2012年03月25日

弁士による音声ガイド付き映画の試み

中央公民館5Fでチャップリンの「街の灯」上映会と田村啓子氏の「障害者の社会貢献」の講演会があります。
視覚障害のある方が、無声映画を楽しめるように弁士がガイド音声をつけながら楽しみます。

視覚障がいはあっても、情報障害者になってはならない。今回は、視覚障がいのある人が、どのように映画を楽しんでいるのかを体感して欲しい。まずはマイクなしで、どこに立っているかを示された。今回の企画のリーダーである今野さんのご挨拶。

田村啓子さん「障害者の社会貢献」についての講演。座スーパーマーケットやコミュニティラジオの葛飾FMに出演など、活動されています。笑顔の声を心がけていらっしゃるそうです。

シティライツの平塚さん。映画に音声ガイドをつける活動をされています。色んな方と出会い、才能が集まってきて、活動が成立しているとのこと。今回は、団体名のもとでもある念願のチャップリン「街の灯」の上映です。
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目隠ししながら講演を聴きました。メモが取れないですし、資料が読めません。
普段、私が使っていない部分を使って、話を聞きました。視覚障がいのある人は、想像力が、私とは比べ物にならないくらいあるのだと思います。

弁士による音声ガイド付きの映画は、ライブです。その日の観客や弁士の調子で、内容が変わります。3D映画が進む反面、サイレントや白黒映画も見直されてきている今日、弁士のガイド付き映画は、一つのジャンルを確立するかもしれません。
弁士は、檀鼓太郎氏。私たちを、新しい世界へと導いてくださいました。

ちなみに、チャップリンの誕生日は、私と同じ日です。
誕生日辞典によると、「ユーモアのある人。人の哀しみをわかる人。」だそうです。
占いのように、人間の深い情をくみ取る力を養っていきたいです。

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