2012年09月30日

バスク・クリナリー・センターに刺激を受け、「食でつながる学校」を提案します

2012年9月に、世界料理サミットでのお話を、柏の文菜華の渡辺さんからお聞きしました。
今、柏まちなかカレッジフューチャーセンターで、「食でつながる社会」を目指した活動を行っています。
世界料理サミットのお話から、一つの目標ができました。
バスク・クリナリー・センターのような教育機関を提案し、実現させていきます。

世界料理サミット2012では、アンドニ・ルイス・アドゥリッス氏(スペイン・Mugaritz)とクリスティアン・エスクリバ・トロニア氏(スペイン・PASTELERIA ESCRIBA)のデモンストレーション、G9のセレモニー、聖路加国際病院理事長の日野原重明氏のアンチエイジングの食・医学・音楽についての講演、そしてG9メンバーによるシンポジウムが実施されたとのことです。

G9とは、2010年9月にスペイン・サンセバスチャンにある料理専科大学「バスク・クリナリー・センター」の国際顧問委員として就任した世界の料理業界をリードするトップシェフやスペシャリスト9人のこと。あの伝説のレストラン「エル・ブリ」(現在閉店)のフェラン・アドリア氏が委員長を務め、今話題の「Noma」(デンマーク)のレネ・レゼッヒ氏やイギリスの「The fat duck」(イギリス)のヘストン・ブルメンタル氏、日本からは服部栄養専門学校の服部幸應校長などが選ばれています。

私は、バスク・クリナリー・センターを知りました。
料理は、調理法やサービスについては、もちろんのこと、
食材の背景となる肥料や土壌、エサ、環境などの知識、
健康やアンチエージングを考える生物学や医学的な知識、
食器やグラス、盛り付けやテーブル、店内の空間といった芸術センス、
流通システムや産業、雇用を生み出す力、
料理の背景にある歴史・文化、料理が生み出す文化、
その他様々な要素で成り立っています。

今、柏まちなかカレッジフューチャーセンターには、
「食でつながる社会」を目指し、食に関わる多種多様な才能を持った方々に集まって頂いています。
農家、飲食店、流通、教員、PTA役員、自治体職員、料理研究家、フードコミュニケーター、地元の経営者、NPO、経営コンサルタント、社労士、税理士、大学教授、高齢者支援関係者などなど、食をキーワードに参加して頂いています。
そういった方々と連帯し、バスク・クリナリー・センターのような食にまつわる教機関を提案していきます。

文菜華の渡辺さんや、柏まちなかカレッジフューチャーセンターにもご協力いただいているみすず亭の鈴木さんが活動されている「東葛六市レストランサミット」さんの目標も、同じようなところであるとうかがいました。
東葛六市レストランサミットは、東葛六市(松戸・柏・我孫子・野田・流山・鎌ヶ谷)に拠点を置く、オンリーワンのレストランオーナーによる地域振興と地産地消や街の文化的レストランを創造すべく結成された団体です
http://cranberryjp.web.fc2.com/index3.html

私は、教育の分野の立場から、バスク・クリナリー・センターのような「食でつながる学校」の実現に向けて関わっていけたらと考えています。


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