こんなことやってます。

2015年04月16日

対話の文化を培う

今夜は、柏まちなかカレッジの魁!!!歴史塾36回目。テーマは、芳野金陵先生について。

柏まちなかカレッジは、まちに対話の文化を根付かせようと活動して7年目。
ネットや郊外のショッピングセンターで買い物ができる今日に、まちが持つ魅力や意義を再確認するようになりました。

人と出会う。話す。飲み食いする。悩み事を相談する。
買い物するだけでなく、まちに足を運ぶからこその楽しみがあります。

柏まちなかカレッジは、まちを教室に、まちの人たちにが誰でも先生で生徒になり、対話し、地域の課題解決に取り組んだり、地域の良さを再発見したりする学びの場です。

対話は、いつでも、どこでも、誰とでも行えるように見えますが、案外、難しいものです。
柏まちなかカレッジでは、意識的に、対話の場をまちに整え、まちの魅力を引き出したいと活動してきました。
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今日、芳野金陵先生をテーマに話し合いながら、参加者皆さんの思いなどが湧き出てきて、そして、これからにつながっていくような様を見て、嬉しかったです。


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2015年02月25日

地域を活性化させる公共事業-岩手県紫波町のオガールプロジェクト

【地方創生の現場】

 今、全国の自治体は、少子高齢化で人口が減少し、厳しい財政の中で、地域活性が求められている。公共施設の改修計画などを総合的に管理し、統廃合や複合施設化を検討しなければならない状況である。

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 そんな中、岩手県紫波町オガールプロジェクトの取り組みは、全国から注目されている。民間のアイディアで、駅前の町有地に図書館、産直マルシェ、子育て支援施設、ホテルやバレーボール専用体育館、カフェなどが入居する施設を建て、町の中心部が賑わう仕組みと、そこから町全体に経済活動が波及する仕組みを作った。 

 補助金に頼らない公民連携で地域創生の事例として、小泉進次郎氏が訪れ、絶賛している。

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岩手日報 2014年9月25日
私も2月17・18日に訪問し、オガールベース(株)代表の岡崎正信さんにお会いし、お聞きしたことを紹介したい。


【かっこいいライフスタイルのある街】

 オガールプロジェクトは、岩手県紫波町の公民連携事業である。町の人口約3.4万人。盛岡駅から電車で20分に位置し、主な産業は農業。

 地域活性化と言うが、事業を興して、稼ぐことなしに、真の活性は期待できない、と岡崎さんは力説された。外貨を稼ぎ、地域内で流通させる営農支援が必要である。

 そのために取り組まれているのが、都市と農村の新しい結びつきを創造すること。食•住•遊のライフスタイルが混在し、かっこ良く、豊かで、魅力的に、持続的に発展する街を目指すものである。

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 カフェの前に置かれた椅子。一脚8百円で購入。夏は芝生でコーヒーを飲んだり、BBQを楽しむそうです。
 緑豊かな景観だけでなく、夜の街のにぎわいなど、カッコ良い、生きた文化がある街が、人を引きつけている、とニューヨークのハイラインの事例が引き合いに出されて説明された。

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 サッカーのクラブハウス内のマキ。むき出しの壁がオシャレに見えます。

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ホテル 木造二階建て 内装は安く抑えながらも、オシャレです

【補助金ではなく、銀行から借りて建設】

 オガールプロジェクトは、民間が公共事業を担っている。行政にお金がない。民間開発に切り替えた。補助金や税金ではなく、金融機関からお金を借りて、公共施設と民間施設両方の開発を進めた。

 借り入れるためには、シビアにリスクを分析し、利益を追求した事業計画を作る必要に迫られた。黒字化し、10年で返済を完了するためには、様々な要素を連立方程式のように組み立て、逆算したという。

 多くの自治体では、事業計画が甘いまま、施設が建設され、赤字をタレ流したり、利用されないままになっていたりしている。そのツケは、住民の税金で補填しているのだ。

 オガールプロジェクトでは、受けられるサービスとコストをオープンにして話し合われた。必要なものにお金をかけ、不要なものはカットする。

 

 たとえば、野球場。建設費と維持管理費、使用年数と利用件数を示し、1アウトあたりの費用を割り出す。ダルビッシュ投手(東北高校出身のメジャーリーガー)よりも割高だと指摘するといった感じである。

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バレーボール専用の体育館。バレーボールに特化することで、存在価値がある。
ピンホール・マーケティングを実践。
床はオリンピックで使われるものと同じ。全世界から選手団が合宿に訪れる。東京オリンピックや世界大会の練習場所として使われる可能性がある。 

 音楽室で実感した。オガールでは、手ぶらでもバンドの練習ができるよう備えられている。さらに、小さなスタジオだが、ミーティング用の小机があり、利用者に重宝されている。一方、秋田の施設では、2000万円のグランドピアノを買って、市民に安く使わせてくれるという。違うお金の使い方があったのではないか。

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【「稼ぐ」公共施設を作る】

 生きるために必要でない図書館などの施設。お金がないから、作らないと言っていると、住民が離れていく。まさに負の連鎖だ。 オガールプラザは、公共施設を「稼ぐ」施設にし、負の連鎖を断ち切った。

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産直の紫波マルシェ

 オガールプラザは、公共施設と塾や病院、カフェや居酒屋といった民間テナントが同居している。このことは、珍しいものではない。オガールプラザの注目すべき点は、図書館やスポーツ施設、子育て支援センター、役場などの公共施設が、消費活動を目的としない訪問者を増やし、施設の価値を高めたこと。訪問者が増えた時点で、テナントを募集。この施設にふさわしいテナントを選ぶことができた。

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 武雄市の図書館と比較されることがあるようだが、オガールプラザの図書館は正反対の仕組みと言える。つまり、行政がお金を払って指定管理者に運営してもらうのが武雄市の図書館。一方、オガールプラザの図書館は、民間企業であるオガールプラザと入居テナントが、紫波町に家賃や固定資産税などを逆に支払っている。行政からオガールプラザへは、委託料や補助金などは出ていない。

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 周囲には、環境に配慮した厳しい基準を設けた住宅地を開発。地元の木材を使い、地元の業者が建てる。エネルギーステーションで、間伐材を活用した木質バイオマスを燃やし、暖房の熱エネルギーを供給している。エコタウンとして、環境意識の高い住民を他地域から引き寄せている。

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 「敷地に価値なし、エリアに価値あり」という岡崎さんは表現された。オガールプラザによって、周辺の不動産価値が上昇した。

 

【地方創生とは】

 開発というと、土地の容積を目一杯に活用し、高層のビルを建てることと考えがちである。しかし、これからの時代の開発は、低層高密度が基本となってくるであろう。たとえるならば、摩天楼よりも横丁なのだ。大きな道路を作り、高いビルを建てるのではなく、緑のある空間や歩いて楽しめるエリアが求められている。

 人口が減少し、マンションの部屋も余る。歩行者も減る。綺麗だが寒々しい街は、魅力的ではない。あえて木造2階建てにしたほうが、価値が出ることもある。

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 地方創生とは、東京のような街を作ることではない。その土地の良さを引き出し、その土地ならではの街を作ることではないだろうか。

 そのためには、教育の役割が期待される。建物や公民連携の仕組みの話を取り上げてきたが、結局は、人だ。冷徹な経済感覚と人を巻き込む情熱や魅力など、事業に不可欠な力を、地域の中から見出し、伸ばしていくことだ。自分たちで考え、行動できる人や風土を育むことが、地方創生につながると、私は考える。

 

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 岡崎さんから、熱のこもったお話をお聴きしました。ありがとうございました。



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2015年02月04日

自分たちの居場所は、自分たちで作っていく

子どもたちの第三の居場所である民間学童のネクスファにて、毎月、ストーリーテリングのプログラムを実施しています。

今日は、「理想のネクスファ」について話し合いました。先月は「理想の学校」に引き続いて、自分たちの居場所は、自分たちで作っていくという意識を育てていくことを目指しています。
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それぞれのアイデアを、みんなの前で発表し、意見交換しました。アイデアを否定するような質問では、積極的にアイデアが出にくくなってしまいます。
質問はアイデアをブラッシュアップしていくためのものであるという建設的な姿勢を提案しました。

話し合いのファシリテートや質問に対しての受け答えができるようになり、成長を感じます。
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今、ネクスファでは、来年度、同じ建物にある空き部屋を借り、新しい場所作りに向けて取り組んでいるところです。
そのための作戦会議を、これから行っていくところでした。建設的な話し合いをしていくために、今日の学びを生かしてもらえたらと思います。
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新しい場所作りについて、クラウドファンディングでご支援を募っています。
https://readyfor.jp/projects/nextph
こちらも、よろしくお願いします。


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2015年01月19日

英対話、花開く

ネクスファという未来を創る力を育てる、学習塾・学童保育が一体化した学び舎で、教育プログラムを提供しています。
そのネクスファの前身となるサス塾に、「英対話」というプログラムを開発し、提供いたしました。
今、「英対話」は、ネクスファでの高齢者生きがい就労プロジェクトが注目される中で、花開いてきました。

「会話」は、人間関係を維持することを目的とすることが多い一方で、
「対話」は相手の主張に耳を傾け、相手と自分の価値観を探求するスキルです。
同様に英語が母国語でないアジア新興国の学生に比べ、
日本人は英語を使っての対話力が弱いといわれています。

ビジネスでの場面などイメージされるとよいかもしれませんが、この力の優越は
大きなハンデとなります。
英対話」は、発音や文法に過度にとらわれず、ものおじせず自分の考えが表現できる力を身につける
ことを目的としています。

私は、知り合いのお誘いでフランス大使館のパーティーに参加したことがありました。
まったくフランス語は話せません。
自分の名前と、簡単なあいさつと、日本はどうですか?という質問と、よい旅をという言葉を調べ、会場までの道中に覚えました。
会場では、会う人会う人に、覚えた内容を話し、30人くらいとお話しできました。
周りで見ていた私の日本人の友人は、私がフランス語ペラペラのように見えたそうです。
フランス語を話すことができるのに話そうとしない日本の友人が沢山いました。
文法や発音だけでなく、文化を越えたコミュニケーションの力の大切さに気付いたのです。

英対話のプログラム開発には、異文化交流実践講座Cross-Cultural Distance Learningでの学びが活かされました。
対話力や異文化理解を深めることを目的とし、海外の交流大学(台湾、韓国、中国)のクラス間をネットワークで結び、リアルタイムでディスカッションを行うものです。 英語を母国語としていない学生同士のコミュニケーション。それぞれの文化背景も異なる中、自分の考えを正確にかつ説得できる形で伝え、相手の意見に耳を傾け、双方が納得できる まで議論を展開させる訓練を積みました。
私の体験談について


2014年秋、オランダ国王来日に伴い、日本のシニアのセカンドライフ(就労)先端事例として、ネクスファ英対話の江木先生が国王夫妻にお目にかかり言葉を交わしました。
取材の様子はオランダ国営放送でも取り上げられたそうです。

教育視察に訪問しているオランダの国王夫妻にも伝わり、光栄です。

※参考
日経BP社のAGING Webの『矢部武の「孤立死」から「自立死」へ Vol.22』にて紹介されています。
 元商社マンの人生再設計〜塾の英語講師デビュー 2013/07/24
前回のコラムで紹介した高齢者の生きがい就労プロジェクトの受け入れ先の1つに、学習塾「ネクスファ柏」(千葉県柏市)がある。ここでは、海外経験豊富な商社マンやプラントエンジニアなどの退職者が、小・中学生に海外で通用する英語能力や国際感覚を身につけさせるための授業を行っている。

「日本の未来をつくるために高齢者の力が必要」と言い切る塾長のもとで、子どもたちは楽しみながら英語の対話力を身につけ、シニア講師は新たな生きがいを見出し、生活リズムを取り戻している。高齢者の人生再設計のテーマも踏まえながら、シニア講師の生活を追った。

「英語対話」を重視した授業
元商社マンの江木隆之さん(65歳)は毎週金曜日の夕方、ネクスファ柏で小学5〜6年生と中学生に英語を教えている。大学院生の講師が、いわゆる受験英語を教え、江木さんらシニア講師は外国人と対話できるようにするための「英語対話」の授業に力を入れる。

江木さんは、英語絵本の読み聞かせをしたり、絵が描かれたパネルを使って生徒にその状況を英語で説明してもらったりするほか、自身の米国での体験談をいろいろ聞かせる。

例えば、テネシー州ナッシュビルの空港でこんなことがあった。航空会社の職員に「今からアトランタへ行きたい」ということを、「アトランタ、アトランタ」と一生懸命言っても、「トロント?トロント?」と聞き返されるばかりで全く通じない。そうしている間にアトランタ行きの便は出てしまった。そこで、「アトランタ」と紙に書いて渡すと、職員はやっと、「オー、アッランタ」と理解してくれた。

英語で「t」は「ト」ではなく、「トゥッ」と軽く発音するので、「アトランタ」は「アッランタ」のように聞こえる、それを日本語風に「アトランタ」と言うと、「トロント」に聞こえてしまう。そういう話をすると、生徒たちは皆、「ほー」と納得したような顔をするという。

江木さんはこう指摘する。「コミュニケーションは相手の立場になってものを考えることが大切です。自分の言いたいことを英語で言えるようにするのは大事ですが、相手が理解してくれる英語を話さなければならない。マクドナルドのハンバーガーを日本語風に言っても通じない。それと、時にはジャスチャーや立ち振る舞いでコミュニケーションをとることも大切です」。

ネクスファ柏の杉浦正吾塾長はシニア講師を雇う理由を、「社会の厳しさや交渉術などいろいろな経験をされているシニアの方には、パーケージ化された教材を使っての授業だけでなく、自身のキャリアに基づいた英語を教えていただきたいのです」と説明する。

江木さんは米国の文化・習慣、米国英語と英国英語の違い、TOEICが企業でどう活用されているかなどについても教えている。商社ではTOEIC何点以上取らなければならないなど、その試験内容はどちらかといえば米国英語に近いといった話をすると、特に中学生は目を輝かせるという。

単に英語を話せるようにするためだけなら、外国人の講師を使えばよい。でも、海外経験豊富で英語堪能な退職者を使うことで、生徒たちは英語というツールを通して異国の文化・習慣を知り、かつ高齢者と触れ合うことができる。

2011年4月から、小学5・6年生での英語授業が必修化された。また、公立高校の入試にはリスニングが導入され、英語に対する関心やニーズは高まっている。2011年3月にオープンしたネクスファ柏でも、それは例外ではない。江木さんが働き始めた約1年前、生徒の保護者の間では「今度来たシニアの講師ってどういう方なの?」「アメリカ滞在12年の商社マンらしいわよ」というような話で盛り上がったという。

江木さんは2011年6月、63歳で大手商社を定年退職した。ヒューストンやシカゴなど米国に12年滞在し、主に鉄鋼部門の営業部を担当。国際ビジネスマンとして最初から英語が堪能だったのかと思いきや、実は入社した当時、英語は嫌いだったという。

入社試験の面接で、「キミ、英語は?」と聞かれ、「僕は英語は大嫌いです」と答えた。すると面接官が驚いて、「英語が大嫌いで、なぜ商社を受けたのか」と聞いてきた。その頃は鼻っ柱が強かったという江木さんは、「この会社は英語ができないと働けないのですか」と逆に聞き返し、入社したという。

しかし、商社に入ると、英語は好き嫌い以前の問題で、仕事をするためのツールとして必要だった。江木さんは見よう見まねで必死に頑張り、なんとか海外でのビジネス交渉で使える英語を身につけたという。


生活リズムと人のつながり
江木さんは退職する前は、ゆったりとしたリタイア生活を送りたいと考えていたが、退職して3〜4カ月もすると、毎日の生活に少し物足りなさを感じるようになった。そして外に出て何かしたいと思い始めた頃、高齢者の生きがい就労プロジェクトの案内を見てセミナーに参加した。ちょうどいいタイミングだった。

就労先としては介護施設、農家、幼稚園などもあったが、自身の海外経験などを活かせそうな塾講師に決めた。ボランティアではなく、少しでも賃金をもらって英語を教えるというのも気に入った。長く組織で働いてきた人間としては、対価をもらった方がきちんと仕事をしなければいけないという気持ちになれるからだという。

「ボランティアだったら、“今日は風邪をひいたから、休もうかな”となるかもしれない。でも、対価をもらうと、自分が必要とされている度合いが少し違うような気がします。自分を律することができ、それが結果的に生活リズムにもなります。週1回塾に行くだけでも、電車に乗って外の景色を見ることになる。家の庭で四季折々の変化を楽しむのもいいが、場所を変えてものを見るのはいい刺激になります」。


江木さんは金曜日の塾の他、週末はゴルフか卓球(学生時代は卓球選手だった)を楽しみ、週1回は母親の入居している施設を訪問している。週の中で決め事があると、生活リズムが出てくるという。

学生時代から宵っ張りで朝は苦手というが、今は朝早く起きて6000歩を歩き、ラジオ体操もしている。健康維持のために努力しているのだ。また、時々奥さんと一緒に買い物に出かけ、家事の手伝いもしている。奥さんにも生活リズムがあるので、お互いに尊重しながらリタイア生活を送っている。

江木さんは塾で小中学生や大学院生の講師との触れ合いを楽しんでいる。また、生きがい就労プロジェクトを通して知り合った高齢者の仲間たちと飲み会をするようになった。さまざまな経験をした人たちと情報交換、意見交換するのはとても有意義で楽しいという。

会社人間としてずっとやってきた中高年男性の中には、退職して時間ができても地域に出ようとせず、家に引きこもる生活を続ける人がいる。こうした人たちに対し、江木さんは、「地域になかなか出ていけないのは、退職後も自分の存在や評価の拠り所を昔勤めていた会社に求めているからではないか。退職したら現役時代とは違うのですから、意識を変えて自分から地域に溶け込む努力をしないとだめです」と助言する。


未来をつくるために高齢者の力が必要だ
高齢者の生きがい就労プロジェクトはテレビで何度か取り上げられ、江木さんも他の参加者と一緒に番組に出た。その後、番組を見たという同世代の友人、知人などからメールがたくさんきたが、それを読んで、「元気なのに何もしていない。できれば何かしたいと思っている高齢者がたくさんいる」ことを強く感じたという。

そこで江木さんはこう提案する。
「学習塾などはもっと高齢者を使えばいいと思います。若い講師にとっても人生経験を積んだ高齢者と一緒に働くのは刺激になるでしょう。高齢者を使うメリット、デメリットはあると思うが、とりあえず試しに雇って、これは使えるとなればどんどん雇えばいい。もちろん塾としても経済性に見合わない人を雇うことはできないので、高齢者の方もそれなりの能力や心構えが求められますが」。

ネクスファ柏の杉浦塾長は言う。
「塾にとって高齢者を雇うメリットは非常に大きい。今は小・中学生向けだが、将来的に高校生や大学生、社会人を対象にした授業も考えています。今年度から高校の英語の授業は基本的に英語で行うことになりましたが、現場では全く対応できていないようです。高齢者の力を活用すれば、このような状況を改善できるでしょう。高齢者が世の中にあふれているから使うのではなく、日本の未来をつくるために彼らの力が必要だから使うのです。少なくとも私はそう思っています」。

もちろん高齢者を雇う上での課題はある。例えば、突然体調を崩して仕事を休まなければならないようなケースだ。だが、ネクファ柏ではワークシェアリングで対応しているので問題ないという。もし江木さんが病気などで来られなくなっても、他のシニア講師が代役を務められる体制を整えているということだ。


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2015年01月18日

こども哲学のすすめ

【こどもは哲学的】

 70年前の11月22日、手賀沼で多くの若い女性教員がお亡くなりになった。研修のために、船で手賀沼を渡ろうとした時に、突風のために船が転覆してしまった。当時は、戦時中。男性教員は少なく、まだ10代、20代の女性教員が学校現場を支えていたのであった。

