教育コンサルタント

2013年11月20日

起業支援と地域経済活性の体験ゲーム会

起業家を支援し、地域経済の活性化を目指すゲームを通した勉強会を開催

コワーキング・スペースNoblesse Obligeでは、「地域」の活性化を目指して起業を志すクリエイターなど若者たちの創造的な拠点として、「職」を通して地域を醸し、柏から何かを生み出す場所を創造することを目指している。そこで、今回、起業家を生み出す第一歩として、起業精神と地域活性のゲームを通した勉強会を開催。

他のプレイヤーと協力し、まち全体で目標を達成する現実的なゲーム

このゲームは、「ダイナミズム」といって、(株)ホライズンワークスが、甲斐市商工会議所と共同で開発したもの。お金の大切さはもとより、「サービスをつくり」「設備投資を行い」自分が持つリソースを使うことで「価値」を産み出すことを学ぶ。そして、最終的に大切なものは金銭的なゆとりを越えた「人からの感謝」を勝敗決定のポイントにしている点が特徴である。ある街のあるお店があったとして、街全体をよくするために「そのお店だけ」が何かをしても効果が薄いという考え方に基づいている。このゲームでは、以下のことが体験できる。

・仕入から販売までのビジネスの基本 ・人を雇用することの大変さ ・サービスづくりの重要さ・新たなる可能性の模索 ・人との交渉 など

これまでの実績

2013811日(日)に、甲斐市商工会青年部にて小学生高学年(4年生〜6年生)を対象とした体験学習を実施し、起業や経営といったビジネスについて学ぶ。子どものみならず、大人にも効果があると実感し、都内や大阪でも経営者を中心に勉強会を開催してきた。

 

勉強会詳細

日時 128日(日)13:0018:00

会場 Noblesse Oblige 柏市東上町2-281水戸屋ビル3

講師 ホライズンワークス代表 林真人、教育コンサルタント山下洋輔

参加費 1500円(NOB会員1000円)

 

主催

株式会社ホライズンワークス

社会保険労務士に対するサポート業務に従事する中、次世代の研修構築をはじめ、経営者育成、街の活性化、店舗運営など、さまざまなワーク形式の研修を開発している。著書に「社会保険労務士が年収

1000万円稼ぐ一番シンプルな方法(同文舘出版)」

教育コンサルタント事務所

教育事業のコンサルティング・プロデュースを行う。教育機関だけでなく、企業や地域・行政における教育事業にも関わる。著書に、「地域の力を引き出す学びの方程式(水曜社)」

<本件に関するお問い合わせ>

広報担当 山下  TEL04-7170-0668  Fax: 03- 6745-9416 
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2013年10月15日

ハーグ市教育センター(教育サポート機関)-オランダ報告12

教育サポート機関は、1970年頃、画一から個別への転換が行われた時期に、主として現職教員に対して、教材、教育法、学級経営・学校経営などについてアドバイスをするために作られました。
もともと公営施設だったが、
2000年ごろに民営化。ただし、資金は、国と地方自治体が支給する教員研修費から支払われています。 全国に多い時で60カ所ほどありました。ハーグ市教育センター(HCO)は、教育文化科学省のあるハーグ市の施設として、ロッテルダムにあるCEOと並び有名な施設です。

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日本のように学習指導要領が無いので、オランダの教育方法の自由を支える施設です。シンポール式数学の教材など、先進的な教育プログラムにも出会うことができました。

IT
化が進み、教科書の展示という役割を終え、教育プログラムの紹介・相談と研修提供としての役割に変化してきていると感じました。

日本の各自治体では、教育センターや教育研究所があります。不登校の児童生徒の相談事業などを実施しているとるところが多いようです。このハーグ市教育センターのように、教職員や学校へのアドバイスをする機関が必要です。
教育サポート機関ができるまで、私は教育コンサルタントとして、教材など学校の教職員へのアドバイス・研修や地域とのコーディネートなどを続けていきます。
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2013年06月04日

