2011年02月24日

立ち直りを支える地域の力

犯罪や非行をした人が、地域の中で生活しながら、国家公務員の保護監察官や地域のボランティアである保護司の支援をうけながら、立ち直ろうという保護観察の制度があります。

約20年この保護司を続けているTさんからお声をかけて頂き、私も関わらせてもらうようになりました。
保護司のTさんは、保護観察の後も、生涯にわたって更生を支援したいという思いから、就職や生活の相談を続けてこられました。
そのTさんは、昨年、病気を患われたことをきっかけに、個人の力だけではなく、多くの方々の協力を得ながら活動していかなければと思うようになり、生涯にわたっての更生を支援する会を立ち上げることになりました。

Tさん、Tさんに保護観察を受けた教え子、協力的な雇用主、Tさんの考えに賛同する方たちが集まります。
重いテーマです。
教育、政治・経済、地域社会、家庭問題さまざまな社会問題が凝縮しています。
ここに参加するたび、裸の自分が試されているような気持ちになります。
私教育の原点に帰らせる貴重な場でもあります。

高校で教員をしていた時も、地域の方々に支えられて教育が行われていました。
景気や社会が悪くなり、地域で育てきれなくなっているのを感じました。
社会全体を良くする働きかけとともに、社会のせいばかりにせずに、身近なところから良くしていくような協力をしていきたいと思い、この更生を支援する会に参加しています。


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