 昨年の11月22日に開催された慰霊式にて、遺族の方のお話をお聴きした。父親が戦死し、母親も事故で失った。事故そのものの悲惨さだけでなく、その後の生活の大変さが伝わってきた。戦争は、多くの人びとの人生を変えてしまった。二度とあってはならないと思った。

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 小学生のこどもの感想のようになってしまった。しかし、かえって、こどもの方が真剣に考えていることもある。そういえば、私も、こどもの頃には、学校の先生や親の話やテレビから、環境問題や財政が、このままではいけないと危機を覚え、居ても立ってもいられなくなったことを思い出す。

 また、こどもの素朴な疑問は、本質的な問題を指摘している場合もある。大人になるにつれ、現実との兼ね合いの中で、見て見ぬふりをしていたり、疑問を感じなくなってしまう。

 フランスの経済的に恵まれない地域での幼稚園のこどもが、哲学的な対話を繰り広げるドキュメンタリー映画『ちいさな哲学者』が話題になった。いま、こどもが哲学的に対話する実践が注目されている。

 

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【こども哲学とは】

 これからの社会は、これまで以上に変化が激しくなると予想される。小学校で覚えた知識は大人になったら役立たない場合もあり得る。知識ではなく、学び方や考える力を身につけることが大切になる。

 社会課題は複雑になり、一つの組織だけでは解決できなくなる。たとえば、環境問題は、国や世代を超えた対話や消費者のライフスタイルの見直しが必要となる。組織や立場を超えた対話が求められる。

 社会は、ますます多様になる。他者を認め合い、様々な価値観が存在するのは、持続可能な社会の実現につながる。そのためにも、対話が必要となる。 

 そこで、これからの教育として注目されているのが、こども哲学である。

 こども哲学とは、対話によって、こどもが考えを深めていく活動である。大人が答えを教えるのではなく、子どもたちで問いを立て、それぞれの経験をもとに話し合う。情報の更新が激しくなり、知識を得ることより、適切な問いを立て、他者と協働する力を身につけることができる。

 哲学というと、専門家が難しそうに言葉遊びをしているイメージがあるかもしれない。本来、哲学は、私たちが生きる上で大切な様々な問題を深く考えるものだ。こども哲学は、誰もに開かれた、具体的な生活の中にあるテーマを取り上げ、いろいろな人と話し合うものである。

 こども哲学は一九二〇年代にドイツで芽生え、一九七〇年代にアメリカの哲学者M.リップマンによって唱えられた哲学の教育方法だ。

 こども哲学によって、“稟重思考、∩和づ思考、5じい、思いやるケア的思考の三つの思考力が身につけられる。

 

【探求の共同体を育てる】

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 これまで、「ルール」、「嘘をつくこと」、「動物の権利」、「環境問題と100年後のための思いやり」、「理想の学校」についてのテーマを話し合ってきた。 私は、ネクスファという民間の学童保育で、子ども哲学の実践であるストーリーテリングという教育プログラムを毎月実施している。人前でしっかりと自分の意見を発表できるようになることを目標としている。そのためには、人の話を聴く姿勢がなくてはならない。人の話を聴く時にはおしゃべりし、人前で発表する時にはモジモジと黙ってしまう。聞き手は自分の意見を受け止めてくれるという安心感のある話し合いの場となるよう心掛けている。

 子どもの哲学は、1人で取り組むわけではない。それぞれの経験をもとに、話を深め合う。この過程から探求の共同体が育ってきている。

 

【民主的な市民を育成する教育】

 こども哲学は、公民教育やシチズンシップとも呼ばれる市民を育成する教育にもつながる。自分たちの生き方やこれからの社会のあり方を真剣に考え、異なる意見も受け入れ対話を進める。自ら問いを立て、自分の意見を主張する。こども哲学は、民主主義の土壌を耕す活動でもある。



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2014年10月20日

社会をより良くする課題解決学習

先週、風早北部小学校5年生の総合的な学習の時間の講師としてお招き頂きました。
本年度、学年全体で、「観光立県ちば・観光立市かしわ」をテーに取り組んでいて、その中の学習の一部に関わらせて頂きました。
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1時間目は、子どもたちが考えた観光計画の発表でした。地域に密着した素晴らしいアイデアで、私も勉強になりました。ただ、そのアイデアを実現させる手法が、たとえば「公園を作ってほしい」といった行政任せの部分がありましたので、2時間目の私から話では、自分たちで地域を良くしていくための活動を紹介いたしました。自分たちで小さな一歩を踏み出していくきっかっけになれば幸いです。
大人が参加しているタウンミーティングなどでも、行政任せの要望ばかりが出てくることが多いのが現状です。
「いかに自分事として考えられるか」
これからの私の活動のためにも、貴重な経験となりました。
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総合的会学習の時間というものは、デューイの経験による学びをもとにしており、身近な興味関心や疑問から、仮説を立て、調べ、いろんな知識をつなげながら深めていくものです。そして、そこから導かれたアイデアを実現させるために、プロジェクトを立てて実践する。その中で、また調べ、関係者と対話し、調整し、修正していく。社会との関わりの中で学んでいきます。プロジェクト学習課題解決学習とも言われます。
4月からは、「観光立県ちば・観光立市かしわ」についての興味関心や疑問点を確かめ、知識を得てきたようです。夏休みに、実地の見学やインタビュー、その他の調べ学習を通して、ある程度の仮説が立てられました。先週の私の授業は、その仮説やアイデアをお聞きする段階でした。これから実際に社会に働きかけ、少しでも社会がより良くなる実感を得ることで、また次の学びへとつながっていくことになります。
このような学習が、行政任せや批判だけでなく、自分事として考えられるように育っていくと信じています。
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これまで、こども対話やストーリーテリングの活動を通して、子どもたちの意見をいかにに引き出し、社会にどう生かすかを考えてきました。地域や教育について考える時、子どものアイデアから、柔軟で、本質的なものも出てきます。選挙権は20歳からなので、20歳未満の意見は、現在の政治システムとは別の方法でフォローする必要があるとも考えています。
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2014年09月30日

「子どもの学びについて考えるシンポジウム」に登壇

「自分の人生を生きる力を育むには」
浦安で開催された第10回子育て情報発信基地−子育て応援メッセ2014で、「子どもの学びについて考えるシンポジウム」に登壇させて頂きました。
子育てメッセ
最初に、楽天を辞め、教育事業で起業した永井貴博さんから、これからの社会はどうなっていくか、そして、そんな未来に子どもたちが求められる力は何かスピーチがありました。永井さんとは、まだ会社勤めされていた2012年頃にお会いしています。その時の夢を一歩ずつ実現されていて、嬉しくお聴きしていました。
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ユニイク代表の永井さん、小学校教諭ベテランの塩崎さん、フレネを学び、森のようちえんを立ち上げられた森沢さん、小学校教諭で子育て中の川崎さん、ファシリテーターの和田さんと多彩なメンバー。これからの社会やこれからの教育といった大きなテーマだけでなく、学校現場の話や親としての話など、教育論議を実生活から切り離してしまわず、自分事として考えてほしいという狙いもありました。
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パネリスト
◆森沢典子さん(写真左から2番目)
浦安の森のようちえん 
◆川崎知子さん(写真左から3番目)
小学校教諭。イエナカフェ(日本イエナプラン教育協会千葉支部)
◆永井 貴博さん写真左から4番目)
株式会社ユニイク代表取締役社長 / こどもこのさきプロジェクト実行委員会
◆塩崎 義明さん(写真右から2番目)
小学校教諭。著書『学校珍百景―「学校あるある」を問い直す』
◆山下洋輔(写真一番右)
ファシリテーター 和田玲子さん(写真一番左)
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子育て支援のシンポジウムで、親の立場としてコメントするのは初めてで、私にとって貴重な会になりました。

主催は、「こんな学校にしたい会」。浦安で学校教育を良くしようと、学校のみならず地域での様々な活動を行ってこられた会です。


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2014年09月28日

地域のいろんな世代が集う場づくりプロジェクト「いいおかさんちであそぼ」を視察

世田谷区二子玉川の飯岡さんの空き部屋を、地域のいろんな世代が集う場所として活用する「いいおかさんちであそぼ」プロジェクトを見学してまいりました。ちょっとだけ自宅を開く「住み開き」です。
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飯岡さんは元保育園園長。その飯岡さんのお宅に、赤ちゃんとパパやママ、近所のおじさんやおばさんが集まり、子どもは遊び、大人は子どもを見守っています。飯岡さんのお友達やかつての教え子も集まり、赤ちゃん、子育て親、近所の方々と多世代間の交流が生まれています。
月齢の違う赤ちゃんが集まるので、発達段階がわかり、子育て中の親は勉強になります。悩み事の相談や子ども服•オモチャの交換なども行われています。近所で地域の活動を始めたい方が、飯岡さんに相談にみえられたりもしていました。プロジェクトを始めて1年と少しとのことですが、地域のプラットフォームとなりつつあります。
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今日は、ご近所にお住まいの方のアイデアで、世界を旅した体験談をお話頂いたそうです。地球儀を触ったり、世界の地理の本などを読み、子どもの興味関心は高まったようです。そして、何より、地域の資源が引き出され、お話しされた大人の自己肯定感も高まったと、柏まちなかカレッジの経験からも確信しています。
「教育や子育てに取り組んでいくと、詰まる所、地域や社会を良くしていかなければならない」飯岡さんはお話しされ、地方議会の動向にも注目されていました。戦後間もない頃の保育のお話や福祉行政についてもお聴きしました。
毎月第二、三日曜日の10:00-14:00に開催されています。10/5(日)朝8:30NHKの「さきどり」という番組で、写真で紹介されるそうです。(玄関の壁に掲示してあったお知らせより)
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やなぎ教育グループの山口さんとのグラディエ磯村夫妻が、企画運営されています。やなぎ教育グループは、幼児教育のプログラムサポートやレッジョエミリアの幼児教育・保育についてワークショップを企画されている教育グループです。レッジョエミリアの教育が、保育•教育関係者だけでなく、都市計画やまちづくり、デザインの関係者から注目されているように、この「いいおかさんちであそぼ」プロジェクトは教育とまちづくりの方々など、多様な方々で運営されていると感じました。
※今日、訪問した飯岡さん宅についての考えが説明されています。
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2014年09月27日

『学習する学校』読書会を開催しています

毎月、『学習する学校―子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する』読書会を開催しています。『学習する学校』とは、その副題の通り「子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する」ための指針であり、ワークブックです。原題は"Schools That Learn"
教育論議は、それぞれの立場や前提がそろわないまま、意見が平行線になっていることが多いと感じます。同じテキストを読み、その内容にそって話し合うことは有意義だと思い、読書会を企画しました。 

「シンガポールの『考える学校・学習する国家(TSLN)』教育改革は、本書の基本理念のもと、2万人以上の教育者を巻き込んだ国家規模の改革となった。生徒を受動的な大人にする試験と反復中心の従来の学校教育から、近い将来、人々に今以上に強く求められる批判的思考力や創造性、アクティブで主体的な学習を育む学校への転換を国家規模で実現した。」(本書 訳者まえがき より)
「教育は変わらない」と嘆いているばかりでなく、小さくても行動を起こしていくことが必要だと思います。そのために『学習する学校』は最適なテキストです。
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『学習する組織―システム思考で未来を創造する』の著者で、経営思想家のピーター・センゲによって書かれました。「5つのディスプリン」や「システム理論」にもとづいて、今日の教育システムを取り巻く諸課題を踏まえ、教室、学校、地域コミュニティにおける教育改革の指針を提示しています。
訳者は、オランダ在住の教育研究家のリヒテルズ直子さん。海外との教育文化の違いも補足され、日本人に理解しやすく訳されています。経営組織論や新自由主義的な教育改革に偏らず、デューイなど教育思想の流れをおさえており、彼女だからこそできた本だと言っても過言ではありません。
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(写真 2014年1月 左から駒井・滋賀県議、嘉田・元知事、リヒテルズ直子さん、山下)

私たちの読書会では、第3部「コミュニティ」について読み込んでいきます。
参加者は、この本の内容を実践されている方が多いです。
PTA活動や高齢者や女性の就労や健康の事業を行っている方。イエナプラン教育を研究しながら、学習支援のNPO活動されている方。インターナショナルスクールを立ち上げた経験があり、今では草の根の教育活動で理想の学校つくりを展開されている方。子どもたちの第三の居場所である民間の学童保育と学習塾の教室長。私も、生涯学習や地域プロジェクトを生み出す「まちなかカレッジ」や教育支援、更生支援、そして市議会議員として市民の方の声を聴き、教育行政に働きかけています。
教育は、学校だけで行われているものではなく、地域・社会全体で考えるべきものです。毎回、参加者の方々の視点から学ばせて頂いています。
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会場は、プチカル柏の葉といって、住宅地の空き家を活用し、地域コミュニティの核となるようなサロンです。高齢者や主婦の就労のきっかけやイキイキと健康に暮らせるための予防医学的な活動が展開されています。
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この本は888ページと非常に分厚く、なかなか手を出せないという声を聞いていました。途中で挫折しまう恐れもあります。読書会に参加することによって、読む後押しになったり、読み続けるための支えにもなります。
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参加者は、日頃、目の前の課題に取り組んでいますが、この読書会は行動を振り返り、体系的に考える機会になっています。そして、他の参加者の読み方と経験は、一人で読んでいるだけでは得られない学びがあります。
※次回は10/23(木)10:30〜プチカル柏の葉の予定です。ご参加ご希望の方、ご連絡ください。
tel: 04-7170-0668 fax: 03-6745-9416 mail: info@y-yamasita.com 
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第3部 コミュニティ 目次
第13章 コミュニティに入る
1学習するコミュニティを培う
第14章 アイデンティティ
1コミュニティのつながりを吟味する
2「表現は抑圧を跳ね除ける最初のステップ」
3話合いを通じてシチズンシップを取り戻す
4国家規模でビジョンを共有する
第15章 つながり
1親から親へ
2オーバー・ザ・ラン住民プログラム
3システム・バスケット・コーチ
4ビジネスと教育のパートナーシップを改善する
第16章 持続可能性
1雨を降らせる人
2パブリック・エンゲージメント
3ビジョンを引き出し、ポジションは抑える
4一つの村を育てるには子どもが一人必要
5共有地の悲劇
6リーダーとしての子どもたち
7あなたの組織は学習しているか
8システム市民


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2014年09月24日

楽しみながら算数を学ぶ教育プログラム

身近な生活から学びを深めていく教育プログラムを企画している。体験し、問いを立て、探求していけるような形を取る。身近な生活から、日本の文化への理解も深められることも考えている。
 そこで、和算に注目し、『塵劫記』を読み直す。
 生活経験から数学を学べる一方で、体系立てられている。商業、土木や測量に必要な実学のほか、趣味、教養、道楽として好まれ、殿様、武士から商人、職人など庶民まで、あらゆる階層の人々が学んでいた。楽しんでいたのだ。世界に誇れる和算の文化が生まれた。
 現代版の『塵劫記』が求められている。
 ※『塵劫記』国立国会図書館の和算資料ライブラリー
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いろんな本を趣味で読んできたが、『算法少女』は、オススメ。少年少女向けの歴史小説の名作です。当時の雰囲気、幅広い階層に定着した和算、その限界など生き生きと描かれている。



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哲学カフェと江戸の私塾がモデル-魁!!!歴史塾(柏まちなかカレッジ)

毎月、柏まちなかカレッジで魁!!!歴史塾を開講しています。
もともと、柏まちなかカレッジでは、1990年代にマルク・ソーテがパリで開始した哲学カフェを参考にして、活動をはじめました。ドイツの哲学者レオナルド・ネルゾンがはじめたネオ・ソクラティック・ダイアローグ(新ソクラテス対話)といった1920年代から続く活動など、専門家ではない市民が、カフェなどの気軽な場で対話し、知を探究していこうという取り組みを研究してきました。
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そんな中で生まれたのが歴史塾です。これまでの柏まちなかカレッジの活動から、哲学というと敬遠してしまう人が多いとわかっていました。大人になって学びたいという人も一定数いて、私自身が高校で教諭だった経験も活かせる、歴史を中心テーマに据えることにました。
江戸期の私塾もイメージしています。
歴史といっても、年号や人名といった知識を覚えるものではありません。
今まで学校で習わなかったような歴史の考え方を紹介して、今の生き方を考えるきっかけになるような話し合いの場を作ります。月一回くらいのペースで、現代社会や人生のヒントを見つけられるようなテーマで続けています。歴史カフェスタイルという話合いの場を提案しています。
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前半に、案内人から、その回のテーマについて話を聴きます。知識を得るわけです。
後半に、参加者で質問や意見が交わされます(実際には、前半から質問や関連話が、参加者からドンドン出てきていますが)。
重要なことは、参加することと「問い」を立てることです。参加者が持っているこれまでの知識や考え、経験、これまでの歴史塾の内容などと結びつけられていきます。そのテーマに詳しい案内人も、参加者たちから質問や意見を受けて、考えを深められます。この魁!!!歴史塾は、いわゆる探究の共同体なのです。
「問い」を立てるといっても難しいものではありません。具体的には、 舛呂匹ΔいΠ嫐?(定義)、△覆次(理由)、6饌領磴?(根拠)、に榲なの?(真偽)、イ匹Δ靴討修考えるのか?(前提となる考え)、Δ匹ΔいΨ誅世鬚發箸瓩襪里?(目的)などを質問していきます。
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これまでのテーマ。
1.歴史学の歴史
2.自分史について-歴史叙述(歴史が、どう書かれているかを考える)
3.日本文化史-10の大切なポイント
4.日本宗教史-生活と宗教
5.身体、武道、宗教、政治
6. 徳川綱吉と水戸光圀‐歴史のイメージ形成
7. 寺子屋と江戸の教育事情
8.一揆-これからの民主主義
9.「災害と復興」について(案内人:野田市郷土博物館学芸員の田尻美和子さん)
10.江戸時代の働き方
11.吉原-江戸の文化
12.婆娑羅(バサラ)
13.千利休と新しい価値の創造
14.キリシタン-高山右近と領国統治
15.「平家の落人伝説」について。
16.江戸の出版文化
17.江戸の学問•儒学の流れ
18.朱子学 憤篤眇諭ξ正大学専任講師田中有紀さん)
19.「暦」について
20.「忠臣蔵と儒学-赤穂浪士の処罰」をめぐって
21. 朱子学◆憤篤眇諭ξ正大学専任講師田中有紀さん)
22.「黒田官兵衛」について
23.「下総鮮魚街道」について(案内人・山中直子さん)
24.「利根川水運」の歴史
25.醸造と資本主義 昭鯊い蠅領鮖
26.醸造と資本主義◆松潴の歴史
27.三菱の歴史 憤篤眇諭神田須田教育開発株式会社代表取締役の犬塚岳史さん)
28.三菱の歴史◆憤篤眇諭Ωつ由抻砲気鵝
29. カクレキリシタン
30. 犬と忠臣蔵(案内人・仁科邦男さん)
31.阿部さんが語る東北の歴史(案内人:阿部さん)
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場所:YOL Cafe Frosch
参加費:500円
定員:約10名
案内人:山下洋輔ほか 
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2014年09月23日

プログラミング学習-教育環境の充実に向けて

Coder Dojo Kashiwaに関わり、プログラミング学習への手ごたえを感じ始めています。
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高校生が主催するCoder Dojo柏
Coder Dojo Kashiwa一周年
ゲーム中毒だった男子がプログラミングを学び、「ゲームに時間を使うのがもったいない。自分で面白いゲームを作ってみたい」と話していました。作り手の立場となり、主体的に考えられるようになったのです。プログラミング教育で印象に残っている話です。
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「【CEDEC 2014】注目される子供のプログラミング学習、その現状と課題とは?」という記事が興味深かったので、ご紹介いたします。

この記事でも指摘されているように、私自身も、評価、教える人材、環境整備に課題ととらえ、評価制度の確立や教える人材の育成に取り組んでいます。同時に、民間団体・企業と協働して、教育委員会や地域の学校にも働きかけ、教育環境の充実を提案しています。