読売新聞に柏まちなかカレッジを取り上げて頂きました。

読売新聞2013年6月3日(月)朝刊の東葛版に、柏まちなかカレッジを取り上げて頂きました。

街が教室 学びの輪 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20130602-OYT8T00848.htm?from=tw


街が教室 学びの輪
柏市の店や街角を教室に、特技を持つ市民らを先生に招いて様々なテーマの講座を開く団体「柏まちなかカレッジ」(まちカレ)が活動4年目を迎えた。これまでに150以上の講座が開かれ、先生となった市民も100人超。主宰する教育コンサルタントの山下洋輔さん(35)(柏市柏)は「学びの輪が人の輪になり、さらに地域に広がれば」と話している。(淵上隆悠)


 まちカレは2010年4月、「柏に縁がある人の特技や趣味を街づくりに生かそう」と山下さんが発足させた。構想のヒントは、08年に市内で開いた座談会。「親子の意思疎通」をテーマに、自身や研究者、大学生らがパネリストとして受験や親子の会話などについて話したが、参加者が最も関心を示したのは大学生の話だった。山下さんは「当事者の話が最も人をひきつける」と強く感じた。

 資金的に大きな会場を借りたり、有名な講師を招いたりすることはできないが、市内には面白い店や場所があり、様々な人がいる。「入社1年目の会社員でも、ほかの業界の人から見れば立派な専門家」と山下さんは説明する。

 講座の内容は、花屋での店員によるフラワーアレンジメントや主婦が自宅で開いたキムチ作り、野鳥愛好家と市内を歩いてカラスについて学ぶなど多岐にわたる。先生役も、初期は山下さんが知人などに依頼することが多かったが、経験者の紹介や口コミで希望者も出始めた。講座がきっかけで親睦を深めるようになった参加者も多い。

 先生役にとっても、講座は貴重な経験になる。浜松市公園課職員の堀野哲さん(24)は千葉大園芸学部の学生だった3年前、「手賀沼とエコツーリズム」をテーマに講座を開いた。手賀沼の水質の悪さや市街地からの交通手段の乏しさなど多くの課題について受講者と意見を交わし、「学生なりに勉強した知識を生かしながら、新しい発見もできた」と振り返る。その経験は卒業論文や就職活動にも生きたという。

 ふとした話題が新たなイベントに結びついた事例も。まちカレが毎週市内で開く読書会で、先生役の飲食店店員行政翔平さん(29)が街中で開かれる古本市に関する本を紹介すると、「柏でもできるのでは」と盛り上がり、11年から柏市柏3丁目周辺の店舗の軒先を借りた古本市「本まっち柏」が始まった。今では年2回の恒例イベントとなり、行政さんも「たまたま話しただけなのに、多くの人や街を巻き込む形になった」と驚く。

 目に付きにくい人や地域の魅力を引き出すまちカレだが、山下さんの目標はその発展的解消という。その代わり、「街全体が学びの場となり、自然と誰もが先生や生徒になる柏になれば」と山下さんは願っている。

2013年6月3日 読売新聞)
読売新聞20130602
「システム思考」をテーマにした講座で学ぶ山下さん(左から4人目)ら(JR柏駅近くの飲食店で)


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2013年01月05日

ストーリー・テリング@ネクスファ

あらためて、ストーリー・テリングについて書かせて頂きます。
この「ネクスファ」で、私は、毎月1回、「ストーリーテリング」の講座を担当しています。
一人ひとりの持っている経験は貴重なもの。「ストーリー・テリング」では、どんな話も、その人の経験から生まれたかけがえのない物語と考え、相手の話を尊重して、聴くという姿勢を身につけます。そして、聴いてもらえたという経験は、生きる自信につながります。もちろん、人前で、自分の考えを、はっきりと自由に、恥ずかしがらずに話す力や、物語を組み立てる力がつきます。


