2010年12月07日

史跡めぐり1-生活者目線と地域文化の尊重

11月中に、柏の史跡めぐりツアーに3回参加しました。
アートラインかしわの「柏の魅力発見☆美術館・史跡めぐりツアー」に、スタッフとして2回。
柏まちなかカレッジの「古地図を持って歩こう」に、一参加者として1回。
実際に歩くことで、歴史を体感できました。

1900年に刊行を開始した『大日本地名辞書』という
地域史研究の金字塔を打ち立てた吉田東伍という学者がいました。
早稲田大学の日本史学を切り拓いた人物です。
私は、早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修で歴史を学びました。
この学科は、地理だけでも、歴史だけでも十分ではなく、
地理も歴史も勉強するという方針でした。
吉田東伍先生から続く伝統は、受け継がれています。

ゼミや合宿では、ハイキング部のように山やまちを歩きまわりました。
学校の階段では膝が痛いと言っていた先生も、
史跡めぐりとなるとイキイキ歩いていたのが印象的でした。
今でも、私は仲間と、史跡めぐりを続けています。
おかげさまで、土地やまちへの観察眼が成長したと感じます。

生活者の視線で物事を見る。
地域固有の文化を大切にする。
そんな伝統を持つ学科で学べたことに感謝しています。

次回から、実際に柏を歩いた報告を致します。


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