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【CEDEC 2014】注目される子供のプログラミング学習、その現状と課題とは?
インサイド 9月9日(火)10時57分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140909-00000004-isd-game

CEDEC 2014の初日、NPO法人CANVAS理事長で、デジタルえほん作家の石戸奈々子氏は「子どもたちのプログラミング学習の現状」と題したセッションを行いました。
2002年頃から国内外問わず、子どものプログラミング学習が盛んになっています。当時から子どもたちのプログラミングプログラミング学習の推進や、教育の情報化に取り組んできた石戸氏は、特にプログラミング分野への注目度の高まりに驚いているといいます。
昨年10月にグーグルのエリック・シュミット会長が来日した際、記者会見を行い、一年間で2万5000人の子どもたちにプログラミング学習を説けるということを発表したところ、石戸氏の元にもメディアや学校関係者からの問い合わせが激増したそうです。

プログラミング教育が盛り上がり始めたことには以下のようなことが背景にあります。
1. 子どもたちのタブレットなどのデバイスの日常使いの広がり
2. 学校現場でのデバイスの活用の広がり
3. 中学の技術・家庭の授業でのプログラミングの必修化
4. 成長戦略や世界最先端IT国家創造宣言へのIT教育の推進やIT人材を育成していく環境の整備・提供に取り組むことの明記
イギリスやエストニア、ニュージーランド、韓国、イスラエルなど、初等教育からプログラミングを必修とする国が続々と増えています。フィンランドも2016年にはプログラミングを初等教育の必修にすると宣言しています。
また、学校教育だけではなく、社会教育の場でもプログラミング学習は確実に広まっています。アイルランドで始まった子どもたちにプログラミングを教えるムーブメント「CoderDojo」は現在世界41カ国に広まっており、日本でもいくつかの事例があります。
アメリカの非営利団体Code.orgもプログラミング推進をしており、活動にはビル・ゲイツも賛同の声を送っています。2013年に開催されたComputer Science Education Weekでのオバマ大統領の「ゲームを買ったりアプリをダウンロードするだけでなく、自分でつくって遊んでほしい」という演説も話題になりました。
ニューヨークやシカゴなどいくつかの都市も初等教育でのプログラミングの必修化に向けて進んでいるところです。日本にもその流れはきていますが、ICTを教育に取り込むことは、日本ではなかなか進みづらいようです。

■子どもたちが自ら新しいものを作り発信する力を育てる、NPO「CANVAS」の取り組み
石戸氏が設立したNPO法人「CANVAS」は子どもたちが映画やアニメなどのデジタルコンテンツを自らつくる学びの環境をつくっていくことを目的としています。これまでに2000回のワークショップを開催し、30万人の子どもたちが参加しています。
これからの情報化社会を生きていく子どもたちに必要な力は、自ら新しいものを作り出す力であり、そしてそれを表現し発信する力であると石戸氏は語ります。
東京大学で行った、アニメや映画などのデジタルコンテンツを子どもたちだけでつくるサマーキャンプでは、すべての制作工程を子どもたちだけで行ってひとつのコンテンツを完成させました。
NTTドコモと協力して開催したワークショップでは、東京とパリの子どもたちを携帯電話でつないで写真を送りあい、交換した写真と文章から新しい物語をつくるというインタラクティブに国際交流ができる取り組みを行いました。
例えば、日本の子どもが起承転結をつけた4枚の写真をパリの子どもたちに送信し、その写真にパリの子どもたちが別のストーリーをつけて返信するというものです。
感覚的にストーリーをつくるパリの子どもに対して、日本の子どもは4コマでオチをつけようとするなど、国によって考え方の違いがあって面白いワークショップとなりました。
子どもたちの新しい学びの場として開催してきたワークショップ。はじめは学校や行政との関わりが多かったですが、最近は企業と協力してのワークショップの開催も増え、ビジネスとなりつつあります。

■スマート教育への転換、2020年には1人1台の情報端末を持たせる策も
子どもたちが休憩時間にiPadを使うようになったり、紙の本を拡大しようとピンチインする動作をしたりと、子どもたちの様子が変わってきたのは2010年あたりからだと言います。
考えてみれば2010年は「電子書籍元年」や「デジタルサイネージ元年」と呼ばれデジタルコンテンツ界が大きく盛り上げっていた年だったと言えます。
親たちも、古くなったデバイスを子ども用の遊び道具に使いまわしたりすることが多くなり、子どもへのデバイスの普及が急速に高まったことが、プログラミング教育が普及した理由のひとつではないでしょうか。今年の東京おもちゃショーでは、子ども向けのタブレットの展示も数多くされており、今後は人生はじめのタブレットをどこがとるのか、という競争が本格化していくことが予想されます。
0〜5才の子どもを持つ親519名に調査したところ、84.6%の親が子育てにインターネットが必要と回答したそうです。
iPadで読み聞かせを行うデジタル絵本や、子守唄をYouTubeを使って聞かせたりなど、子育てにとって、デジタルコンテンツはいまやかかせないものになってきているのです。
現代の親世代は、高校生の頃にiモードを持っていました。デジタルの恩恵を受けつつ育った世代のため、自分の子どもに持たせることにも抵抗がないのでしょう。
150年前の医者に現代で手術をやれと言ってもできないが、150年前の教師に現代で授業をやれと言ったらできてしまう―。そう言われるほどに教育は150年間、変化がない分野でした。そのため、あらゆる面で発展が遅れています。デジタルコンテンツは教育に大きな変化をもたらし、教育問題解決のひとつの糸口になるのではないでしょうか。
2020年までに子どもたちに1人1台の情報端末を持たせようとする策もあります。ウルグアイの子どもたちが2009年に訪れた際には全員100ドルパソコンを持っていました。韓国でも小学校の授業にタブレットを導入したりする施策が始まっています。
日本はまだまだ導入が遅れており、タブレット端末の導入は全国で20校の仮導入にとどまっています。2015年くらいまでに全国導入できないかという話もありますが、道のりは長いです。

■デジタル教育のメリットと身につく力
デジタル教育のメリットは大きく3つ挙げられます。
1. たのしい・創造
紙上では理解できなかったものを映像などでわかりやすく表現することができます。
2. つながる・共有
先生や児童、地域と児童などで教え合うことができます。
授業で手を上げなくても意見を持ってる子の意見を聞くこともできます。
3.便利・効率
それぞれのレベルにあった進度で授業を進めることができます。
採点もデジタル上で自動でできるので、先生の負担を減らすこともできます。
被災地・宮城で行った「プログラミングワークショップみやぎ」では、現地の先生から「こんなに自発的に学んでいる子どもたちを見たことがない」という感想もありました。自発的に学び、問題を解決する力をつけるのに、プログラミングは良質な教育コンテンツと言えるでしょう。

他にもプログラミング教育によって身につく力には以下のような力があります。
1. 自らの知識を構築していく力…応用力や総合力
2. 論理的思考力…過不足なくコンピュータに支持する能力
3. 新しい表現手法
4. 他者と協働する力

課題としては以下の3つがあげられます。
1. 評価
総合的な力を見るので、明確な評価基準がなく難しいです。
2. 教える人材
学校の先生にプログラミングを教えられる人が少なく、全体的に指導者が不足しています。
3. 環境整備
学校がデジタル化することに好意的でない人もおり、整備が滞ってしまいがちです。

ウェブサイトインターネットとできることでは、日本や海外の子どもたちが踏み出した新しい世界への一歩を紹介しています。日常のあらゆるものがコンピュータに制御されている現代社会で、プログラミングは普遍的な素養として必要なものです。
これからの時代の基礎教養として、プログラミング教育はさらに普及していくことでしょう。
【最終更新:9月9日(火)18時42分インサイド


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2014年09月09日

Freiburg(フライブルク・ドイツ)のOkostation(環境教育センター)

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2014年4月、Freiburg(フライブルク・ドイツ)のOkostation(環境教育センター・エコステーション)を視察。
フリュッキガゼー湖を中心にしたゼーパーク公園内に、Okostation(環境教育センター・エコステーション)はあります。低エネルギーの建築物であるエコロジカルモデルハウス、オーガニックガーデンとハーブガーデンの半自然庭園エリアが施設です。
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※ホームページとパンフレット内容を中心にご紹介いたします。
Okostation環境教育センターエコステーション)は、環境教育のイベント、セミナーやワークショップを行っています。有能なパートナーと連携し、環境教育や持続可能な開発のための革新的かつ魅力的なプロジェクトも開発しています。生涯学習センターとしては自然と実地で環境について学ぶために多くの機会を提供しています。
Okostationは、ガーデニング、ローカルアジェンダ21、環境教育、太陽エネルギー、持続可能な開発のための教育などの特別なトピックにも取り組んでいます。クラスやセミナーの参加者、生徒や幼稚園の子供達、遠足、施設案内、環境問題をテーマにした劇、日曜開放日などの訪問者は年間約12,000人を超えます。また年間約400の催し物がエコステーションのスタッフによって行われています。
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(左)オーガニックガーデン       (右)Okostation内部
―伉ス嶌臓研修
約250の学校のクラスや幼稚園グループに、毎年、「緑の教室」を提供しています。森、庭や池で、 児童・生徒は、生態系を探索し、発見していきます。子どもたちは自然を体験し、生態系を学びます。必要な日数、目的のトピックを選び、オンラインで申込みができます。児童・生徒だけでなく、教員や教育関係者のために、研修やアドバイスも行っています。

▲侫薀ぅ屮襯世界の子供2014
「すべての児童は、権利を持っています」
これは、子どもの権利に関する国連児童条約25周年の取り組みです。子どもは、生存、個人的な開発、搾取と暴力からの保護、および参加する権利を持っています。これは、1989年の国連子どもの権利条約に定められています。子どもの権利は、発展途上国でだけでなく、ドイツなどの先進国でも、世界のほぼすべての国に適用します。
Okostationで、子どもたちは、オーガニック庭園から持続可能な世界を学びます。子どもたちは、小さな自然科学者です。世界の他の地域の子どもたちと自然について学びます。この日、Okostationでは「ワン・ワールド・カフェ」をオープンし、フェアトレードのコーヒー、紅茶、ジュース飲料があります。

ネットワークミーティング学習で「未来のためのサステナビリティ学習プログラム」を作成。
ネットワークミーティングは、私たちは将来のために、幼稚園、学校と協働で、成人教育のプログラムを開発する団体・機関です。 フライブルク市はプログラムの協働開発をサポートしています 。生物学者、経済学者たちから、多くのアイデアが出され、社会的、文化的で、持続可能な開発のための教育プログラムが提案されています。 
 
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環境教育の分野におけるOkostationの可能性を示します。プロジェクトの期間は異なるものであり、平均2年。
◆市民プロジェクト・フリュキガー湖 
プロジェクト目標:動植物の生態系フリュキガー湖の保全
ターゲットグループ:一般住民、学校のグループ、家族、関係するステークホルダー
プロジェクトの期間:2000年10月15日 - 2002年6月30日※プロジェクトは、2003年から今日までフライブルクのローカルアジェンダ21のワーキンググループとして継続されている。
資金援助:環境と交通BW省; フライブルク、環境保護庁の市; 環境保護のための国家研究所 ※詳細 www.flueckigersee.de
◆ローカルアジェンダ21のプロジェクト
2000年10月15日には、「市民と学生プロジェクト・フリュキガー湖」がOkostationに設立されました。フライブルクのローカルアジェンダ21の一部として携わって以来、ダイビングクラブ、釣りクラブ、官公庁、自然保護団体や動物の権利活動家、住民や興味を持つ市民の代表が参加。
◆湖の復元
2002年には、フリュキガー湖の環境キー数値を専門家と協力して収集。汚染されている現状が明らかになった。結果や改善勧告は印刷物として2004年後半に発表された。
◆フライブルク大学との連携
2002-03市民フォーラムには、フライブルク大学の学生ワーキンググループが参加。自然地理学研究所のローカルアジェンダ21に、大学と市民プロジェクトが協働し、多様な洞察が生まれた。
◆市民フォーラム・フリュキガー湖
市民フォーラム・フリュキガー湖は、フライブルク市の生態局と協働で、Okostationで会議が定期的に開催されている。 www.flueckigersee.de。
◆学校のためのプロジェクト日
フリュキガー湖で、学校の授業水鳥の他にも、例えば、水試料を採取し、水質測定のために分析され、観察された。
 ◆「何をよくし、他の人にそれを教えることができることができますか?」
知識や経験の共有のワークショップを一緒にし、リラックスした雰囲気の中で互いから学ぶことができます。すべての参加者は、いくつかのワークショップのラウンドで交互に教師と学習者に入れ替わります。全体的なプログラムは、すべての参加者に学習機会がもたらされ、希望が生まれます。
家を建てる、自転車の修理、アコーディオン、野生ミツバチの製本、シード爆弾による農産物の織りバスケットなどがあります。 ※ http://www.oekostation.de/de/programm/veranstaltungen_.htm#a687 
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セ餠眥潅について
省庁、財団、自治体や協力パートナーから資金調達するなど、利害関係者が​​多数参加する機会を提供している。自然保護財団基金やバーデン・ヴュルテンベルク州は、長年のサポーターである。

β寮
Okostationは、Ute Untereggerとラルフハフナゲル(Ralf Hufnagel )が中心となって運営ている。
Ute Unteregger:持続可能な開発のための教育、自然や環境教育を担当し、有機庭、健康的な食事など、
ラルフハフナゲル:プログラムの計画、資金動員、BNE、連想ネットワーク、独仏のプロジェクト、広報、プロジェクト管理など
毎日、Okostationでは、広い範囲で、要望や相談を受ける。一つひとつ協議が必要であるが、Okostationには少ないスタッフで対応している。専門家と連携し、助言を提供しています。また、権限のある行政当局に要求を伝えている。

Okostationの歴史について
庭園博覧会のために1986年に建設されたBUND(ドイツ環境自然保護連盟)南オーバーライン地方支部の環境教育センターです。また、1970年代に近郊のヴィール・アム・カイザーシュトゥール(Wyhl am Kaiserstuhl)の原子力発電所の計画に対して、住民や学生が大規模な反対運動を行い、その結果、バーデン=ヴュルテンベルク州政府は原子炉建設計画を放棄しました。フライブルクは、環境運動の盛んな地域特性があります。
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公園の入り口。庭園博覧会の時のパビリオン。日本庭園も残っています。

低エネルギーハウス
低エネルギー住宅の心臓部は、黒い森の冬の森の中央のドームです。
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◆ナバホインディアンのデザイン。キャンプファイヤーの煙の伝統的なナバホの建物。生物学的な建築材料の使用しています。コンクリートではなく、粘土と天然砂岩の壁。入り口で訪問者を包み込む、丸ログの印象的な配列のユニークな部屋の雰囲気。密閉されていない、空気や水分と熱が循環し、呼吸可能な泥の壁。
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◆冬の庭は、水の蒸発により湿度およびフィルタ汚染を改善。家のエネルギーバランスのために、南向きに窓。昼間の太陽で温めた熱は土壁に蓄熱。夕べは、室内空気に放熱される。これは、太陽エネルギーのパッシブ利用と呼ばれています。
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◆自然な建材としてのクレイ
Okostationの快適で健康的な室内環境は、自然建材粘土が主な原因である。クレイ、冷たいミレニアム伝統建築材料は、湿度を調節し、熱リザーバとして機能します。
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ボイラーを凝縮したお湯セントラルヒーティングは、熱需要にソーラーコレクタ方式との組み合わせでカバー。壁のジェットヒーターを経由して放熱性と流通。ここでは、温水は、蛇行形で内壁に埋設された銅コイルを通過する。
◆太陽光発電
生成された電気は、地域の電力グリッドに供給され、それに応じて報酬をすることができた。
緑の屋根
緑の屋根は、都市部での微気候を改善。雨水は、収集され、外部のタンクに貯蔵されている。冬の庭の灌漑にもなっています。
◆無垢材のキッチン
すべての木材表面は油を塗ったとワックスされている。エネルギー・水効率の良い家電製品は、現代の技術と天然素材が魅力的に共生している。洗濯機、食器洗浄用の水は、洗濯機が雨水で動作させることができ、太陽予熱される。
◆暖炉
冬に暖かさを提供しています。火の暖かさは、耐火レンガやタイルオーブン、このタイプに格納された後、部屋にゆっくりと放出される。特殊な燃焼技術は、最小限の排出量が木の最適な燃焼を可能にします。炉はパンを焼くために使用されます。
◆リサイクル材料
老朽化した家屋にあったインテリア窓や中央のドームのドア、時計を活用。木とガラスの印象的なギャラリーとなっています。断熱材は古紙フレーク(Isoflock)。
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オーガニック・ガーデン
面積2500平方メートル。Okostationのオーガニック庭園は、ハーブガーデン、コテージガーデン、混合培養ベッド、芝生、堆肥化施設、各種小型生息地、バタフライガーデンがあり、小さな池と温室の小屋庭。ベンチはあなたがリラックスして休息できます。子どもたちは、柳の家や池でカエルやトンボを見ることができます
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薬用ハーブガーデン
 
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中世の修道院の庭園のモデルに作成されています。根治薬やお茶として知られるボックス、ラベンダー、タイムやセージで縁取りされ、対称に配置され、130以上の植物が長年にわたって収集されています。その作用に関するツアーで、確認することができます。Okostationのオーガニック庭園は、遠く国境を越えて知られている。

オーガニックの果物や野菜畑
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箱の中が畑です。十分に小さい領域であっても、サラダ、野菜やハーブを栽培する方法を学ぶことができます。腰を痛めないよう、底上げされています。果物と野菜の庭にも堆肥場があり、堆肥相談が行われています。
下の写真は、コンポストとなっています。
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庭の保全
小さなビオトープ。野生のハチのための巣箱が配置されます。いくつかの多年生ベッド、ドライ石のビオトープ、ハーブスパイラルと野草の草原は、蝶の庭のいくつかの要素であり、蛾や毛虫生息地を提供しています。自然に優しい庭の設計のアドバイスをしています。
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コテージガーデン
伝統的なコテージガーデンの範囲は、本で囲まれ、古い多年生品種の生息地を提供しています。
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上の写真の小屋の反対側は、窓ガラス。屋根は太陽光パネルです。

OkostationのTVレポート

Okostationフライブルク
Falkenbergerstr。B 21 、D-79110フライブルク
電話:0761 892333 ファックス:0761 807520
メール:info@oekostation.de

営業時間:
午前9時〜午後5時
金曜日火曜日- 17:00クロック
(昼休み午後1時から-2時)
日曜、祝日プログラムに従ってオープン
詳しくは、HPで最新情報をご確認下さい。
http://www.oekostation.de/#


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2014年09月04日

民主的姿勢を身につけるこども哲学対話

子どもたちの第三の居場所である民間学童保育のネクスファで、毎月ストーリーテリングのプログラムを提供しています。/佑力辰鯆阿、⊃輿阿嚢佑┐鮓世Α↓自分の経験を組み立てる、は斥的に説明する、ヌ閏臈姿勢を身につける、といったことを練習しています。
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今日は、民主的な姿勢を身につけてもらいたいという思いから、「ルール」について対話しました。
まず、みんなの知っているルールについてあげてもらいました。交通関係が多かったです。ルールとは、安全や子どもたちを守るためのものという意見も出ました。
そこで、なぜルールや法律があるのか?映画館でおしゃべりしてはいけないことについて話が盛り上がりました。小さい声だったら話してはいけないという意見とおしゃべり禁止という意見。それぞれの考えを提示してもらいました。
ネクスファの中で決められたルールについても振り返りました。たとえば、氷は五つまでしか食べてはいけないというルール。子どもたちの健康への配慮と、みんなに氷が行き渡るようにという考えから決められたものだということがわかります。
そしてiPad使用のルールについて。実は、今日の真の本題でした。先々月に、このストーリーテリングのプログラム内で話し合って決めたルールでしたが、最近は守られなかったり、うまく運用されていないと聴いていたのです。みんなにルールを意識してもらうとともに、あらためて、修正すべき点やどうしたらうまく運用されるかについて意見を出してもらいました。1人15分のルールは時間を延長。アラームを設定するというアイデア。ちゃんと守るという覚悟。そんな意見が出ました。
1人あたりの時間を延長すれば、1日に使える人の人数が減ります。iPadを使う側だけでなく、待っている側に立って考えることも必要となってきます。ルールだけでなく、どうしたら守られるかについても考えなければなりません。
学校も、学年も違う、いろんな考えの人が集まって放課後を過ごしています。できるだけ多くの人が納得するような形を、みんなで作り上げてもらいたいと考えています。
社会契約説を学ぶというと難しくなりますが、身近なテーマで話した経験は、大人になっても生きてきます。教育哲学者のデューイの代表作のタイトルは『民主主義と教育』です。このストーリーテリングのプログラムも、デューイの考えを受けて、実践しています。