前回の記事に出てきた「ネクスファ」という放課後サポートと学習塾が一体化した新しい学びの場があり、地域の大人たちが関わり、学び合うことが大切にされています。

http://next-ph.jp/about.html

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以下の二つの力を身につけることを狙っています。

自己肯定感
⇒話を聴いてもらうことで、自分の存在を認めてもらえたと実感でき、将来の自信につながります。

▲廛譽璽鵐董璽轡腑麈塾呂板阿力
⇒他の人に説明することで、人に伝える力が身につきます。また、人の話を聴くことができるようになります。

http://next-ph.jp/program.html

まずは、難しく考えずに、話を楽しんでもらえるようサポートしています。



上記の2つが一般的な説明ですが、さらに重要なねらいがあります。
それは「子どもの物語作りをサポートすること」です。
※私の指導教授である藤井千春氏のエッセイを以前に紹介いたしました。
「教育とは、子どもの物語作りをサポートすること」

私自身、大学院博士課程では、教育思想・哲学の研究室に所属し、「自分史」をテーマに、自分との対話について、研究していました。教育学では、「成長とは、他者との相互作用」であるとされています。私は、さらに進めて「成長とは、他者との相互作用の結果におこる自分自身との対話」と考えました。「自分史」を書くことで、自分を振り返り、過去をどう捉えるかということを研究したのです。

現在の自分が、過去の自分をどうのように考えるか。そして、どのように今の自分と結びつけるか。つまり、どのような物語を作るか。
ストーリーテリングでは、子どもの物語作りを観察し、成長の様子を把握し、それぞれに合ったをサポートをします。私との対話を通し、子どもの成長に必要な内面・自分自身との対話を深めるのです。

決められた教材を提供するのではないので、私も真剣勝負で臨んでいます。
子どもは正直です。
その結果、毎回、私自身も学ばせて頂いています。
学校を離れ、私自身が授業を担当することがなくなりましたので、貴重な機会です。


 



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2012年08月17日

自主自律型の学び‐オランダ報告7

時間割は自分で作る。
時間割

勉強は各自で進める。
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分らないことがあったら先生に質問。進捗を先生に報告。
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大勢の前で挙手するわけではなく、質問しやすい。

先生からの評価は数字ではなく、コメントで。
通知表
評価については、通知表とポートフォリオと三者面談-オランダ報告4を参照。

自学習を支える体系だった教材
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近頃はIT化が進み、個人がログインして学習
IT教材

難しい教材シリーズ・秀才教育
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2012年08月12日

教え子との邂逅

柏を歩いていたら、教え子Oに呼び止められた。今、サッカーの先生をしているという。本当にうれしく、安心した。
ちょうど、今頃の季節に、三者面談をしたのを思い出す。Oは、学業成績が良いわけではなかったので、推薦やAO入試での大学受験を考え、私なりのベストな方法を提案した。しかし、Oは、大学進学ではなく、自分のやりたい道に進むという。大学進学がほとんどの学校にあって、本人はもちろん、ご家族も、そして担任の私も、大きな決断だった。学年主任からは、「大学に進学しなかったことを社会に出てから後悔したとき、責任が取れるのか」と止めるよう指導を受けた。本人の意思を尊重し、主任とねばり強く話し合った。あれから6年たって、懐かしく振り返る。
普通に進学したのと比べて、O本人は苦労して、努力もしたと思う。でも、そういう生き生きと、輝いた人生を送ってもらいたい。O、貴重な報告をありがとう!

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2012年08月04日

「オランダの教育から学ぶ-脱『画一的教育』のヒント」​オランダの学校訪問報告会!


オランダの学校を訪問した報告会を開催致します。
5月に柏で開催しましたが、都内でも、ぜひ!というご要望にお応えして。
5月から、ブラッシュアップしてきました。
ぜひ、お誘いあわせの上、ご参加ください。

2012年8月22日(水)19:00から、
株式会社ベネッセコーポレーション新宿オフィスにて開催します。

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こちらの登録フォームよりお申込ください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/60871ca7208649
(お申込み受付期間:8月22日17:00まで)
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子どもが豊かに学ぶオランダの秘密を教育から覗いてみませんか?

