歴史学側の問題点の見直しを行う必要がある。

また、教員として、これから何をしていくか考えていかなければならない。


 



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