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2014年08月18日

『世界の果ての通学路』のバリアフリー上映会

【映画の内容】

「教育とは未来を切り拓くパスポートである」、そんな教育の力を再確認させられる映画に出会った。地球上の異なる4つの地域で、数10キロの危険な道のりを通学し、学校で学ぼうとする子どもたちの姿を追ったドキュメンタリー映画である。

ケニアの15キロメートルのサバンナを命がけで駆け抜けるジャクソン。360度見渡す限り誰もいないパタゴニア平原を、妹と一緒に馬に乗って通学するカルロス。モロッコの険しいアトラス山脈を越え、友だち3人と寄宿舎を目指すザヒラ。幼い弟たちに車椅子を押されながら、舗装されていない道を学校に向かうインドのサミュエル。この4人に密着。

「なぜ、毎朝命がけで、学校に通うのだろうか?」子どもたちの学習に対する意欲の高さや、そんな子どもたちを支える家族の愛情を映し出していく。

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【バリアフリー上映会】

「バリアフリー上映会」とは、映画を鑑賞する上で様々な困難をかかえた人たちと、共に映画を楽しむことができるよう環境を整える上映会のことである。最も映画鑑賞が困難とされる目の不自由な方々も、音声ガイドナレーション(副音声)で、セリフの合間に場面の視覚的情報を聴き、映像を想像しながら楽しむことができる。

副音声は、FMラジオを使って聴くので、他のお客さんは通常通り。無声映画の活動弁士がスクリーンの脇に立ち、情景や人物の解説などの音声ガイドを演じられることもある。

このバリアフリーでの映画観賞は視覚障害者だけではなく、高齢化が進む社会において、視力や聴力が衰えていく方にとっても、新たな観賞の方法として様々な方に広く伝えていきたいと活動中である。白杖を携えて柏にこられる方々、それを支えていただくボランティアの方々、健常者と障害者が一緒になり、同じ空間で笑ったり、泣いたりして映画を楽しめるよう、広めていきたいと活動されている。 

【教育課題と本作品】

この作品の舞台は、教育環境が整っていない発展途上国である。4人の子どもを通して、女子教育の問題、身体的な障がい、貧困といったテーマも描かれている。これらのテーマは、発展途上国のみならず日本でも課題となっている。親の教育格差や障がいにより貧困が連鎖しているという実態がある。

課題が山積みの中、このバリアフリー上映会は、希望の灯である。視覚障がいを持った方々が、自分たちの手で映画を鑑賞する機会を作っていく。この映画の子どもたちが、困難を乗り越えていく姿と重なる。

この映画が製作されたフランスでは、学校週4日制から週4日半制に移行する学校制度改革で、学校現場が混乱し、論争が巻き起こっていた。親は迎えに行くのが難しい、学校・行政は課外活動の充実を求められても予算がないと改革を反対する。通勤日数が増えてしまうと不満をもらす教員まで出てくる。そんな時期に、この映画はヒットした。自分の将来のために、長く危険な道を通い、勉強に励む子どもたちの姿に、忘れていた大切なものに気づかされたのではないだろうか。

フランスの子どもたちにも、強い影響を与えた。フランスでは、親かベビーシッターが、手をつないで学校の送り迎えをする。この映画を観て、「もう手をつながずに歩きたい」という子どもがいたそうだ。

【危険にさらされている通学路】

『世界の果ての通学路』に出てくる国では、通学中、武装ギャングに誘拐されたり、年に45人が象に襲われたりする危険にさらされている。

日本でも、京都府亀山市、千葉県館山市、愛知県岡崎市などで、通学中の児童を巻き込む痛ましい事故が起こっている。

柏市内では、自動車の交通量が多く、歩道も車道も狭く、ガードレールのない通学路がある。伸びた草木枝や落葉・ごみでふさがれ、児童が車のすぐ脇を歩かなければならない歩道もある。中には、見通しの悪いカーブや制限速度が守られずに子どもたちのすぐ脇をトラックが通り過ぎていくような通学路がある。抜け道として利用され、朝の通学時間帯に自動車が飛ばして走っている通学路がある。

保護者、教員が、通学路に立ち、安全指導が行われてはいる。その負担もさることながら、いつ事故が起きるかもしれないという不安は大きなものである。大切な子どもの安全な通学路の確保は、最優先の課題であると考える。

通学路は、学校や家庭では学ぶことができない、子どもの社会性を成長させる貴重な場でもある。家と学校の移動だけではなく、家と地域、地域と学校とを結ぶ活動の場でもある。子どもが成長できる通学路を整えていくことも大人の役割だと思う。



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2014年05月16日

Coder Dojo Kashiwa 一周年おめでとうございます!

Coder Dojo Kashiwa が一周年を迎え、その記念のイベントに参加しました。
Coder Dojoとは、プログラミングを学ぶオープンな場です。Coder Dojo Kashiwaでは、高校生が運営し、小中学生に教えています。
以前、ご紹介した記事です。 高校生が主催するCoder Dojo柏
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子どもたち、親、メンター、地域の人たちなど、関係する様々な立場からお話をして頂きました。
小学生の道場生たちが、教える楽しさを知り、将来、メンター(Coder Dojoの先生)になりたいと話しているのが印象的でした。先輩から教わり、後輩に伝えていくのは、生態系のシステムと似ていると話した鳥好きの小学生もいて、私も勉強になりました。
「ゲームをやりまくって飽きてしまい、自分で作ってみたいと思うようになった」、「パソコンは好きではないが、デザインは楽しい」、「自分を発信していきたい」、など様々な意見を聴くことが出来ました。
小学生が考える学びの姿を聴くことができたのは、私にとって貴重な機会でした。
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道場生の親御さんが、携帯電話など通信機器の発達や子どもたちを取り巻く環境の変化への不安があるという声や、親が教えるのは難しいことでも高校生の先輩が教えてくれることは聞くので助かるとのことでした。
運営陣の高校生が、回を重ねるごとに成長しているという、親御さんの声も嬉しかったです。
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最後に、代表の宮島君から、今後の目標の発表もありました。
これからが、ますます楽しみなCoder Dojo Kashiwaです。 
【CoderDojoについて】 
CoderDojoとは、世界各地で開催されている、こどもたちのためのプログラミング教室です。
運営やメンター(先生)はすべてボランティアで行われています。
2011年にアイルランドから発祥したムーブメントで、現在は100ヶ所以上のCoderDojoが世界各地で開催されています。2012年6月には、アジア初のCoderDojo Tokyo が開催されました。
CoderDojo柏を主催しているのは現役高校生で、これは世界各地のDojoを見渡しても類がないでしょう。
プログラミングを職業としているプロの大人が、メンター(先生)として、皆様に丁寧な指導を行っています。


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2014年05月08日

東京大学フューチャーセンターを視察

柏の葉にできた東京大学フューチャーセンターを視察しました。
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東大柏キャンパスをフィールドとして、産学官・市民が連携して新しい社会モデルを創りだしていく場です。東大と民間企業との共同研究・開発を推進するためのオフィスや会議室、ホールが備えられています。マサチューセッツ工科大の(MIT)のデスクも置かれていました。
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私たちが直面する高齢化や環境問題などの社会課題に対し、組織・立場・学問領域を越えて協働する必要があります。柏の葉の東京大学フューチャーセンターでは、柏市をはじめとする公民連携の社会実験から社会課題の解決モデルを生み出していこうとされています。
※東大フューチャーセンター等の整理
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※電車好きの人にはたまらない話ですが、つくばエキスプレスを見るのに最高の場所でもあります。


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2014年02月27日

高校生が主催するCoder Dojo柏

2月16日(日)、TKPシアターのスクリーンを使って、小・中学生向けのプログラミングワークショップが開かれました。主催者は、なんと高校生!
アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)で開発された教育用プログラミングツールである「Scratch」を使い、自分だけのオリジナルゲームを作ります。そこで作られた作品が、映画館のスクリーンで上映されるわけです。
午前中、小学生がここで作った作品をTKPシアターで発表します。
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TKPシアターで、小中学生が午前中に作った作品を発表しています。映画館のスクリーンに、自分の作品が映し出されるのは、すごく嬉しいことですね。高校生の宮島くんが、司会と一人ひとりの作品にコメントしています。
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主催者の高校生である宮島君や加藤君は、 2013年の5月からCoder Dojo柏とういアイルランド発祥の小中学生向けプログラミング道場を開き、プログラミングを小学生に教えてきました。
単にプログラミングを教えると言うよりは、それを通して、例えば創造力、表現、論理的な考え方の学習、科学的思考法の獲得などを目的としています。
これからの社会で必要だけれど、今の学校では充分とは言えない分野です。
こういった学びの場を作っていこうという高校生たちの動きも頼もしく、応援してくれる大人と一緒に活動するとで、主催者の高校生も大きな学びを得ています。
これからが楽しみな活動です。
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写真は、イトナブ石巻と交流しているところです。
CoderDojoについて】 
http://coderdojokashiwa.wix.com/kashiwa#!collection/c1p9k より
CoderDojoとは、世界各地で開催されている、こどもたちのためのプログラミング教室です。
運営やメンター(先生)はすべてボランティアで行われています。
2011年にアイルランドから発祥したムーブメントで、現在は100ヶ所以上のCoderDojoが世界各地で開催されています。
2012年6月には、アジア初のCoderDojo Tokyo が開催されました。
CoderDojo柏を主催しているのは現役高校生で、これは世界各地のDojoを見渡しても類がないでしょう。
プログラミングを職業としているプロの大人が、メンター(先生)として、皆様に丁寧な指導を行っています。
日本国内のCoderDojoは現在14ヶ所あります。


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2014年02月21日

デザイン思考を学ぶ場

デザイン思考Design Thinking)とは、自分たちが抱える問題や社会課題、ニーズを見つけ出して解決することにより、創造的な製品やサービスを生み出していくような思考プロセスです。
経験、感性、異領域の出会い・協業を重視する考え方です。
日本語で用いられているデザイナーやデザイン会社の「デザイン」という意味だけではなく、幅広い意味を持っています。

大ざっぱに言うと、以下のようなプロセスです。
1. 問題を見極める
2. 出来るだけ多くの解決策を考えてみる
3. その中から、いくつかのアイディアを選び、改善していく
4. 最終的なアイディアに絞り込む
5. 視覚的なデザインやプロトタイプを作成
6. 実行する

デザイン思考では、解決方法を考えるのではなく、問題の本質やそもそもの目的を考え抜きます。
「なぜ?」を繰り返し、常識の枠を取り払っていきます。
デザイン思考は、座学より、実際のプロジェクトに参加して学んでいくほうが適しています。
経験による学びを提唱した教育学者デューイの流れをくむ、キルパトリックのプロジェクトメソッドのような学び方です。
専門分野や学問領域など、垣根を越えた協働・コラボレーションを促していきます。

スタンフォード大学d.スクール(ハッソー・プラットナー・インスティテュート・オブ・デザイン)が、デザイン思考を学ぶ場として有名です。学部を越えてチームを組み、企業やNPOと組み、課題解決のプロジェクトを通して学んでいきます。授業内で開発や製品化が行われ、多くの企業がd.スクールに課題を持ち込んでくるそうです。
学ぶ空間も創造性に影響を与えるという考えから、工夫された学びの空間です。
その工夫については、『make space』という本で紹介されています。
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私たちは、柏まちなかカレッジでデザイン思考の実践に取り組んできました。
一つが、食のフューチャーセンターです。
食のフューチャーセンター柏では、様々な社会課題に対し立場を越え、多様な人たちが集まり、力を合わせて地域・未来に働きかけ、プロジェクトという活動を通して「つながり」ある地域社会をデザインしてきました。
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2つ目が、柏まちなかカレッジで岩見周介さんが塾長をつとめるデザイン未来塾です。
以下、デザイン未来塾の説明です。
「デザイン未来塾では、デザイン思考とバックキャスティングによる未来づくりについて、さまざまなテーマで考えています。未来志向の発想法は、既成概念から離れた自由な発想のトレーニングにもなります。この未来塾では、分析的な手法を扱うことはほとんどありません。
発想を広げたり、絞り込んだりを繰り返しながらカタチにしていく『デザイン思考』と、究極の理想(未来像)をイメージして、そこから現在(いま)を振り返って、未来へつながる道を探る『バックキャスティング』。
主にこの2つの手法を用いながら、未来づくりを展開していきます。」
このデザイン未来塾に、d.スクールのように企業や個人から、課題が持ち込まれ、アイデアが実現し、より良い未来を作っていきたいです。ご相談事がある企業や組織の担当者さん、お待ちしています。
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まちなかカレッジではありませんが、はったりすくーるでもデザイン思考を学べます。
はったりすくーる主催者の藤本太一さんと意気投合し、これから一緒に一講座を企画します。
greenz.jpで紹介されたはったりすくーるの記事です。
自分のビジョンをぶちあげる! “未来”にフォーカスを当てたセルフ・ブランディングの学校「はったりすくーる」

デザイン思考は、単なる方法論ではありません。
姿勢や文化と言った感じにちかいかもしれません。 


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2014年02月11日

村丸ごと生活博物館(水俣市)を視察

2013年1月、水俣市に「村丸ごと生活博物館推進事業」を視察。学びが社会をどのように変えていくのか、生涯学習によるまちづくりの可能性を確かめに行った。まち全体をカレッジと見立てる柏まちなかカレッジとも相通じるものを感じる。近年、まちライブラリーや島まるごと図書館なども注目を集めている。村丸ごと生活博物館は、興味深い実践である。

【説明頂いた内容】 

DSCN0367丸ごと活博物館」(元気村づくり条例に定められている)集落全体を生活の博物館と見立て、水俣市が指定する。そこにこの取り組みの背景には、水俣病がある。住む人々が元気になる、そして地域が元気になるための仕組みである。村丸ごと生活博物館では、そこに住んでいる人々が、地域外の人々を案内する。案内するのは普段の生活であるが、交流(案内)を重ねるごとに、そこに住む人々は自分の持つ力に気付いていく。 http://www.city.minamata.lg.jp/423.html


日本全国から、医学、環境、経済、歴史、社会学、心理学など多様な分野の学者が集まり、公害である水俣病に至る背景についての研究がなされてきた。
単に、チッソが悪いということでは済まされない地域の関係がある。
それらは、水俣学として確立されている。

※水俣学 http://www3.kumagaku.ac.jp/minamata/project/about_project

DSCN0371環境モデル都市水俣市の公用車は電気自動車
村丸ごと生活博物館は、地域の学びを大切にしてきた伝統の上にあると感じた。
これは地域住民が、地域に誇りと愛着を持つことにつながる。
今では、水俣市は環境モデル都市として打ち出している。

沿岸地域から離れた山間地域の課題もある。

山間部には、鉄道がと通っておらず、村落が衰退していた。
この取組によって、村落に観光客が訪れ、住民が地域の良さに気付くきっかけとなった。
住民自身で、地域を美しくみせようとする動きが生まれた。
実際に、現金収入も生まれ、山間地域の住民の満足度が高まっている。

【得られたこと】

これからの修学旅行は、海外を知ることを目的にするのではなく、ショートステイなどで地域の文化を体験し、つながりを作ることに移行していくだろうと実感した。テロなどのリスク、為替変動、原油価格に左右される海外でなくても、日本の山村漁村農村の生活体験の方が、かえって貴重な勉強になるとも考えられる。

電気を使わないで生きていく体験など、「生きる力」を育む上でも有効である。

都市と農村山村漁村、あるいは農村山村漁村間での交流など、普段からの地域間の連携は、大切だ。災害時にも、大きな意味を持つ。物資輸送など緊急支援は、行政や大企業などが担ても、精神的な支援や細やかな手伝いなど、継続的な支援では、複合的な地域間の連携が大切になってくるはずだ。

世間の関心が薄れてしまいそうな時こそ、日常の交流がモノを言ってくるのではないだろうか。

これからの修学旅行のキーワードは、体験と交流と考えられる。 

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水俣湾を埋め立てた「エコパーク水俣」



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2014年02月10日

青年センターと教育研究所の複合施設アスパルこうちを視察

高知市青年センター教育研究所複合施設である「アスパルこうち」を視察。
教育研究所事業、特に、不登校やいじめに対する取り組みをお聞きした。
オランダで視察した教育サポートセンター機能を地方自治体で実現できないか検討しています。自治体の教育委員会には、教育研究所という機関があり、そこで自治体内の教育の質を保つような機能を担えば可能ではないかと考えています。
IMG_6307【目的】 目的の一つは、教育センターのあり方を考えるためである。
柏市は、中核市なので教職員研修を行っている(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第59条「中核市に関する特例」より)。
しかし、教育センターがなく、教職員が集まって研修を受ける場所がないという声を聞いている。中核市で、小学校41校、中学19校、高校1校と柏と同規模の高知市は、参考になると考えた。
 目的の二つ目は、教育研究所のありかたを考えるためである。
教育センターという箱物を作るだけでは仕方がない。その役割や具体的な事業を研究する必要がある。
 目的の三つ目は、青年センター教育研究所複合施設の運営の様子を、実際に足を運び、見ておきたかったからである。
不登校などの子どもたちと青年センター利用者である若者とが、どのように交流し、相互作用しているか?指定管理者制度への声などを教えていただいた 
 
教育研究所について】
  教育研究所は、教育相談班、特別支援班、教職員研修班の3つ機能を有している。
 教育相談版では、不登校やいじめ、帰国・外国人児童生徒、学校改善プラン、スクール・ソーシャルワーカーなどの事業を行っている。
 特別支援班では、障害による特別な支援に関することに取り組んでいる。
ことばの教室、就学前相談、出前研修、調査・研究、各部署との連携、LD,ADHD通級指導教室などの事業を行っている。
 教育研究所は、昭和29年に高知市役所内に設置され、幾多の移転を繰り返してきた。
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 スクールソーシャルワーカーは、平成20年から開始し、今年度・平成25年度では、7名を派遣してる(23,097千円。国3分の1、県3分の2負担)。
26年度には、2名増員し、9名の体制をとっている。虐待や経済的困窮など家庭環境に起因する深刻なケースについて、学校と関係機関を結ぶネットワーク構築をはかり、保護者・児童生徒をサポートしている。
教員やスクールカウンセラーにできない学校の外に出て支援していく仕事であり、評価されている。
Q-Uテストは、平成16年から実施しているが、現在は小3から中3までで年に一回の実施である。
財政的な理由から回数が減っている。
その分、高知市オリジナルの不登校予防のための学級経営・人間関係づくりの「あったかプログラム」と「あったかアンケート」を開発し、実施している
IMG_6241【施設について】 平成10−11年に議会にて提案がなされる。平成12年から高知工科大学へ基本構想が委託され、ワークショップや障害者団体への説明が行われ、進められる。平成19年2月に開館。
 アスパルこうちに入っている高知市青年センターと教育研究所は、個別の条例で制定されている。
 整備費は1,645,441千円。整備の財源は、合併特例債。
 指定管理者については、たとえば、教育研究所も入る公共施設にふさわしくないという意見が予測される。
施設を利用している教育研究所の職員に質問したところ、「不便を感じることはなく、むしろ、子どもたちのことを考えて優先的に使用させて頂いている」との答えが返ってきた。
指定管理者制度導入と言っても、運営を丸投げしたのではなく、市の指針をしっかりと示していることがポイントである。
 施設の予約無断キャンセルについての規定が興味深かった。
柏市でも、近隣センターのキャンセルについて、罰則を作るべきではないかと、市民から改善の声を頂いている。
厳重注意、施設の清掃、予約制限、使用禁止と、段階を追って罰則を科している。
「行政ではできないことだ」と市職員は話していた。
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写真 各社の教科書や教材を閲覧できる
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写真 電話相談は静かに集中して対応できる部屋がある
【課題】 アスパルこうちの課題として、不登校支援と複合施設活用についての二点があげられた。
 教育研究所での支援が充実しており、教育研究所のクローバー教室からの進学率も昨年は九割であった。学校の担任が見に来るなど、学校に戻るようなきっかけは準備しているが、戻らなくても教育研究所内で教育が完結してしまっている。痛し痒しの感あり。
 不登校などの子どもたちと青年センター利用者である若者との交流はない。今後、互いの成長に良い形で交流する機会を作っていけたらと考えている。
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高知市は、アンパンマンの作者やなせたかしさんが幼少期を過ごした地。