講演者2名は4月中旬にオランダの学校を視察して参りました。

今回の講演では、画一教育から個性を伸ばす個別・協同教育のイエナプランの実践、学び方を学ぶスタディハウス、多様性を育むピースフルプログラムなどを報告します。それらは小国オランダならではの智慧と工夫の宝庫であり、現代日本の教育にとって貴重な示唆になると信じています

現地で見聞きしたこと、また学校の教員やリヒテルズ直子さん*との意見交換で得られた知見などをシェアし、今後の日本における教育のありかたをざっくばらんに模索できる場にしたいと考えております。また、講演者がオランダの教育システムを参考にして構想した教育改革のありかたについてもご紹介させていただきます。ぜひご参加ください。

*オランダ教育研究の第一人者。ブログはこちら→http://www.naokonet.com/


【講演者】
山下洋輔
 柏まちなかカレッジ学長
 教育コンサルタント
 柏市市議会議員
 http://www.facebook.com/yosukeyama

長井悠
 ハバタク株式会社 取締役
 http://www.facebook.com/unagai

【講演内容】
 1) オランダの学校教育の概要
 2) 実際に見聞きしてきたこと、意見交換したこと
   学校見学について
   リヒテルズ直子さんとの意見交換について
 3) これからの私たちの教育改革構想

【主催】教育ゼミ
(教育ゼミは教育に関心を持つ者同士の交流を目的とした個人の勉強会グループです)

【共催】一般社団法人 教育共創研究所
【開催発起人】藤村慎也、大沢望、須藤淳彦

【日時】2012年8月22日(水)
18:45開場、19:00開始、21:00閉会

【会場】株式会社ベネッセコーポレーション新宿オフィス
大会議室(新宿三井ビルディング 12階)
※ビルに入り、エレベーターで直接12階まであがってください。エレベーターを降りたところに案内のものが立っております。
※周辺では通常の会議等も開催されております。静粛な進行にご協力ください。
http://www.benesse.co.jp/benesseinfo/map/y_shinjyuku.html

【参加費】無料

【定員】70人

【懇親会(予定)】※希望者のみ
会場近くのお店を予定しております。(懇親会費目安:4,000円)

【お問合わせ先】
須藤淳彦(ベネッセコーポレーション)
 tukukunn@mail.benesse.co.jp
 090-3726-6094
大沢望(教育ゼミ)
 osawa.noz@gmail.com
 080-3342-1360


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2012年07月07日

校庭から考える-オランダ報告6

オランダの小学校を視察し、撮影した映像です。
※Dr. Schaepmanschool (ドクター・スハエプマン小学校)を訪問 2012.04.19

これからの日本の教育は変わると、校庭から考えさせられました。
陸上競技、球技などの団体競技から遊びにシフトするのではないでしょうか。
集団行動より創造性が求められていると感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=o3k-Y4FYIz4&feature=my_liked_videos&list=LL7NuBzWEP_-BdPF8OGElwYA

日本の事例では、校庭の芝生化が、こういった変化の流れではないかと感じています。
写真は、四国中央市四国中央市の芝生事業を視察
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怪我が減ったり、運動能力が向上したり、子どもの発育に効果が見られるとのこと。地域の諸団体が連携して、維持管理にあたる。地域での交流が生まれ、市民との協働が始まっています。




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2012年05月21日

先生もワークシェアリング‐オランダ報告5

オランダの学校を、見学して、一番の驚きは、教員までワークシェアリングをしていることであった。担任の先生は、交代で出勤。教材会社から購入したカリキュラムを使って授業する。

日本では、担任する生徒については、その一生を面倒見るくらいの情熱を持って指導する。授業は、独自に研究した教材を使う。しっかりとした授業のために、今では、大学院で学ぶくらいでないと、高校ではつとまらない。教員の労働時間を減らしてもらったとしても、生徒との面談や教材研究にいそしむ人が多いのではないだろうか。
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教材のソフトを使って授業

オランダの教員は、日本の教員と比べ、頼りない。逆に、そこがポイントなのかもしれない。たとえば、複数の教員が担任するためには、情報共有が必要である。つまり、「先生の城(閉ざされた学級)」にはならない。教材会社のカリキュラムを、複数の教員で進めることで、進度が保たれ、当たり外れがない。システムが確立し、教員はプロ意識が徹底していると言える。

