2010年05月26日

まちかどでのキャリアカウンセリング

今日、教え子から電話があった。
教員採用試験の願書の提出の相談だ。
志望動機には、担任の先生のようになりたくて、
といった内容が書かれており、格別に嬉しい。

最後に担任した学年は、進学していれば、今が大学4年生。
昨年末あたりから、相談や報告をくれる人がくるようになっていた。

就活の相談に答える際に心がけていることがある。
・こちらの経験を語りすぎないこと。
・採用側の立場で考えさせること。
・どんな生き方をしたいのかを確認すること。

びびったり、採用されるために卑屈になったりしないよう
後押しできればと願っている。
あと、過酷な就職活動で、本来の目的を見失わないよう
見守っていくことができればとも思う。

そんなことに気をつけながら、
極力こちらから話さず、自分自身で解決に進めるよう話を聴いている。
必要があれば、こちらの持っている情報を後でメールしたりするくらい。
本人の持っている良さを引出せるよう演出するつもりで聴く。

先日は、4月から勤め始めた後輩から相談・報告を受けた。
苦労や困難があるが、やはり解決するのは本人。
解決策を伝えたり、なぐさめたりはしないようにしている。
私は、ただ応援するしかできない。
でも、「私は、あなたのことを認めているよ」
というメッセージを送りながら、話を聴く。

相談を受けるというのは、教育の機会なわけなので、
やはり、「辛抱強く待つ」という姿勢が必要と考えている。


ukon7 at 02:13│Comments(0)TrackBack(0)clip!コラム 

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