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2014年02月09日

ソーシャル・インパクト・ボンド-新しい官民連携の社会投資スキーム

2014年1月10日、ソーシャル・インパクト・ボンド国際シンポジウム「社会的インパクトの定量評価と新しい官民連携の社会投資スキームの構築へ」に参加。
人口が減少し、税収は減る。一方、高齢化やインフラの老朽化で、行政の支出は増えていく。
マイケル・ビチャード卿「今後の社会課題を解決するために、公的予算が充分に供給され続けるとは考えられない」(2012年7月)
地方自治体の経営を考える上で、避けて通れない課題である。
今回のシンポジウムでは、ソーシャル・インパクト・ボンドという仕組みを学んだ。
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ソーシャル・インパクト・ボンドとは?】
ソーシャル・インパクト・ボンド(社会インパクト債権、SIB)とは、社会課題を解決するための投資資金を集め、現行のサービスでは満たされない、社会的弱者のニーズに対応する施策へ資金を提供するものである。
2010 年に英国で開始された、新しい官民連携の金融スキームである。その特徴は、元受刑者の社会復帰や児童養護施設の運営等、長期的に社会的な効用の高い社会的な事業に対して、民間の出資者(財団や篤志家、民間投資家など)が一旦資金を拠出し、その事業の成果に基いて政府が資金を償還するという仕組みにある。 

予防医学や再犯防止の社会復帰プログラム、児童養護施設など、行政が予算を振り向けにくい予防的な施策で、その成果を発揮している。
 
 【期待と課題】
日本では様々な社会的課題が山積みとなっている。
国、地方自治体の債務比率の高さを考えると、
社会的な課題の解決に民間資金を呼び込みこむことが必要不可欠である。
SIBは社会的課題を民間の資金を取り込むことで解決を図る方法である。
また、その社会的な課題が解決された場合にのみに政府が事前契約に基づく成果報酬フィーを提供するスキームであり、失敗した
プロジェクトには納税者の税金が使われない。
この点で、日本のSIBの潜在可能性は極めて高い。
しかし、社会的価値を評価する手法や運用が、まだ確立されておらず課題となっている。

【財務的な評価だけでは測定できない社会的価値を評価する】
投資なので、客観的評価が必要になる。
しかし、「幸せ」や「社会的安定」など、数字で表せない価値をどのように測るのか?
事業に関わる複数のステークホルダーたちが合意できる指標を立てる。
そのためにも、事業の目標を明確にしていなければならない。
目標達成の中間指標を具体的に立て、計測する。
例)児童の交通安全意識>道路横断時の左右確認行動>交通事故件数

以下のような事業に対して、評価が行われた。
1)平成23年度セーフティネット支援対策等事業補助金
2)ITを活用した若者就労支援プロジェクト
3)震災復興プロジェクト
4)釧路市の生活保護受給者の自立支援プログラム ※春に視察しました。
5)日本財団での事業評価 など

図書館や児童相談所など、柏市でも考えていくべきテーマである。
導入に当たっては、市の優先順位や事業目的を明確にしなければならない。
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シンポジウムは、以下のような進行であった。
金子郁容氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授/SFC研究所所長)からご挨拶は、形式ばったものではなく、日本の社会課題についての英語でのプレゼンでした。
伊藤健 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教からは、「社会的インパクト評価と社会的投資の潮流」について。
伊藤氏は、米国Thunderbird Global School of Management にて経営学修士課程を修了後、GE Internationalに入社。シックス・シグマ手法を使った業務改善や、コーポレート・ファイナンス部門で企業買収後の事業統合等を行う。ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京、NPO法人ISLを経て2010年より 慶應義塾大学政策・メディア研究科 特任助教。主に社会的インパクト評価を中心に研究。「ソーシャル・ファイナンス」「ソーシャル・ビジネスの商品開発とプロモーション」等の授業を担当。Asian Venture Philanthropy Network日本アドバイザー、特定非営利活動法人SROIネットワークジャパン 代表理事。
      
元英国内閣府、センター・フォー・ソーシャル・インパクト・ボンド、社会インパクト分析官のエマ・トムキンソンさんからは、「英国におけるソーシャル・インパクト・ボンドの展開と英国政府の社会投資政策」について。
エマ・トムキンソンさんは、オーストラリア国家監査局を経て、2010年からオーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズ州Department of Premier and Cabinet並びに財務局にて青年犯罪の更生事業に関する社会インパクト債の運営に携わる。2012年から2013年まで英国Cabinet Office勤務。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス修士課程、メルボルン大学修士課程終了。
      
英国ソーシャル・ファイナンスのアントニオ・ミゲールさんからは、「グローバルに展開するソーシャル・インパクト・ボンドの動向」について。
アントニオ・ミゲールさんは、ポルトガルでの社会イノベーション戦略を企業に導入することを中心としたコンサルタンティングを経て、2012年4月よりソーシャルファイナンスにて現職。英国における刑務所再犯率低下関連のSIB事業や、若者の雇用支援するSIBスキームの開発を行っている。Catolica Lisbon大学において企業経営修士課程、ハルト国際ビジネススクールにおいてソーシャルアントレプレナーシップ修士課程修了。
 
パネルディスカッションでは、「社会的インパクト評価とソーシャル・インパクト・ボンドの日本での導入に向けて」について具体的な説明や質疑応答がありました。


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2014年02月08日

プレゼン授業としてのストーリーテリング

2008年度学習指導要領改訂により全教科で「言語活動の充実」が明記された。それにともない、プレゼンテーション授業が注目されるようになった。日本経済新聞2014年2月7日夕刊での記事を紹介したい。

プレゼン授業、生徒は真剣
  
「自分の考えしっかり伝えたい」 商品提案や時事問題 テーマ幅広く
自分の考えを分かりやすく説明し、聞き手に理解してもらう「プレゼンテーション能力」を磨く授業が、各地の小中学校で広がっている。テーマは新商品のアイデアから時事問題までと幅広い。新たな試みに戸惑いながらも真剣に取り組む子供たち。「意思を的確に伝える力を身につけ、国際的にも活躍できる人材に育ってくれれば」。教育現場の期待は大きい。
2014/2/7 日本経済新聞 夕刊より


私は、
未来を創る力を育てる学習塾と学童保育が一体となった学び舎のネクスファにて、
毎月、
ストーリーテリングのプログラムを行っている。
目的は、しっかりとコミュニケーションでき、自分の意見を人前で主張できるようにすること。
四月からはじめ、写真でもわかるように、聴く姿勢は身についてきた。

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昨日(2014/2/5)のテーマは、ネクスファ児童会の選挙演説。
自分たちの学び舎をどのようにしたいか、していくかについて、プレゼンしてもらった。

考える時間も真剣に取り組み、順番を争うようにプレゼンを行う積極性に、これまでの成果を感じた。

やはり人前で主張するのは緊張するようだった。これも貴重な経験である。

私たち大人でも、いざ発表するチャンスの時に恥ずかしがって尻込みし、
かえって恥かしいことになっていることがある。

ストーリーテリングで学んでいる子どもたちは、堂々と話せるようになってきている。

ストーリー・テリング@ネクスファ
小学生が思い描く理想の学校



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2014年01月28日

千葉大園芸学部の授業でお話いたしました。

千葉大学園芸学部でお話ししました。西山未真先生の農村社会学(第13回食と農を結ぶ現場から)という授業のゲストスピーカーとして、柏まちなかカレッジや食のフューチャーセンター、市議会議員の活動について聴いて頂きました。
食のフューチャーセンターの仲間である二瓶陽子さんからは、主婦や母親の生活者目線から、食の取り組みを紹介され、学生さんたちの心をつかんでいました。感想を呼んでいると、あらためて、食べるもの・食べることの大切さを実感した学生さんが多かったようです。
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お話しさせて頂いたことで、教員、研究者、教育コンサルタント、まちなかカレッジ、市議と、現在の活動に至るまでの道筋を私自身も確認できました。講義後、びっしりと書き
込まれたそれぞれの学生さんからの感想を頂き、嬉しかったです。
農村社会学では、農村社会の概念整理、歴史的変遷、都市との関係の変化などを理解しながら、社会経済条件の変化に伴って変化する都市も農村も含めた地域社会とそこでの人々の生き方を考える。グローバリゼーション下における農村社会の位置づけとこれからの社会の発展の道筋について考える際の、手がかりとなる理論と実際について講義するというものでした。
教室内での講義では得られない現場とのつながりを提供することが、今回の講義での私たちの使命と考えています。授業を離れて、SNSなどを活用して交流したり、食のフューチャーセンターや柏まちなかカレッジに参加してもらったり、フィールドを提供できれば思いお話ししました。食のフューチャーセンターは、経験によって学ぶプロジェクト・ベースド・ラーニングでもあります。
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食のフューチャーセンターの活動で今村さん・細渕さんと出会い、昨年に今村さん・細渕さんの畑で柏まちなかカレッジをでCSAを学ぶ講座が開催され、そこで西山先生をご紹介頂き、大学の授業の機会を頂きました。出会いに感謝です。
驚いたことに、剣道部の後輩の松島さんと再会しました。現在、千葉大で教えており、今日の授業を聴いて頂きました。
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2014年01月22日

Amazonカスタマーレビューありがとうございました。

2013年11月に出版しました『地域の力を引き出す学びの方程式‐柏まちなかカレッジにみる教育×まちづくりの答え』(水曜社)に対して、心のこもったコメントをAmazon.co.jpのカスタマーレビューに頂きました。
本当にありがたいです。
このブログに転載いたします。 http://p.tl/FWKs  

まちを元気にする等身大の取り組み 2013/11/3
By don
この本に書かれている内容は、成功事例でも自慢でもなく、
まちに住む人が等身大で「現在進行形」で取り組んでいることの集積。
全国の事例を集めたものではなく、1つのまちでの多様な切り口での実践を
豊富に紹介していることが本書の特徴。
”地域活性”や”まちおこし”というテーマの書籍はたくさんあるが
この本に書かれていることは、学術的ではなく、また肩肘張ったものでもなく
その気になれば自分たちでも実践できそうだ、と勇気を与えてくれる。そこに共感を覚える。
舞台である千葉県柏市は、全国どこにでもある郊外のまち。
課題も似ていれば、それに対する取り組み方も参考になると思う。
自分が住むまち、関わる地域を元気にしたい、という人にお薦めしたい1冊だ。

オープンスペースのようなまちづくり 2013/12/8
By whitesnow
読みながら、ハリソン・オーエンさんの「オープンスペーステクノロジー」を思い出していました。出たり入ったりが自由な柏まちカレそのものが参加者の主体性を最大限に発揮できるオープンスペースになっているのかもしれないと思いました。著者の山下さんと副学長の福島さん、そしてメンバーの方々の情熱と在り方がそれを実現させているんだと思います。
そして、年間カリキュラムがないという発想そのものが、得てして、やらされ感に包まれやすいまちづくりをそうさせない秘訣のようにも思いました。最近、対話の手法などを取り入れたまちづくりの場を作っている場面には出会うことが増えましたが、個々の場だけでなく運営そのものに対話の思想が活かされているまちづくりは、ほとんどないと思います。
本当に良い刺激を受けました。

まちづくりは“ひとづくり”から。 2013/11/26
By まずは一歩を。
まちづくりの好著に出会いました。
“まちなかカレッジ”という、市内あちこちをキャンパスとし、講師は得意な市民が担当する学びの仕組み。テーマは趣味から社会問題まで様々。
元先生や経営者、入社したての社会人や学生などが教え伝え、時には参加者とのディスカッションにより問題意識や解決策が街全体にじわじわ広がって行くのです。
例えば、“フューチャーセンター”と言う、組織や枠組みを超えた問題解決ネットワークもこの“まちなかカレッジ”の会話から生まれたものでした。
この本では、コストのかからない運営の仕組みなどノウハウを、柏という街を例に伝えています。
著者の自然体で語られる人間ドラマや場所物語は、まちづくりは人づくり、人と人とのつながりづくりから成るのだと改めて気づかせてくれます。

すぐ始められるまちづくり, 2013/11/21
By さとうひろたか 
あっという間に読み切ってしまった、というのが感想だ。
まちづくりの団体やその手法はいろいろあるが、お金をかけずに、街の人誰もが主役になれて、結果として地域活性化につながる。
とても参考になるし、すぐにでも試してみようと思う。
まちづくりの団体だけでなく、行政職員、教育者にも読んでもらいたい。
特にお勧めは、仕事を引退したお父さん。
これまでの企業での経験を活かすことでまちなか先生になれてしまう。
何度も読み返して、シニアの起業に役立てて欲しいバイブル。

著者山下先生の人柄が伝わってくる素敵な一冊, 2013/11/17
By 石敬
街を良くしていこうという若者達がボランティアでサークルを作り、色々な活動を通して出会った人々に感謝をしながら街に恩返しをしていく様子が伝わってきてジンときました。
実名や写真がたくさん掲載されており、著者が愛し愛されているんだなと思いました。
柏という街が多くの市民の愛情で『住んでみたい街』の上位ランキングにあがっている理由がわかりました。素晴らしいですね。
素敵な写真満載で、紙質やレイアウト、表紙デザイン etc.本としても素晴らしい本だと思いました。 
山下先生は市議会議員でご活躍されているとのこと、こんな人が行政の真ん中にいる、柏っていいですね。これからも頑張ってください。

まちづくりを市民の目線から見た活動記録書。, 2013/11/10
By 昼下がりのピノキオ
この本は、柏まちなかカレッジがどのような考えで生まれて、
またそのカレッジからどんなことが派生していったのかが書かれています。
中でも興味深かったのが、「柏」という千葉県のいち市町村の話しでありながら、
「マリ」「デンマーク」「ブータン」「オランダ」と、登場人物や話しの中身が世界に繋がっていく部分です。
これは著者を含めたカレッジの運営者たちが、興味のあることはすぐ行動に移すという、
スピード感と着手力に長けていたからだろうと思います。
そんな行動の記録。
自分も育った街になにかをしたい、そんな気持ちにさせてくれました。

同じようにまちの活性化をめざすものとして, 2013/11/5
By murakamit (神戸市) 神戸モトマチ大学というソーシャル系大学を主催している村上と申します。
山下さんとは今年春に都内でのイベントではじめてお目にかかりました。同様にまちのことを考えて「学び」を創ろうとしているのに、これまではしっかりとお互いの活動について話をする機会をもてていませんでした。
本書で描かれているのは、結果ではなく誰にとっても参考になるまちづくりのプロセスです。
と同時に、数多くの困難にぶつかったはずなのに、それをことごとく前向きに捉えることで乗り越えた意欲の強さです。
多くの気づきと勇気を下さった本書に感謝しています。

ちょっと自慢の書籍です, 2013/11/4
By 香西敏弘 (千葉県柏市) 柏市に住んで30年近くになります、柏市ってどんな街、と友人に聞かれて、上野から30分程度、高島屋や丸井、柏レイソルもあるよ最近は東大もあるよetc。ふ〜ん、それで、と聞かれると、箱モノ系しか出てこない。実は自分が街のことを知らないことに気付かされます。書籍のタイトル、「地域の力を引き出す学びの方程式」、「もっと自慢できる土地になってほしい」。にさそわれました。一昨日(11/2)、柏市で、著者の山下洋輔様の出版記念会が開催されていること都内の知人よりFacebookで知り、出かけました。ハックルベリーブックスという書店で開催されました。柏駅から少し離れた場所にありますので、初めて訪れました、大手書店とは異なり、手作りの暖かさがただよう場所でした。著者の山下洋輔様より、大事にされているお守りのこと(実はちょこっとおもわず笑ってしまいました)や書籍には、書かれていない内容についてもお話しをお聴き楽しい出版記念会のひと時でした。
対話のできる街、聴き屋の多い街。ちょっと柏の街を自慢できる気分になる、書籍です。
http://www.huckleberrybooks.jp/
出版記念会では、著者の山下洋輔様より、書籍に心のこもったサインもいただきました。
嬉しい気持ちになりましたので、投稿させていただきました。ありがとうございました。(*^_^*)
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2014年01月18日

苫野一徳氏「どのような教育が『よい』教育か - 建設的な教育議論のために」

「教育とは何か、そしてそれは、どのようにあれば「よい」といいうるか。」「教育の本質と正当性の原理を探究解明することは、教師だけでなく、教育行政をはじめ教育の構想にかかわるすべての人たちにとっても、きわめて重要な意味を持っている。」(苫野一徳どのような教育が「よい」教育か』序章より)

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2014114日、一般社団法人教育共創研究所で、教育哲学者の苫野一徳氏(早稲田大学・日本学術振興会)をお招きし、「どのような教育が『よい』教育か - 建設的な教育議論のために」と題したセミナーを主催いたしました。

一般社団法人教育共創研究所とは、地域から全国の教育に働きかけていくプラットフォームです。議会質問の研究や結果を全国の地方議員と共有し、地方議会から日本の教育を良くしていこうと取り組んでいます。

議会質問勉強会やセミナー、国内外の教育先進事例の視察、Web上での議会質問共有を行ってきました。

2000年以降、教育行政の政治主導が進んできています。最近の教育委員会改革の議論を見ても、その傾向は強まっています。教育委員会での権限が弱まりつつある中、首長に対する議会のチェック機能がますます重視されてきます。議員も教育に関して、チェックできる力を持たなければなりません。

 

「ゆとり」か「つめこみ」か?「叱る」のか「ほめる」のか?
教育問題の様々な理念対立はなぜ起こるのでしょうか?
歴史を振り返っても、これまで同じような論争は繰り返し行われてきました。いたずらに表層的な論争を繰り返すのではなく、日本の教育を少しでも前に進めていくためには、課題や論点の整理が不可欠といえます。そこで今回は、気鋭の哲学者・教育学者であり、『どのような教育が「よい」教育か』の著者である苫野一徳氏をお招きし、教育問題を哲学問題ととらえ直し、現代教育の行き詰まりを根本から考え直す機会にしたいと思い企画いたしました。


これまで教育は、たとえば、いじめ事件や学力低下など、表面的な議論をされてきました。しかし、苫野氏は、哲学の認識の原理から、人類の歴史まで掘り下げて、底の底から考えた教育の根本原理を提示されました。

「どのような考え方をすれば、誰もが納得できるような考え方といえるか?」

たとえば、「先生に厳しく指導されたから、今、立派になった。だから厳しく教育すべきだ」など、人は自分の考えや経験を一般化してしまいがちです。これを苫野氏は、「一般化のワナ」と呼び、気をつけるようにと指摘します。

また、たとえば、「厳罰主義か、感傷主義か?」、「教えこむべきか、主体性を重視すべきか?」など、どちらかが正解かのような問いの立て方を「問い方のマジック」と呼んでいます。つまり、答えは二者択一ではなく、目的や状況によって変わりますし、それ以外の選択肢を無視してしまうからです。

「どのような考え方をすれば、誰もが納得できるような考え方といえるか?」

もう一度、考えてみます。

たしかに、「これこそが正しい教育だ」という答えはありません。相対主義が台頭し、建設的な議論ができない時代が続きました。しかし、他者の意見を受け止め、そこからお互いの納得のいく考え方を作り出していこうとすることはできるはずです。

苫野氏は、この誰もが納得できる原理として「自由の相互承認」を提示しました。ホッブズ・ルソー・ヘーゲルと社会を構想した哲学をたどり、ヘーゲルの「人間の本質は自由である」という考えを基礎としています。

教育の原理は、「各人の〈自由〉および社会における〈自由の相互承認〉の〈教養=力能〉を通した実質化」であると、苫野氏は示します。

各人の自由を保障する「権利」や他者の自由を侵害しない「ルール」、一部の人のみならず、すべての人の自由を実現するための「一般福祉」を重要と考えています。

より「良い」教育のあり方や方法は、その「目的」を達成するために、「状況」に応じて選択・組み合せ・創造されるものです。

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講演の要旨をまとめてみると、ごく当たり前の話で、拍子抜けしてしまうかもしれません。「良い」教育とは、◯◯である、と断言してもらったほうが、ご利益がありそうな気がします。しかし、実際の社会は複雑で、多様であり、それぞれの状況に応じて、目的達成のために対応していくという考えは、納得できるものではないでしょうか。

状況を把握するために社会科学が必要となり、目的を明確にするために哲学が必要となります。

教育問題を論じるときに、「一般化のワナ」に陥っていないか?、「問い方のマジック」かかっていないか?、を自問自答し、自由の相互承認の実現という観点で考えてみたいと思います。



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2013年12月11日

ネクスファがソトコトの特集「世界をよくする会社」に紹介されました!