オランダは、日本の
3分の2の労働時間で、仕事効率が1.5倍である。日本の教員の素晴らしさを確認するとともに、労働環境を改善するためには、教員自身の意識改革が必要と気づかされた。




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イエナプランとは‐オランダ報告2

イエナプランとは、異年齢・異学年で学級を編成。上級生に教わり、下級生に教える。
車座で対話を通して、協働して学ぶ。同時に、静かに学ぶ時間、自立学習を重視する。
知識面では、学年ごとの小集団に、先生が説明。理解した児童・生徒から、自立学習に移る。友達に教わったり、PCや図書で調べたり、先生に質問して、身につけていく。

ドイツのピーター・ペーターゼンによって、1923年ころから研究と教育実践が始まった。
第二次大戦やペーターゼンの死によって、ドイツでは停滞。1950年代にオランダに入り、発展を遂げる。
70年代のオランダの学校教育改革、特に画一教育から個別教育への変換に、甚大な影響をもたらした。

Dr. Schaepmanschool (ドクター・スハエプマン小学校)
http://www.schaepmanschool.nl/
イエナプランの優良校の賞を取った学校です。
この学校は、4月13日に日本テレビで放映されるアナザースカイで、尾木直樹さんとともに訪れ紹介されました。
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中央 Dr. Schaepmanschool (ドクター・スハエプマン小学校)の校長先生
左 長井悠ハバタク株式会社取締役
右 山下洋輔

イエナプラン教育の20の原則
http://study.japanjenaplan.org/?cid=2 より引用

1.
どんな人も、世界にたった一人しかいない人です。つまり、どの子どももどの大人も一人一人がほかの人や物によっては取り換えることのできない、かけがいのない価値を持っています。

2.
どの人も自分らしく成長していく権利を持っています。自分らしく成長する、というのは、次のようなことを前提にしています。つまり、誰からも影響を受けずに独立していること、自分自身で自分の頭を使ってものごとについて判断する気持ちを持てること、創造的な態度、人と人との関係について正しいものを求めようとする姿勢です。自分らしく成長して行く権利は、人種や国籍、性別、(同性愛であるとか異性愛であるなどの)その人が持っている性的な傾向、生れついた社会的な背景、宗教や信条、または、何らかの障害を持っているかどうかなどによって絶対に左右されるものであってはなりません。

3.
どの人も自分らしく成長するためには、次のようなものと、その人だけにしかない特別の関係を持っています。つまり、ほかの人々との関係、自然や文化について実際に感じたり触れたりすることのできるものとの関係、また、感じたり触れたりすることはできないけれども現実であると認めるものとの関係です。

4.
どの人も、いつも、その人だけに独特のひとまとまりの人格を持った人間として受け入れられ、できる限りそれに応じて待遇され、話しかけられなければなりません。

5.
どの人も文化の担い手として、また、文化の改革者として受け入れられ、できる限りそれに応じて待遇され、話しかけられなければなりません。

6.
わたしたちはみな、それぞれの人がもっている、かけがえのない価値を尊重しあう社会を作っていかなくてはなりません。

7.
わたしたちはみな、それぞれの人の固有の性質(アイデンティティ)を伸ばすための場や、そのための刺激が与えられるような社会をつくっていかなくてはなりません。

8.
わたしたちはみな、公正と平和と建設性を高めるという立場から、人と人との間の違いやそれぞれの人が成長したり変化していくことを、受け入れる社会をつくっていかなくてはなりません。

9.
わたしたちはみな、地球と世界とを大事にし、また、注意深く守っていく社会を作っていかなくてはなりません。

10.
わたしたちはみな、自然の恵みや文化の恵みとを、未来に生きる人たちのために、責任を持って使うような社会を作っていかなくてはなりません。

11.
学びの場(学校)とは、そこにかかわっている人たちすべてにとって、独立した、しかも共同して作る組織です。学びの場(学校)は、社会からの影響も受けますが、それと同時に、社会に対しても影響を与えるものです。