ソトコト2012年1月号の特集「世界をよくする会社」にネクスファが紹介されています。http://next-ph.jp/
代表である杉浦さんの志に共鳴し、前身となるサス塾の頃から、企画やプログラム開発に私も参加させて頂いています。
私から提案した英対話やストーリーテリングのプログラムも、認められるようになり嬉しいです。
ネクスファの主役である子どもたち、仕事ができ情熱とやさしさあふれる教室長である辻さん、サス学を発展させている岸先生、青山さんをはじめスタッフのみなさんの頑張りが、雑誌に取り上げられ、一つの評価が得られることで、より一層、素晴らしい場になっていくことを願います!
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2013年11月25日

食のフューチャーセンター柏-理念

「食のフューチャーセンター柏」は、誰もが関わりを持っている「食」をキーワードに、みんなの力とアイデアを引き出し、柏の未来を描き、実現させていく場・プラットフォームです。
フューチャーセンターとは、環境問題や高齢化といった、大きく複雑な問題に対して、社会の叡智を集め、当事者を巻き込んで解決していく仕組みです。本会は、柏まちなかカレッジにより開催されてきたフューチャーセンターから発展し、独立し、広がってきたものです。

 社会課題に対し、「食」をきっかけとして、立場を越えた多様な人たちが集まり、力を合わせて、地域・未来に働きかけていきます。人と人、人と社会、人と自然、過去と未来、組織間、世代間。あらゆる「つながり」が分断されていく現状です。私たちは、活動を通して、「つながり」ある地域社会をデザインしていきます。今、コミュニティカフェ・プロジェクトと「食」を中心とした教育プロジェクトが動き始めています。人がつながり、体験し、学び、育ち合えるような地域社会を目指しています。 http://food-fck.blogspot.jp/p/about.html

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【目的】より良い社会を築くため。

,弔覆りを生み出す社会

多様な価値観、多様な社会

みんなでより良い社会を作る仕組み

人と人、人と社会、人と自然、過去と未来、組織、世代、離れてしまった様々な要素をつなげていきたい。食を通して、未来に、地域に働きかけたい。そんな思いから、柏まちなかカレッジで、「食でつながる社会」をテーマにしたフューチャーセンターを始めました。

◆どのような役割を食のフューチャーセンターは果たすか?

→縦割りの打破、イノベーション、マッチング、地域を支える市民、社会参画、インクルーシブ、多様な社会を実現、リテラシーを高める

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【ターゲットについて】従来のマーケティングの手法に従わず、絞り込んで考えず、私たちが目指す社会のビジョンに従って活動を進めていく。柏から世界へ。食を通して、つながりを生み出し、垣根を外していく。
ターゲットは、それぞれのプロジェクトごとで、絞り込んでいく。(たとえば、オープンカフェは、柏で美容に関心がある女性とひとり暮らしで栄養のバランスの悪い独身男性。コミュニティ食堂は、リタイアした高齢者と子育て中のお母さん。)明確なターゲットを定めて、「つながり」を生み出していく必要はあると考えている。


【なぜ、「食」か?】 誰もが関わりがあり、幅広く奥深いから。人は毎日、食べます。家庭で食事の用意をする親、美食家、飲食店、商店街、小売店、流通業、生産者、環境、廃棄物、健康、教育、などなど、「食」を入り口に社会について考えられるからです。
 

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【つながり】

人と人、人と社会、人と自然、過去と未来、組織間、世代間、離れてしまった様々な要素が、幾重にも絡み合うような「つながり」のある社会は、豊かであると考えています。

社会がうまく運営されるかどうかは、生活者が互いに、良い関係を作っているかに、かかってくる。地域でのつながりは、「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」として、世界的に注目を集め、評価されるようになってきました。

◆「つながりなんてなくてもいいのでは?」

技術が進化したお陰もあり、一人でも十分に生きていける。震災などの影響もあり、絆が大切だと再確認されました。しかし、そうは言っても、お金があれば、何とかなるものだと考える人も多いです。

何もお金を否定しているわけではありません。生きていくうえで、大切なものです。ただ、お金の便利さに頼り切り、使っているはずのお金に使われていないでしょうか。そもそものお金の使い方を考えてみることで、社会を変える、一つのきっかけを投げかけようではありませんか。

 お金の動きを追う中で、一人で生きているように見えて、多くのものに支えられています。

食べ物・農業・流通・飲食・ライフスタイルなどを含めた食から、 感謝や人と人とのつながりを実感できるようなムーブメントが起こせないでしょうか。

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【みんなでより良い社会を作る仕組み】

「話合いをしたって、何も変わらない」、「そんなことは、今までに何度もやってきた」、「フューチャーセンターって、海外ではうまくいったかもしれないが、ここは日本だから、そんな簡単ではない」

世の中では、そんな声を耳にします。しかし、柏の食に関わる方々が一同に集うことで、話は進んでいきます。私たち運営チームも、事前に設計したプログラムに従い、当日もメンバーの対話を深めていけるようファシリテートし、プロジェクトが続くようマネジメントしています。参加し、体感してみると、できるという実感がわいてきます。この実感を繰り返す中で、諦めるのではなく、社会に働きかけていこうと動く人が増えてほしいです。

閉塞した社会では、何をやっても無力さを感じるかもしれません。しかし、小さな力でも、無力ではありません。同じ思いを持つ人が集まれば、社会を変えられます。そんな希望が連鎖し、本当に社会を変えていく。思いを発信する場、思いがつながっていく場を、創造していきたいと考えています。



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2013年11月20日

起業支援と地域経済活性の体験ゲーム会

起業家を支援し、地域経済の活性化を目指すゲームを通した勉強会を開催

コワーキング・スペースNoblesse Obligeでは、「地域」の活性化を目指して起業を志すクリエイターなど若者たちの創造的な拠点として、「職」を通して地域を醸し、柏から何かを生み出す場所を創造することを目指している。そこで、今回、起業家を生み出す第一歩として、起業精神と地域活性のゲームを通した勉強会を開催。

他のプレイヤーと協力し、まち全体で目標を達成する現実的なゲーム

このゲームは、「ダイナミズム」といって、(株)ホライズンワークスが、甲斐市商工会議所と共同で開発したもの。お金の大切さはもとより、「サービスをつくり」「設備投資を行い」自分が持つリソースを使うことで「価値」を産み出すことを学ぶ。そして、最終的に大切なものは金銭的なゆとりを越えた「人からの感謝」を勝敗決定のポイントにしている点が特徴である。ある街のあるお店があったとして、街全体をよくするために「そのお店だけ」が何かをしても効果が薄いという考え方に基づいている。このゲームでは、以下のことが体験できる。

・仕入から販売までのビジネスの基本 ・人を雇用することの大変さ ・サービスづくりの重要さ・新たなる可能性の模索 ・人との交渉 など

これまでの実績

2013811日(日)に、甲斐市商工会青年部にて小学生高学年(4年生〜6年生)を対象とした体験学習を実施し、起業や経営といったビジネスについて学ぶ。子どものみならず、大人にも効果があると実感し、都内や大阪でも経営者を中心に勉強会を開催してきた。

 

勉強会詳細

日時 128日(日)13:0018:00

会場 Noblesse Oblige 柏市東上町2-281水戸屋ビル3

講師 ホライズンワークス代表 林真人、教育コンサルタント山下洋輔

参加費 1500円(NOB会員1000円)

 

主催

株式会社ホライズンワークス

社会保険労務士に対するサポート業務に従事する中、次世代の研修構築をはじめ、経営者育成、街の活性化、店舗運営など、さまざまなワーク形式の研修を開発している。著書に「社会保険労務士が年収

1000万円稼ぐ一番シンプルな方法(同文舘出版)」

教育コンサルタント事務所

教育事業のコンサルティング・プロデュースを行う。教育機関だけでなく、企業や地域・行政における教育事業にも関わる。著書に、「地域の力を引き出す学びの方程式(水曜社)」

<本件に関するお問い合わせ>

広報担当 山下  TEL04-7170-0668  Fax: 03- 6745-9416 
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2013年11月19日

子どもの声から学び、社会に活かす

今日はネクスファでストーリーテリングのプログラムを実施。子どもたちの成長は目覚ましく、人の話を聴く姿勢と人前で話す姿勢が身についてきました。
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話の内容も深まってきました。「学校で勉強しないで遊んでいたい」という声に対し、「勉強しなければ学校の意味がない」という意見が出て、「学校の意味は?」といった問いから、「勉強しないと大人になれない」という意見、「大人にならなくてもいい」という意見、大人になりたくないかどうかの話合いが展開し、大人の定義について考えました。子どものままでいたい大人の増加している社会問題にも通じるテーマだった気がします。「放課後の理想的な過ごし方」について、川などでの外遊び、家を作る、お手伝いしてお金を稼ぐ、本を読む、夕食の手伝いなどが出てきました。外遊びについては、治安や自然環境などが課題です。夕食の手伝いについても、夕方に親が家がいて食事を作るという当たり前のように思える家庭環境が、当たり前ではないのかもしれないと気づかされました。 
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実は私にとっても、毎月この時間は貴重な学びです。子どもの声を直接聴くことができるからです。私は、常々、子どもの視点をいかに市政に取り入れるか考えています。子育て支援政策と言っても、親など大人の要望がベースになっており、当事者の子どもの意見とずれている場合も多々あります。子どもと信頼関係を築き、少しずつ本音を聴かせてもらえるようになれば。文字通り、子ども学ばせて頂いています。
子どもの声を聴くにも、言葉の話せない小さい子どもの声は、大人の想像力や自分事とした真摯な感性にかかってくるとのご助言を頂きました。そういった感性も磨いていきたいと思います。
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2013年11月18日

柏まちなかカレッジシンポジウム「地域が創る教育の未来」 を12月1日開催

教育の未来の形を、「地域」に注目して、4人が多様な視点から話し合います。
学校のあり方、公教育、コミュニティ、ネットワークなどについて深めていきたいと考えています。
【パネリスト】 

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苫野一徳さん(教育哲学者、日本学術振興会特別研究員。著書『どのような教育が「よい」教育か』(講談社)、『勉強するのは何のため?僕らの「答え」のつくり方』(日本評論社)など)
http://ittokutomano.blogspot.jp/
 杉山史哲さん(()FREED代表取締役 / 教員station 編集長、学び合いスクール主催。塾やフリースクールだけではなく、お寺、商店街でも学び合いスクールを開いている。)
http://timesphilosophy.blogspot.jp/2013/07/blog-post.html
二瓶陽子さん(地域をつむぐTerra-co-ya代表/十余二わくわく会/食のフューチャーセンター柏 食育チームリーダー/柏の葉を健康にする実行委員会)
https://www.facebook.com/yoko.nihei.5
山下洋輔(柏まちなかカレッジ学長、柏市議会議員、(社)教育共創研究所代表理事、教育コンサルタント)
http://timesphilosophy.blogspot.jp/2013/05/blog-post.html

【日時】 
12/1(日)14時から17
【場所】 NOB 柏市東上町2-28 第一水戸屋ビル3F
【参加費】 1000
【申込み】info@y-yamasita.com あるいはFAX 03-6745-9416 にお名前と参加希望とお書きになってお知らせください。 



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2013年10月20日

CSA(Community Supported Agriculture)−農×コミュニティのこれから

2013年10月3日、わが家のやおやさん 風の色”さんの畑で、柏まちなかカレッジ「CSA(Community Supported Agriculture)-農×コミュニティのこれから」を開催しました。講師に西山未真さん(千葉大大学院講師)、風の色の今村直美さん・細渕有里さん、五十嵐泰正さん(筑波大大学院准教授)。他にも参加者皆様のご意見が勉強になりました。畑作業も体験し、教室だけではできない学びがあったと思います。

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CSAとは、「地域が支える農業、農業が支える地域」というものです。
大きな特徴は、2つ。作物の年間契約を結び、前払いすることで経営を安定させること。消費者も畑の経営に関わっていくこと。
援農や産地直送などの取組みとは違い、生産者-消費者という区切りがありません。CSAは、ファーマーズマーケット、コミュニティガーデン、学校給食地産地消プログラムなどのローカルフード運動の一環で、公正かつ持続可能な社会を目指した取り組みです。CSAは、北海道長沼のメノビレッジや神奈川県大和市のなないろばたけ農場が有名です。この我孫子(新木)の風の色も、地域コミュニティに根差した、本来の意味でのCSAとして注目されています(西山未真・千葉大大学院講師)。
この畑を運営する風の色の今村さんは、「開かれた畑にしたい」、「みんなに愛される畑にしたい」と語っておられました。農家だではなく、地域みんなで作り上げるところが核心だと感じます。
教育においては、コミュニティスクールが、学校任せだけではなく、親・児童生徒・地域も運営に参加し、地域コミュニティの核となっています。共通するところがあると話し合いました。
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畑から宅配する野菜とともに、その野菜を使ったレシピも添えられています。そのレシピは、野菜の食べ方を研究しているVege Labo (ベジラボ/大瀬由生子さん、川浦智子さん、木村麻里さん、和田真由美さん、窪谷美幸さん)のご協力です。今村さんと細渕さんは、宅配数を増やせば経営は安定するかもしれないが、しっかりとコミュニケーションができる数を維持したいとお話されていました。家族構成や食の好みなど、把握して宅配されているとのことです。
新規就農者への行政のサポートなど、まだまだ課題が多いのが現状です。
それでも、今村さんたちのような取り組みが、これから注目され、広まっていくのではないかと、現代社会の中で希望を見出した1日でした。
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わが家のやおやさん風の色 のHP
http://dogkorodayo.blog44.fc2.com/

今村さんのお人柄が素晴らしいことが、この畑に関わっているみなさんから伝わってきました。
ゆくゆくは、畑で学童保育にも取り組みたいという夢も聴かせて頂きました。


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2013年10月15日

ハーグ市教育センター(教育サポート機関)-オランダ報告12

教育サポート機関は、1970年頃、画一から個別への転換が行われた時期に、主として現職教員に対して、教材、教育法、学級経営・学校経営などについてアドバイスをするために作られました。
もともと公営施設だったが、
2000年ごろに民営化。ただし、資金は、国と地方自治体が支給する教員研修費から支払われています。 全国に多い時で60カ所ほどありました。ハーグ市教育センター(HCO)は、教育文化科学省のあるハーグ市の施設として、ロッテルダムにあるCEOと並び有名な施設です。

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日本のように学習指導要領が無いので、オランダの教育方法の自由を支える施設です。シンポール式数学の教材など、先進的な教育プログラムにも出会うことができました。

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化が進み、教科書の展示という役割を終え、教育プログラムの紹介・相談と研修提供としての役割に変化してきていると感じました。

日本の各自治体では、教育センターや教育研究所があります。不登校の児童生徒の相談事業などを実施しているとるところが多いようです。このハーグ市教育センターのように、教職員や学校へのアドバイスをする機関が必要です。
教育サポート機関ができるまで、私は教育コンサルタントとして、教材など学校の教職員へのアドバイス・研修や地域とのコーディネートなどを続けていきます。
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2013年10月08日

出版が決定 『地域の力を引き出す学びの方程式』

私の初めての著作となる『地域の力を引き出す学びの方程式〜柏まちなかカレッジにみる教育×まちづくりの答え』が、水曜社さんから、いよいよ来月に出版されることになりました。


そこで出版記念イベントを開催致します。ぜひ、ご参加ください。
‘時:11月2日(土)
14001500 
 会場:ハックルベリーブックス

   千葉県柏市柏3−8−3 http://www.huckleberrybooks.jp/

日時:11月13日(水) 19002000
    会場:紀伊國屋書店新宿南店3F 喫茶スペース
定員の関係もありますので、参加ご希望の方は、下記までお知らせください。
 Mail: info@y-yamasita.com

無題

Amazon.co.jpでも予約できます。 http://p.tl/FWKs  

目次は、以下のようになっています。


はじめに

第一章 柏まちなかカレッジへようこそ

きっかけ

柏まちなかカレッジ開校式までの道のり‐まちの担い手を育てる先輩の存在

ギリシアのアゴラのような開校式会場‐母校の旧校舎跡にて

開校式に向けて‐みんなでつくるカレッジ校歌


第二章 柏まちなかカレッジをつくるもの

専任講師は不要‐まちの人、誰もが先生に

まち全体が教室‐ソクラテスのように

カレッジの運営費‐起死回生の案も飛び出す?

評価基準‐まちカレ独自の考え方

集客方針‐人数よりも質

深まった運営方針‐「ない」ことを強みにする

年間カリキュラムなし‐講座開催までの流れ

組織のかたち‐役職は自分で名乗る

柔軟な組織運営‐メンバーに退会という概念すらない


第三章 柏まちなかカレッジがやってきたこと

朝活サークル読書会でブックトーク

焚き火ダイアログ合宿

「哲学への権利 国際哲学コレージュの軌跡」 上映・対話会

マリ大使にまちカレを提案

手賀シティ 架空の都市をつくってしまおう

波乱万丈の「デンマークの友人と教育を語る会」

ブータンの教育を語る会 バックパッカー界のボスも参加

まちの見え方が変わった 柏まちなかドアノブマニア

カラスが示す街の課題



第四章 柏まちなかカレッジの仲間たち

【どんぐり地球センター】 自宅公民館化が進む

NOB】 柏で一番カッコイイ空間

【カフェ・マ】 仲間たちの集うサロン

66(ダブルシックス)】 店主の理解と包容力

【共同アトリエPot】 一緒に柏の文化を作りたい

moora moora】 ゆっくり、ゆっくりと

【東葛飾高校】 卒業式のサプライズ

Kuhra-Hair】 こだわりの働き方

iii3】 人間の魂に火をつける

【ハックルベリーブックス】 ふくろうのいる本屋さん

【ネクスファ】 まちカレ的なものの広がり

【エッジハウス】 お陰様サイズの地元を醸し出す会社



第五章 学び・対話から社会課題解決につなげる仕組み

ワールドカフェの限界とフューチャーセンターとの出会い

疾きこと風の如し

理解を得るために苦労

全国初の行政を巻き込んだフューチャーセンター開催

行政への働きかけ

オランダのフューチャーセンターを訪問

オランダのフューチャーセンターについてのレポート

フューチャーセンターへの疑問

ハンク・キューン氏との話

第六章 食でつながる地域社会

食育でつながる

参加したメンバーたち

プロジェクトを通した学び

一体何者なのか 説明責任が生まれる段階に

自分たちの思いを表現する

リーダーを支えるチームメンバー

コミュニティ食堂チームに舞い込んだ事業

地域がつながる



おわりに



資料 講座報告集

1「模擬裁判︙︙裁判員裁判を体験しよう!」

2「交渉体験―法律家の交渉術を体感」

3クリスマス準備企画「アロマキャンドルを作りましょ☆」

4「地図を持って歩こう!」

5対話によるコミュニケーションスキルアップ(東葛リベラルアーツ共催講座)

6「みんなでつくろう!手賀沼今昔物語」

7七夕特別講座「出会いの予感!? TANABATA サルサ☆ナイト」

8「ドシロ〜トJAZZ(第一回〜三回)」

9「手賀沼を知る・遊ぶ〜身近な生物を知ろう」第三回講座

10心身リフレッシュシリーズ第一回、第二回「リンパセラピー」

11「対話空間in柏」

12「グローバルビジネス最前線」

13「無料ではじめるブログ」

14「五名限定。実売一億円の経験を伝授します! 商材集めから始めるネットショップ経営」

15「真剣勝負のサイエンス・カフェ」



 


 


 


 



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2013年09月12日

対話を通した成長

子どもたちの居場所であるネクスファにて、毎月恒例のストーリーテリングの授業。
今日は、「一日の出来事」を話してもらいました。
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ゞ敍擦鯲てて話す論理的な力、伝えたいことを明確にメッセージを発信する力、自分を見つめ直す省察、そして、いつも練習しているは辰鯆阿力、ソ乎耄蓮↓人前で話すプレゼンテーション力を身につけるものです。
「他人が話しているときにおしゃべりし、自分が人前で話す時には黙ってしまう」から「他人が話している時には聴き、自分が話す時には堂々と話ができる」、そんな人に成長しつつあります。

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2013年07月21日

フューチャーセンターと知的資産経営

食のフューチャーセンター柏で、「食を通して、つながりある地域社会」を目指した活動を、昨年の6月から続けています。写真は、今日(2013/7/21@NOB)のミーティング風景。

フューチャーセンターとは、環境問題や高齢化といった、大きく複雑な問題に対して、社会の叡智を集め、当事者を巻き込んで解決していく仕組みです。本会は、柏まちなかカレッジにより開催されてきたフューチャーセンターから発展し、広がってきたものです。
社会課題に対し、「食」をきっかけとして、立場を越えた多様な人たちが集まり、力を合わせて、地域・未来に働きかけていきます。
食のフューチャーセンター柏 http://food-fck.blogspot.jp/

2013年6月、食のフューチャーセンター柏を立ち上げ、半年くらいすると、身近な仲間内では心と心で通じ合って広まっていきました。しかし、言葉で論理立てて表現し、第三者に伝えていくことが、課題になっていました。
「つながり」や「感謝」など目には見えない価値を説明する言葉が不足していました。そんな時に出会ったのが、新メンバーの小峯さんと「知的資産経営」の考えでした。

「『知的資産』とは特許やブランド、 ノウハウなどの「知的財産」と同義ではなく、それらを一部に含み、さらに組織力、人材、技術、経営理念、顧客等とのネットワークなど、 財務諸表には表れてこない目に見えにくい経営資源の総称を指します。「知的資産」は企業の本当の価値・強みであり、企業競争力の源泉です。企業経営・活動は、知的資産の活用なしには成り立たないものなのです。」
※経済産業省近畿経済産業局より http://www.kansai.meti.go.jp/2giki/network/vbnet_ic.html
小峯さんは、知的資産を活用して中小企業の経営を支援するのがお仕事です。そこでのご経験を食のフューチャーセンターに活かして下さりました。
フューチャーセンターと知的資産経営は兄弟のようなものです。もともと、このフューチャーセンターという言葉は、知識経営(Knowledge Management)で有名なスウェーデンのレイフ・エドビンソン教授が使い始めました。小国の発展には、資本や資源ではなく、知識やアイデア、人材の質を評価しPRしていく必要があると考え、「知的資本の定量化」の測定方法を研究し、知的資本の測定・発信を行うようになったそうです。私は、梅棹忠夫さんの本を愛読していたこともあり、フューチャーセンターの考えに共鳴し、研究と実践に取り組み始めたのです。

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写真 オランダのフューチャーセンターLEF視察
最近、フューチャーセンターのワークショップ的な面が注目されていますが、未来の知的資産を生み出す仕組みでもあります。
私たち食のフューチャーセンター柏は、知的資産である人的資産や関係資産が、組織を越えて集まって構成され、構造資産を生み出しています。知的資産経営の視点から、この見えなかった知的資産を可視化することができます。


今日、小峯さんから知的資産経営について説明頂きました。人とのつながりや技能•経験など、数字には表現できない強みを評価するためのコミュニケーションツールである知的資産経営報告書を作り、私たちの活動を説明できるようになりたいと考えています。



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2013年07月20日

せんきょCAMPとシティズンシップ教育

7/18、せんきょCAMP柏というイベントを開催し、政治や選挙の仕組みについて説明し、皆さんからのご質問をもとに話し合いました。
せんきょCAMPについて http://senkyocamp.org/
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「どうしたら自分の意思が反映されるのか」、「当選したら、人間が変わってしまう人がいるが、どう見分けるか」、「どのようにして候補者を選べば良いか」など様々な質問が出て、あっという間に二時間半くらいが過ぎました。
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これまでの政治不信があっても、投票や応援を通して、ご自身の意思を社会に反映できるよう働きかけていくきっかけになれば幸いです。
政治の話題は、オープンな場では語らない方が無難であるという風潮もある中、今日のような機会は貴重だったのではないかと思います。

2013年の柏市議会で、投票率向上に向けた取り組みとしてシチズンシップ教育について質問しています。
選挙管理委員会を質すだけではなく、自らも呼び掛けていかなければならないと考え、シティズンシップ教育を実践しています。
山下洋輔議員2
以下、質問内容です。
7月21日投票の参議院議員選挙ですが、投票率を向上させるために、どのような対策を取られているでしょうか。
特に、若年層の投票率が低いことが課題と指摘されています。この対策の一つとして、政治教育という一面もあるシティズンシップ教育が有効であると、私は考えます。
シティズンシップ教育とは、社会の一員として、社会や経済のしくみを理解し、積極的に関わろうとする態度や、社会を維持、運営していく力を育成する教育です。
教育基本法の教育の目的にもある「主体的に社会形成に参画し、その発展に寄与する態度を養う」に通じる内容です。
学習指導要領では、たとえば、中学校で、3年生社会科の公民的分野において、「個人と社会生活」の中で、家族、学校、地域社会などを取り上げ、個人と社会のかかわりについてとして盛り込まれています。
これまでの選挙関連のキャンペーンといいますと、選挙期間中の活動が中心で、ともするとその有効性に疑問が付されてきました。最近の政治意識の希薄化や選挙への関心の低下などを踏まえますと、確かに従来のやり方では限界があるように思えます。シティズンシップ教育を選挙啓発活動に取り入れることによって、長い目で見た問題の解消になるのではないでしょうか。
選挙啓発として、シティズンシップ教育を推進することについて、どのようにお考えでしょうか。
また、以前、選挙ポスターの絵を募集されていました。ポスターということで入りやすく、考えるきっかけになり、特別な時間を準備するのではなく、図工や美術の授業時間に行うことができるという点でも、有効なものと評価しています。ポスターに採用された児童生徒にとっては、大きなきっかけとなりますし、友達や家族といったその周りへの影響力もあり、まさに市民協働の事業だったのではないでしょうか。
現在、このポスターに代わる選挙啓発学習は、学校にて行われているのでしょうか。


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2013年07月16日

山びこ学校と課題解決学習

学童保育や学習塾など放課後の子どもの居場所であるネクスファにて、ストーリーテリングの授業を行いました。
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生活綴方の社会科教育で有名な、無着成恭先生の「山びこ学校」の文集を扱いました。
山びこ学校の実践は、読み書き計算ではなく、「このミカンはどのように栽培され、お店に並ぶのか?」、「先生が教えるいい子と親の考えるいい子は違うが、どうしてか?」、「なぜ、私たちの生活は貧しいのか?」など身近だけれど、答えの出ない問を考える中で学んでいきます。子どもたちが考えた結果を文集にまとめ、他地域の友達と意見交換していました。
この授業に参加している子どもたちも、他地域の子どもと交流できる機会を作っていきたいと考えています。柏の都市部の児童が多いので、たとえば、山村や漁村の子どもたちと交流する機会を持つことは、貴重な経験になると思います。
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今日の授業の中で、一年生から四年生が混じって、一緒に国語辞典を調べたり、地図帳で位置を確認したり、何年前の出来事かを計算したり、教科を横断した勉強になっています。これからは、手紙やメールを書いたり、相手に説明するための写真や絵を用意したり、大人になっても役立つ学びを身につけていきます。

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2013年07月12日

NOBを読売新聞に掲載して頂きました。

読売新聞2013年7月11日に、新設した「Noblesse Oblige(通称:NOB)」が、「起業の花咲かすサロン」として開設されました。
これまで、全国のいくつかのフューチャーセンターの立ち上げに関わってきましたが、このNOBには、コンセプト立案から、様々な調整も含め、プロデュースしてきました。
ゞ間、△もてなし、ネットワーク、ぅ侫.轡螢董璽轡腑鵑、そろった施設は、なかなかありません。
柏という地域に密着している点、そして、柏だけにとどまらないクオリティの高さで、"Think Globally,Act Locally(世界視野で考えてローカルに行動する)"を体現していきたいと思います。
2013年07月12日22時29分50秒0001


以下、YOMIURI ONLINE 7月11日 より
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20130710-OYT8T01574.htm

起業の花咲かすサロン 柏に開設

様々な業種の人たちが自由に出入りして情報や意見を交換し、問題解決や新ビジネスの創造につなげる“起業サロン”が、柏駅近くのビルにオープンした。柏市で街づくりに携わるメンバーらが運営し、地域の社会的課題にビジネスの手法で取り組む「社会起業」の拠点も目指している。

 施設は同市東上町2の28、第1水戸屋ビル3階のフロア(延べ床面積128平方メートル)に開設。建築家の細田真一さん(49)、大学非常勤講師の福島毅さん(51)、教育コンサルタントの山下洋輔さん(35)、コミュニティーカフェを経営する油原祐貴さん(34)らが企画し、ビル所有者の細田さんが場所を提供した。

 机やイスを自由に動かすことができ、利用者が交流して新しいアイデアを生み出す「コワーキング」を中心に、セミナーや会議、パーティーなど多様な用途に対応する設計で、壁に岩をかたどり、床には宇宙から見た地球をあしらうなど内装の工夫もしている。

 利害の対立など複雑な問題について、専門家が対話することで迅速に解決する欧州の「フューチャーセンター」の機能も目指しており、「社会の役に立つ」との思いを込め、施設名は欧米社会で言うノブレス・オブリージュ(身分や地位に伴う義務)からとり、通称を「NOB」とした。

 市民が日替わり店長を務める飲食店を脱サラして開店した油原さんは、「地域で行動を起こしたいと思っている人たちが仲間となって力を合わせ、新しい仕事づくりをする場所にしていきたい」と話している。

 営業時間は午前9時〜午後10時(日曜、祝日は午後6時まで)。利用料は、例えばコワーキングオフィスが会員で月1万5750円、非会員で1日(5時間)1575円。問い合わせはNOB(04・7197・5600)へ。

2013年7月11日 読売新聞)


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2013年07月08日

フューチャーセンターをプロデュースしました。

新施設「Noblesse Oblige(通称:NOB)」がオープンいたしました。 http://nbob.jp
ビルのワンフロアをフューチャーセンターにしたいとの依頼を受け、プロデュースしました。
テナントの満足度やビルの不動産価値を高めるとともに、まちの文化機能を創出していきます。
人口減少で、自治体の税収も減り、縮小の時代において、民間・個人による公共施設の設立のモデルとして注目を集め始めています。
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フューチャーセンター機能、コワーキング・スペース、パーティー・セミナー・撮影などの貸会場を備えています。
社会課題を解決するための対話や、解決策としての事業を生み出していきます。
柏という地域に根差しているからこそ可能となるネットワークを活かし、対話で得られたアイデアを社会やビジネスに活かしていけるよう支援していきます。
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【写真】オープン記念パーティで司会を務める山下。

私は、ここでプロジェクトラーニングの学校を企画しています。
http://www.education-design.com/school.php
スタイルは、デューイの「経験による学び」をコンセプトにしたプロジェクトメソッドを用います。
http://goodman.livedoor.biz/archives/52037807.html
バングラディシュでのプロジェクトや復興支援プロジェクトを通した学びを準備しています。
詳細は、また、今度お知らせいたします。

■ 所在地 ■
千葉県柏市東上町2-28 第1水戸屋ビル3F Noblesse Oblige
(JR柏駅東口 徒歩5〜6分)

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2013年07月07日

草の根からの教育改革

塾教育研究会(JKK)発行 「響」15号に所収されたものを転載いたします。 

私は、現在、柏市市議会議員として、教育政策を中心に取り組んでいます。http://www.y-yamasita.com/
あわせて、一般社団法人教育共創研究所を立ち上げ、地方議会から全国の教育改革を加速させようと活動しています。http://www.k3japan.org/
私が、このような活動に至るまでの経緯と、これからの展望を述べさせて頂きます。


【教育学との出会い】 

 私は、早稲田大学教育学部に進学しました。教員志望というわけではありませんでしたが、教育学の授業を受け、「教育とは」、「理想の教育とは」、「理想の社会とは」という問いを考えるようになりました。

 授業を通して、自分自身が受けてきた教育を客観的にとらえるとともに、オルタナティブ教育とくくられた教育の可能性に興奮したのを覚えています。


【塾経営の経験】

 学生時代は、アパートの一室で開いた塾の経営に関わっていました。小さい塾なので、同じ教室に、同じ学年で、同じ教科の授業を行う事ができません。見よう見まねで、大学で学んだイエナプランやドルトンプラン、フレネ教育を実践していきました。家族的な雰囲気の中、「学びの共同体」が育っていくのを目の当たりにすることができました。


【高校教諭から市議会議員へ】

 大学院を卒業後、土浦日大高校に勤めました。毎日が格闘でした。クラス経営、授業、部活動経営、生徒(生活)指導、学生寮舎監、生徒会活動といった生徒との関わりの他にも、生徒募集や教務、庶務などの校務分掌、PTA活動、もろもろの事務、先輩方や保護者、地域の方々とのコミュニケーション。自分自身の行動や言動が適切であったか、学校とは何か、教育とは何か、考える毎日でした。

 問題クラスと見られたけれど、ノビノビと個性的だった学級。

 監督はサインを出さなかったけれど、県大会に優勝し、関東大会に出場した軟式野球部。

 ともにご飯を食べ、ともに掃除し、ともにお風呂に入り、ともに学び、ともに暮らしながら、荒れ果てていた状況から温かく落ち着いた学生寮。

 これらの教育実践を振り返ると、イエナプラン教育のエッセンスが活かされています。学級経営では、多様な生徒同士の学び合いが生まれました。学生寮での勉強会では、ドルトンプランやイエナプランを活用しました。

 充実した教員生活でしたが、次第に、学校での教育だけでは限界があると感じるようになりました。家庭や地域、社会経済の問題、教育格差の問題について考えているうちに、居ても立ってもおられず、2度目の卒業生を見送った後、教員を辞めました。

 大学院博士課程での教育学研究や、地域で生涯学習の活動(柏まちなかカレッジ http://www.kcollege.org/ )を経て、現在は、柏市議会議員として、学校と行政、地域社会が一体となって、教育に取り組んでいくために、議会から働きかけています。


【オランダ視察を契機に】

 2012年4月、念願のオランダの教育を視察する夢が叶い、ダイナミックな動きが始まります。リヒテルズ直子さんのご助言を得て、教育共創研究所を立ち上げることになったのです。

 「改革は、草の根から広がっていくほうが力強い」、「改革には、連帯が必要」、「デモクラシーを実現させたい」、そんな話で、リヒテルズさんと熱く語り合いました。語り合った教育への思いを実現するためにも、連帯していくための組織を作ってはどうかとのご助言を頂き、同行した長井悠さん(ハバタク株式会社取締役)とともに、教育共創研究所が始まりました。


【草の根からの教育改革】

 教育共創研究所は、文科省からのトップダウンの教育改革ではなく、地方議会からの草の根の教育改革を目指しています。地方議会から、地方自治体での素晴らしい教育実践を促進し、他の自治体に広めていきます。たとえば、100の自治体で、ある教育改革が同時多発的に進められれば、その動きに追随する自治体も現れるであろうし、文科省にも影響は与えられると考えています。

 草の根からの教育改革を実現するためには、地方議員同士の情報共有と連帯が必要です。教育共創研究所は、地方議員と情報を共有し、連帯していくためのプラットフォームを目指しています。


【地方議会と教育行政】

 教育というと、文部科学省がすべてを取り仕切っているイメージがあるかもしれません。しかし、教育行政は、地方自治体でも行われています。各自治体の教育委員会では、教職員や学校施設の管理、教室など子どもの学ぶ環境の整備、給食、通学路の安全確保など、小中学校の運営を行っています。いじめの問題でも、教育委員会が問題になりました。教育現場の課題は、地方自治体の教育委員会が関わっているものです。地方議員は、自治体の教育委員会についても、チェックしていかなければならないのです。

 コミュニティ・スクール、小中一貫校、教育施設設置・整備、学校選択制、少人数授業、民間人校長なども、地方自治体の教育委員会の取り組むことができるものです。こういった教育政策の提案や推進を、議会から行っていくのも、地方議員の役割です。


【地方議員に教育は変えられない?】

 多くの地方議員が、「教育を変える!」と意気込み、国政に進出していったものの、しがらみや組織の論理に負けていくのを見てきました。彼ら・彼女らのうち、初心を貫き、教育改革を行ったのは、どれくらい、いるでしょうか?