12.
学びの場(学校)で働く大人たちは、1から10までの原則を子どもたちの学びの出発点として仕事をします。

13.学びの場〈学校)で教えられる教育の内容は、子どもたちが実際に生きている暮らしの世界と、(知識や感情を通じて得られる)経験の世界とから、そしてまた、<人々>と<社会>の発展にとって大切な手段であると考えられる、私たちの社会が持っている大切な文化の恵みの中から引き出されます。

14.学びの場(学校)では、教育活動は、教育学的によく考えられた道具を用いて、教育学的によく考えられた環境を用意したうえで行います。

15.学びの場(学校)では、教育活動は、会話・遊び・仕事(学習)・催しという4つの基本的な活動が、交互にリズミカルにあらわれるという形で行います。

16.学びの場(学校)では、子どもたちがお互いに学びあったり助け合ったりすることができるように、年齢や発達の程度の違いのある子どもたちを慎重に検討して組み合わせたグループを作ります。

17.学びの場(学校)では、子どもが一人でやれる遊びや学習と、グループリーダー(担任教員)が指示したり指導したりする学習とがお互いに補いあうように交互に行われます。グループリーダー(担任教員)が指示したり指導したりする学習は、特に、レベルの向上を目的としています。一人でやる学習でも、グループリーダー(担任教員)から指示や指導を受けて行う学習でも、何よりも、子ども自身の学びへの意欲が重要な役割を果たします。

18.学びの場(学校)では、学習の基本である、経験すること、発見すること、探究することなどとともに、ワールドオリエンテーションという活動が中心的な位置を占めます。

19.学びの場(学校)では、子どもの行動や成績について評価をする時には、できるだけ、それぞれの子どもの成長の過程がどうであるかという観点から、また、それぞれの子ども自身と話し合いをするという形で行われます。

20.学びの場(学校)では、何かを変えたりよりよいものにしたりする、というのは、常日頃からいつでも続けて行わなければならないことです。そのためには、実際にやってみるということと、それについてよく考えてみることとを、いつも交互に繰り返すという態度を持っていなくてはなりません。

(リヒテルズ直子訳)




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イエナプランの授業風景‐オランダ報告3

リヒテルズ直子さんのご案内で、イエナプランの学校を中心に見学した。イエナプランの教育は、学年の違う子供たちを混合してクラスを編成し、学び合う共同体を作る。自分で学習計画を立て、各自で課題に取り組む。一方で、対話や観察を中心とした授業が展開されている。自立学習と協同学習を組み合わせたものである。


 私が見学した
20名のクラスでの学習風景を紹介する。3つの学年が1クラスに在籍。1学年6名が先生の周りに座り、算数の説明を受ける。1回の説明で理解した児童は、自席に戻り、課題を取り組み始める。もう一度、先生は、かみくだいた説明をする。児童が、分かるまで繰り返される。そして、次の学年が先生の周りに集まった。

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 説明を終えると、先生は教室を歩き、質問を受ける。みんなの前で質問するわけではないので、内気な児童でも大丈夫である。また、教室に備え付けられているPCの教材で調べている児童もいる。同じ班の先輩から教わる児童もいる。先輩も教えることで、理解が深まる。異学年混合クラス編成の利点だ。

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日本の塾で行われている個別教育の良さと、教室という社会の中で学び合う良さの両方が生かされた教育であった。

これで、学習は身についているか?そんな心配は不要である。全国模試のようなテストを行っている。点数を競うのではなく、今後の学習や指導の指針となる。本来の意味でのテストだ。結果によっては、心理学など専門家によるサポートも受ける。自由な教育が認められる反面、教育監督局の指導を受けており、自由放任なわけではない。

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※訪問校 ’t Kompas ヘト・コンパス小学校
Vlaardingen(フラールディンゲン)という都市にあるプロテスタント系の小学校。イエナプラン校ですが、ピースフルスクール・プログラムという、現在シチズンシップ教育のメソッドとして先端を切っているプログラムを採用している。
http://www.jenaplan-tkompas.nl/

※訪問校 ドクター・スハエプマン小学校
イエナプランの優良校の賞を取った学校。この学校は、4月13日に日本テレビで放映されるアナザースカイで、尾木直樹さんとともに訪れ紹介した学校です。

http://www.schaepmanschool.nl/


オランダは、移民も多く、多様な社会である。教育も、多様である。フレイネ、モンテッソーリ、シュタイナーなどの進歩的な学校やイスラム教の学校など、様々な教育が行われている。このイエナプランも、その中の一つに過ぎない。当然、オールドスクールと呼ばれ、教壇で先生が板書して、教科書を読む画一的な学校もあるということも触れておく。

 




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2012年05月05日

通知表とポートフォリオと三者面談-オランダ報告4

オランダイエナプランの学校での「教育評価」について、報告いたします。

通知表は、数値で表されていません。
国語、理科、社会、音楽といった教科ごとではなく、主体性などの姿勢や聴く力やプレゼン力などスキルについて、5つくらいの項目について、教員がコメントを記し、評価されています。

児童生徒・教員・保護者の三者面談は、年に3回程度開かれます。
ここでは、この通知表をもとに話し合われます。
子ども自身の評価と合わせて、話し合われます。
保護者も同席していますが、児童生徒-教員が話し合い、保護者は傍聴しているイメージです。

それぞれの児童生徒は、学びのポートフォリオを作成しており、自分自身の評価に役立てています。
一番よくできた作品や印象深い取り組みをファイルに保存しています。
たとえば、1年生の時に、きれいにアルファベットが書けるようになった時の練習プリントが保存されており、発達の過程をたどりことができます。

写真は、そのポートフォリオを見せてもらっているところ。
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それぞれの児童生徒のポートフォリオが、教室の棚に保管されています。
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卒業生のポートフォリオも、PCスペースの棚に保管してありました。
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2012年05月02日

リヒテルズ直子さんとの出会い‐オランダ報告1

私は、土浦日大高校で教諭を勤めていた。

生徒中心の学級運営、部活動や学生寮での自立的な組織作り、協同的な学びのの授業など、充実した教育活動であった。

しかし、大きな壁にも直面していた。
学校外での生徒を取り巻く環境だ。
家庭や地域、社会が与える生徒への影響は大きい。
経済不況で親が失業している家庭、TX新線開通や郊外大型店の進出によるまちの衰退。
治安の悪化、若者をねらった犯罪、「勉強したって社会の役に立たない」と言う大人。

「何とかしなければ」
そんな気持ちで解決策を模索する中で出会ったのが、リヒテルズ直子さんが書かれた『オランダの教育』だった。
その本を読み、社会を変える教育・教育を支える社会という視点を得たのであった。

それから約5‐6年が経った。
学校を離れ、研究だけではなく、地域に入って声を拾い、教育について考えてきた。
今回、そのリヒテルズさんに対面し、語り合い、オランダの学校をご案内して頂いた。


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2012年04月11日

柏におけるフューチャーセンターの状況

柏におけるフューチャーセンターの状況を、紹介します。

柏では、NPOのコミュニティカレッジである「柏まちなかカレッジ」が、
2011年1月に、市民と柏市をはじめとする自治体職員を集め、
「まちづくり」に関するフューチャーセンターセッションを行いました。
その時の基調講演としてKDIの荒井恭一氏にフューチャーセンターについてお話頂きました。
その後、2回、継続して開催しています。
その時のブログ記事です。
http://www.kcollege.org/blog/?p=358
FC4

9月から、柏まちなかカレッジ学長の山下が、柏市議会議員となり、
9月議会、12月議会にて、「柏市でフューチャーセンター設立の提案」を行っています。
市役所からは、設置に向けて、前向きな答えをもらいました。