 多くの地方議員が、「教育を変える!」と意気込みながらも、情報量不足で当局の答弁に言いくるめられていたり、議員が現場の状況を把握せず、思い込みや市民受けの良いパフォーマンスで、マスコミと一緒になって、現場の教員の邪魔をしたりしたことを目にしてきました。

 議会で教育が話題になると、何のエビデンスもなく、思いこみだけで質問したりする議員が多いのです。いじめがあれば、その対策が思いこみや感情だけで議論されます。ちゃんと調べて、証拠をとって、そして質問する。そういうことができる議員が、増えていったらいいなと思っています。しっかりとした質問をする議員には、教育委員会も市長部局も一目置くだろうし、協力し合えるだろうと思います。議会質問の一種のオープンソース化です。これが、教育共創研究所の活動の柱です。

【議会質問勉強会の取り組み】

 教育共創研究所では、議会質問情報を共有し、知恵を出し合い共創し、一自治体の教育実践を、全国に波及させていくための議会質問勉強会を、定期的に(年に8回)開催しています。これは、地方議会から、日本の教育に働きかけていこうというアクションです。地方議員のネットワークを作り、教育分野の勉強の場を作り、知見をためていきます。
※議会質問勉強会について http://www.k3japan.org/blog/4267/
 

 地方議員は、市政にわたるあらゆる分野のことに取り組まねばならず、教育はその一部です。そして、教育に力を入れても、選挙に有利なんてことはありません。高齢者福祉に力を入れた方が、マーケティング的に有利だからです。だから、教育分野は、議員活動の中でもおろそかになってしまいがちです。しかし、心ある地方議員はたくさんいて、そういう議員たちのネットワークと勉強の場があれば、と考えて活動しています。

 議会を通して教育委員会に働きかけ、教育委員会を通して教育現場が改善されていく、という道筋を、しっかりつけたいと思っています。

 これまで、/育「弁当の日」、△い犬疚簑蝓QUテスト」を取り扱ってきました。4月と5月の勉強会では、9月の議会質問に向け、「シチズンシップ教育」について話し合い、議会質問作成に向けた具体的な意見交換を行っているところです。この動きを深め、広め、加速させ、地方議会から日本の教育を良くしていこうと考えています。
山下 洋輔



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2013年06月11日

サステナビリティ学習 @ ネクスファ

これからの学びを拓く塾であり、子どもたちの放課後の居場所であるネクスファにて、サステナビリティ学習「食るを知る」発表会を参観しました。
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「食るを知る」というテーマで、食糧自給率やフェアトレードを学んだり、地元農家さんを見学したり、話を聴いたりしたことをもとに、課題解決型のプロジェクト学習が実施されています。


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小5・6年生はお弁当、小3・4年生はポスター・CM、中1・2年生はホームページを作り、成果発表しました。学年を越えた協働も体験し、教科学習を越えた学びが実現しています。
みんな自分の言葉で語っているのが印象的でした。
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2013年06月04日

読売新聞に柏まちなかカレッジを取り上げて頂きました。

読売新聞2013年6月3日(月)朝刊の東葛版に、柏まちなかカレッジを取り上げて頂きました。

街が教室 学びの輪 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20130602-OYT8T00848.htm?from=tw


街が教室 学びの輪
柏市の店や街角を教室に、特技を持つ市民らを先生に招いて様々なテーマの講座を開く団体「柏まちなかカレッジ」(まちカレ)が活動4年目を迎えた。これまでに150以上の講座が開かれ、先生となった市民も100人超。主宰する教育コンサルタントの山下洋輔さん(35)(柏市柏)は「学びの輪が人の輪になり、さらに地域に広がれば」と話している。(淵上隆悠)


 まちカレは2010年4月、「柏に縁がある人の特技や趣味を街づくりに生かそう」と山下さんが発足させた。構想のヒントは、08年に市内で開いた座談会。「親子の意思疎通」をテーマに、自身や研究者、大学生らがパネリストとして受験や親子の会話などについて話したが、参加者が最も関心を示したのは大学生の話だった。山下さんは「当事者の話が最も人をひきつける」と強く感じた。

 資金的に大きな会場を借りたり、有名な講師を招いたりすることはできないが、市内には面白い店や場所があり、様々な人がいる。「入社1年目の会社員でも、ほかの業界の人から見れば立派な専門家」と山下さんは説明する。

 講座の内容は、花屋での店員によるフラワーアレンジメントや主婦が自宅で開いたキムチ作り、野鳥愛好家と市内を歩いてカラスについて学ぶなど多岐にわたる。先生役も、初期は山下さんが知人などに依頼することが多かったが、経験者の紹介や口コミで希望者も出始めた。講座がきっかけで親睦を深めるようになった参加者も多い。

 先生役にとっても、講座は貴重な経験になる。浜松市公園課職員の堀野哲さん(24)は千葉大園芸学部の学生だった3年前、「手賀沼とエコツーリズム」をテーマに講座を開いた。手賀沼の水質の悪さや市街地からの交通手段の乏しさなど多くの課題について受講者と意見を交わし、「学生なりに勉強した知識を生かしながら、新しい発見もできた」と振り返る。その経験は卒業論文や就職活動にも生きたという。

 ふとした話題が新たなイベントに結びついた事例も。まちカレが毎週市内で開く読書会で、先生役の飲食店店員行政翔平さん(29)が街中で開かれる古本市に関する本を紹介すると、「柏でもできるのでは」と盛り上がり、11年から柏市柏3丁目周辺の店舗の軒先を借りた古本市「本まっち柏」が始まった。今では年2回の恒例イベントとなり、行政さんも「たまたま話しただけなのに、多くの人や街を巻き込む形になった」と驚く。

 目に付きにくい人や地域の魅力を引き出すまちカレだが、山下さんの目標はその発展的解消という。その代わり、「街全体が学びの場となり、自然と誰もが先生や生徒になる柏になれば」と山下さんは願っている。

2013年6月3日 読売新聞)
読売新聞20130602
「システム思考」をテーマにした講座で学ぶ山下さん(左から4人目)ら(JR柏駅近くの飲食店で)


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2013年06月03日

柏まちなかカレッジで、歴史塾を開催しています。

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歴史について語り合います。歴史といっても、年号や人名といった知識を覚えるものではありません。
今まで学校で習わなかったような歴史の考え方を紹介して、今の生き方を考えるきっかけになるような話し合いの場を作ります。月一回くらいのペースで、現代社会や人生のヒントを見つけられるようなテーマで続けていく予定です。歴史カフェスタイルという話合いの場を提案していきます

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これまでのテーマ。
1.歴史学の歴史
2.自分史について-歴史叙述(歴史が、どう書かれているかを考える)
3.日本文化史-10の大切なポイント
4.日本宗教史-生活と宗教
5.身体、武道、宗教、政治
6. 徳川綱吉と水戸光圀‐歴史のイメージ形成
7. 寺子屋と江戸の教育事情
8.一揆-これからの民主主義
9.「災害と復興」について
10.江戸時代の働き方
11.吉原-江戸の文化
12.婆娑羅(バサラ)
13.千利休と新しい価値の創造

第14回目は、「キリシタン-高山右近と領国統治」。流行に左右されるもの、普遍的なもの、そんな不易流行や宗教観、当時の人々の生き方、はたまた政治構造についても話し合っていきたいと思います。

参加費:500円
場所:Yol Cafe Frosch http://edgehaus.jp/yol-cafe-frosch
定員:約10名
案内人:山下 洋輔(柏まちなかカレッジ学長)
元・高校教諭(日本史・世界史)

魁歴史塾


柏まちなかカレッジを設立するとき、イメージしていたのが、パリでマルク・ソーテ氏が開かれていた「哲学カフェ」でした。この「魁!!!歴史塾」では、硬派なテーマではありますが、カフェで、自由闊達な議論が繰り広げられるようになってきました。まちなかに、対話が根付いてきていると実感しています。



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2013年05月20日

インドの創造的な学び

ふだんテレビを見ないのですが、私が母から興味を持つであろう番組を録画しておいたとの連絡がありました。テーマは、『グローバル社会を生きぬけ 〜 “国際教育”新時代』(NHK特報首都圏)。
http://www.nhk.or.jp/tokuho/program/130517.html
日本で働くインド人の子供のための学校『インド・インターナショナルスクール』に、今、すごい勢いで日本人の子どもが増え続けているとのこと。

私が代表理事を務める一般社団法人教育共創研究所でも、インドの教育を取り上げてきました。
http://www.k3japan.org/2013/04/16/4238/
『インドの創造的な学び〜世界を引っ張る力はここから生まれる』

インドの教育」と聞いて、みなさんは何を想像されるでしょうか。
世間でしばしば話題に上るのは2ケタ×2ケタの掛け算(暗算)といった点かもしれません。
しかしそれは、いまや世界の人材輩出国となったインドの教育のほんの一部です。

とくに情報技術者ニーズの集中している昨今のインドでは、IT技術はもちろんのこと
より包括的なスキルやリテラシーを学ぶための体系が整備されつつあります。
具体的には、創造性教育、STEM教育、音楽教育、といった分野でも新たな取り組みが生まれ始めています。
米国のマサチューセッツ工科大学やカルフォルニア工科大学にも匹敵するともいわれる
インド工科大学(IIT) の存在も見逃せません。

今、インドの教育が、注目を集めてきているようです。
教育共創研究所では、この夏(8月18-23日)に、インドをへのスタディツアーを企画しています。
インド工科大学(IIT)、創造性を育む教員研修、インダス・インターナショナルスクールなど、石原正雄氏(ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ取締役)のコーディネートで学びます。
ご興味のある方、ぜひご参加ください。



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2013年03月16日

対話によるまちづくり-鶴ヶ島でプレーパークを!

今日は、埼玉県鶴ヶ島の(株)地域協働推進機構さんに、お招きいただき、「鶴ヶ島の未来の子育て環境について」話し合いました。
プレーパークを作ろうというのが本題です。
私からは、「対話によるまちづくり」の事例を紹介致しました。
「なぜ、まちづくり対話が必要なのか?」
フューチャーセンターによる課題解決の仕組みの提案」
講演から、ワークショップも担当しました。立場や世代を超えたプロジェクトが生まれるような対話の場を生むきっかけになるような場作りを支援させて頂きました。

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たまたまプレーパークは、デンマークフォルケホイスコーレを研究している後輩から報告や相談を受けていたので、私にとっても、興味深いテーマなのです。
昨年、今年とオランダの教育現場にて、保育園や学童保育の状況も視察できました。開始前から、そんな話題で盛り上がり、「対話によるまちづくり」だけでなく、「デンマークの教育についての講演をお願いしたい」と言われてしまいました。
絵は、「こういう場があったらいいなぁ」と思い描いたイメージを、だるま森さんに描いて頂いたそうです。
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鶴ヶ島では、子育てに携わる人・団体は多いですが、お互いが「つながる」機会は多くなかったそうです。今日の機会が、これからの「つながり」を作り、理想を実現していくきっかけです。
「現実だけを見ているのは、現実的ではなく、理想を思い描き、現実をそれに近付けていこうとする方が、ほんとは、現実的だと思うのです。現実は、過去の結果ですから。」という未来志向のご感想を、参加者の方から頂きました。これからの展開が楽しみです。

心あるまちづくりの同志に、柏のことを発信できました。まちづくりの活動に熱心なネットワークの口コミは、柏のイメージ形成において重要だと思います。他市に出てのPR活動も大切な仕事と考えています。

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2013年03月15日

東京大学フューチャーセンター-柏の葉フューチャーセンターの整理

「東京大学フューチャーセンター」という柏の葉キャンパス駅前の工事の看板を見た方から、ご質問を頂くので、お答えします。
東大FC










東京大学は、既存のプロジェクトが、民間企業と共同研究・開発を推進できる場を創っていくという考え方のもとに、平成21年度に東京大学フューチャーセンター推進機構を設立しました。
東京大学柏キャンパスをフィールドとして、新しい社会システムの構築を目指しています。

【サイエンス研究】
超高齢化・低炭素化・社会実験データの蓄積と活用、相乗効果の創出。

【共通課題の解決】
公民学連携、新産業創造。

【教育の体系化】
社会実験手法の体系化。高齢化・低炭素化ノウハウの体系化。社会連携による人材育成。

フューチャーセンターについて、2012年6月の柏市議会にて、
山下が「柏の葉国際キャンパス構想について‐その現状とフューチャーセンターの試み」
について質問し、その答弁に、「一般社団法人のフューチャーデザインセンター」や「柏の葉アーバンデザインセンター」について整理されています。

http://www.y-yamasita.com/diary.cgi?no=119

一般社団法人のフューチャーデザインセンター(平成21年の7月に設立)
民間の企業等によって、国家的な課題を解決すると、そういう具体的な先進モデルをこの地域で考えて実践につなげていくことを目的とする。
http://www.fdc.or.jp/j/greeting/index.html

●柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)
故・北沢猛東京大学教授(当時)が、センターの必要性を提示したことに始まる。柏の葉キャンパス周辺のまちづくりについて、公・民・学が連携してまちづくりを進めると、そのような趣旨のもとに、既に平成18年に設立。これらがさまざまな連携のもとに、まちづくりを総合的に進めるというところでスタートしている。
http://www.udck.jp/about/000246.html

●柏の葉フューチャーセンター(仮称)
柏の葉の新産業創出を目指す。大学や企業等のアイデアを事業化していく。
具体的には、まだ、誰がつくっていくのかもまだ決まっておらず、どういうものにするかということでまだ整理されておらず、具体的には展開されていない。TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)が、この役割を担いつつある。

TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)
多くの先端技術や先進的研究が集まるつくばエクスプレス(TX)沿線の地域特性を生かし、筑波・柏の葉・秋葉原を核とした多くの起業家を育成・支援するネットワーク組織として、2009年11月にTXアントレプレナーパートナーズ(TEP)が設立されました。
日本のアントレプレナー活動の中心的役割を担いながら、海外との交流を積極的に持ち、産業の視点から地域の活性化を図っていくことを目指しています。
http://www.udck.jp/exp/000304.html より引用)


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2013年01月05日

ストーリー・テリング@ネクスファ

あらためて、ストーリー・テリングについて書かせて頂きます。
この「ネクスファ」で、私は、毎月1回、「ストーリーテリング」の講座を担当しています。
一人ひとりの持っている経験は貴重なもの。「ストーリー・テリング」では、どんな話も、その人の経験から生まれたかけがえのない物語と考え、相手の話を尊重して、聴くという姿勢を身につけます。そして、聴いてもらえたという経験は、生きる自信につながります。もちろん、人前で、自分の考えを、はっきりと自由に、恥ずかしがらずに話す力や、物語を組み立てる力がつきます。


前回の記事に出てきた「ネクスファ」という放課後サポートと学習塾が一体化した新しい学びの場があり、地域の大人たちが関わり、学び合うことが大切にされています。

http://next-ph.jp/about.html

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以下の二つの力を身につけることを狙っています。

自己肯定感
⇒話を聴いてもらうことで、自分の存在を認めてもらえたと実感でき、将来の自信につながります。

▲廛譽璽鵐董璽轡腑麈塾呂板阿力
⇒他の人に説明することで、人に伝える力が身につきます。また、人の話を聴くことができるようになります。

http://next-ph.jp/program.html

まずは、難しく考えずに、話を楽しんでもらえるようサポートしています。



上記の2つが一般的な説明ですが、さらに重要なねらいがあります。
それは「子どもの物語作りをサポートすること」です。
※私の指導教授である藤井千春氏のエッセイを以前に紹介いたしました。
「教育とは、子どもの物語作りをサポートすること」

私自身、大学院博士課程では、教育思想・哲学の研究室に所属し、「自分史」をテーマに、自分との対話について、研究していました。教育学では、「成長とは、他者との相互作用」であるとされています。私は、さらに進めて「成長とは、他者との相互作用の結果におこる自分自身との対話」と考えました。「自分史」を書くことで、自分を振り返り、過去をどう捉えるかということを研究したのです。

現在の自分が、過去の自分をどうのように考えるか。そして、どのように今の自分と結びつけるか。つまり、どのような物語を作るか。
ストーリーテリングでは、子どもの物語作りを観察し、成長の様子を把握し、それぞれに合ったをサポートをします。私との対話を通し、子どもの成長に必要な内面・自分自身との対話を深めるのです。

決められた教材を提供するのではないので、私も真剣勝負で臨んでいます。
子どもは正直です。
その結果、毎回、私自身も学ばせて頂いています。
学校を離れ、私自身が授業を担当することがなくなりましたので、貴重な機会です。


 



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2013年01月03日

小学生が思い描く理想の学校

柏中学校の近くに、「ネクスファ」という放課後サポートと学習塾が一体化した新しい学びの場があります。ここでは、地域の大人たちが関わり、学び合うことが大切にされています。

http://next-ph.jp/about.html

この「ネクスファ」で、私は、毎月1回、「ストーリー・テリング」の講座を担当しています。
一人ひとりの持っている経験は貴重なもの。「ストーリー・テリング」では、どんな話も、その人の経験から生まれたかけがえのない物語と考え、相手の話を尊重して、聴くという姿勢を身につけます。そして、聴いてもらえたという経験は、生きる自信につながります。もちろん、人前で、自分の考えを、はっきりと自由に、恥ずかしがらずに話す力や、物語を組み立てる力がつきます。私が教育学博士課程で研究した内容をプログラムに活用しました。まずは、難しく考えずに、話を楽しんでもらえるようサポートしています。

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この日のテーマは「自分たちが思い描く学校」。

はじめに、トットちゃん(『窓際のトットちゃん』)の通っていた学校の話をしました。電車の車両が教室など、うらやましい話が出てきました。次第に、それぞれが理想の学校に話に広がりました。
「世界一ゴージャス」、「校舎がお城」、「土日だけ学校」、「サスケのアトラクションがあり、練習できる」、「魔法を学ぶ」、「手下がいる学校」、「ホワイトハウスが学校」などなど、発想が自由すぎます。


一方で、学びの当事者である小学生自身が思い描く理想の学校は、私も勉強になりました

●「自由」という声が多かったです。これは、教育者が理想としてきたものです。

●「ずっと休み時間」、「遊びばっかり」という本音は、デューイがLearning by doing(体験から学ぶ)と通じるものがあります。先進的な教育では、「遊び(play)」と学びを切り離していません。

●「時間割なし」→学びは、教科・科目によって区切られるものではない、と考えられます。

●「理科実験し放題」、「体育ばかり」、「算数だけ」→自分の好きな科目に集中したいという意見です。

●「先生いない」→学びの主体は子どもたちです。「先生は必要な時だけ」→教員はあくまでサポート役。「宿題なし」→やらされる勉強は、嫌という声。

●「1人から10人の学校」、「一人だけの学校」、「一人につき先生が一人」→少人数・個別教授を求める声も。

●「家のような校舎」→生活と学びを切り離さない教育と共通した考えです。(※例、イエナプランでは、教室はリビングルームとしている)

●「泊まることができる」、「家とくっついている」→イギリスなどの寄宿学校があります。ただ、通学が大変という声でもありました。

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「児童の権利に関する条約
(子どもの権利条約)」は、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約です。1989年の第44回国連総会において採択され、1990年に発効しました。日本は1994年に批准しました。

\犬る権利、⊆蕕蕕譴觚⇒、0蕕銚⇒、せ臆辰垢觚⇒の4つが柱となっています。もっと、子どもの目線に立った教育や政治が必要だと思います。
せ臆辰垢觚⇒に関しても、考えていかなければなりません。子どもたちは、自分に関係のある事柄について自由に意見を表したり、集まってグループを作ったり、活動することができる。

「政策の決定、立案及びそれらの過程への関与方法を考える上で、小さい児童や若者が有している物理的、社会的環境に関する権利を十分に満たすことを優先して取り組むべきである」とロンドン宣言でも謳われています。


子どものころには、哲学的なことも考えているもの。いつしか、大人になって忘れてしまった人も多いのではないでしょうか。大人と比べて未熟ではあっても、子どもの視点は、社会に有益な気づきを与えてくれます。



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2012年12月20日

フューチャーセンターのプロデュース

フューチャーセンターを作りたいという依頼を受け、プロデュースしています。
他にも、設立を検討している方から、相談を受けることが多くなってきました。

,海舛蕕蓮¬唄屬離咼襪離侫蹈△鬟ューチャーセンターとし、テナントの会議室としてだけでなく、公共にも役立てたいとの依頼です。


仮想の都市を作る中で、その議会をプロデュースしていきます。
手賀シティの議会をフューチャーセンターにしたいという相談を受け、お手伝いすることになりました。
手賀沼周辺の自治体を横断した取り組みで、広域行政連携の先駆けになりそうです。移送サービスや宅配など、高齢化社会における事業を、企業と連携しながら、地域通貨を活用し、ボランティアやNPOの活動できる仕組みを目指します。オルタナティブな教育も推進していきます。
こちらは、フューチャーセンターのみならず、まちづくり全体のプロデュースに関わってきます。


ある地方都市(※柏ではありません)の駅前にビルが建ちます。
そのビルの中に、市民・行政・企業が一体となったまちづくりを進めるための機関を置きたいという相談を受け、フューチャーセンターを提案し、設立に向けて関わっています。
写真は、行政執行部、議員、商工会議所役員、商店街代表、NPO代表が集まる中、私からフューチャーセンターの提案をしている場面です。
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フューチャーセンタープロデュースとは、単発のワークショップや会議室の空間デザインだけでなく、まち全体や社会全体で課題に取り組むためのムーブメントを起こす拠点を作ることだと感じています。


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