2012年1月に、柏市副市長、企画、総務の担当職員と山下が、
KDIの荒井氏のコーディネートのもと、国内のフューチャーセンターの事例を視察しました。
柏市のまちづくりの核となる機能として、導入を検討しているところです。
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図書館や公民館など、現在ある施設に、フューチャーセンターの機能を備えさせることも考えられます。
たとえば、柏の北部地域にUrban Design Center Kashiwaという施設があります。
http://www.udck.jp/
この施設の目的やプログラム内容は、フューチャーセンターと通じるものがあると理解しています。

これら一連の取り組みを「フューチャーセンター・ネットワーク第2回ギャザリング」にて紹介させて頂くました。
http://www.innovation-glocom.jp/innovation-behavioral-science/2012/02/2225-future-center-alliance.html
このKDIの野村氏が提唱するFCネットワークに連動して、
2012年6月に、柏まちなかカレッジで、フューチャーセンターを開催する予定です。
今、柏市の課題でもある「食と農」をテーマに取り上げようと企画しているところです。
CIMG2783
柏まちなかカレッジ
http://www.kcollege.org/


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2012年04月06日

お母さんを孤立させないコミュニティ作り-親力養成塾

もう、5−6年前になりますが、教員を辞めてから、教育コンサルタントとしての最初の事業は、「親の塾」でした。
たとえば、ご主人の転勤先の地域で、孤独に子育てするお母様方のコミュニティとしての役割も考えていました。
より良い子どもの生活習慣や親子関係、その実現のためのコーチング技術をお伝えしていました。
子どもは、教科書や学校の授業を大切にし、体を動かし、絵や音楽などに興味を持ったら存分に取り組み、規則正しい生活を送ることが、何よりです(大人も同じですが)。

今日は、お母さま方から、子どもの教育についてご相談を受けました。
親が、周囲に何となく流されて、子どもたちを追い詰めている部分もあると気づきました。
お母さんのコミュニティは、育児の孤立を防ぐために、重要です。
ただ、それが、面倒なお付き合いだったり、みんなで赤信号を渡るような子育てをしてしまう集まりになる恐れもあります。
ファシリテーターや適切な助言者の存在が必要になってきます。


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2012年04月05日

柏市教育振興計画

柏市の教育振興計画が公表されました。

柏市教育振興計画は、地方自治体が取り組む、これからの教育が一通り網羅されています。
それだけでも、なかなか読み応えがあります。

さらに、柏の地域性や考えが書かれた部分を読み取っていくと、お子様が受けている教育の意味、さらには、私たちが働きかけていかなければならない部分が見えてきます。
立派な計画の作文に終わらせず、しっかりと計画通りの教育が実践されているか、チェックしていく必要もあります。
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/280100/p011179.html

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2012年04月03日

教育分野の経歴

教員として、授業方法、高校生の実情、PTAや地域との関わり、ありとあらゆる学校教育について、24時間休みなく修行した。

教育コンサルタントとして、カウンセリング、対話、ファシリテーションを学んだ。

博士課程で研究し、国内外の実践事例や教育理論及び方法論を知った。
柏まちなかカレッジ学長として、学校教育だけではない、教育の可能性に気付いた。

議員となり、地域の小中学校の見学や教育委員会との話し合いが始まった。

一教員の時には、できなかったこと、分からなかったことに取り組んでいる。

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2012年03月06日

授業の改革が、学校を変える。

先日、市内の中学校を見学し、授業や施設を見させていただきました。

その中学校は、以前は、少し荒れている印象を私は持っていたのですが、今は落ち着いた、しっとりとした雰囲気に包まれていました。

校長先生に、今の落ち着きを取り戻すために取り組んだことを質問したところ、校長は、授業の質を改善させることを徹底したと答えられました。生活指導の強化や集会での説教ではなく、しっかりと授業に取組む姿勢を、全教職員に徹底させたそうです。これがボディブローのように効き、今があると振り返られていました。

理科の実験では、全員が授業に参加し、生き生きと、学ぶ生徒の表情を見ることができました。安全面に、教員の細心の注意が払われています。

また、特別支援学級を、できるだけ閉ざさないよう、教科担当の先生が授業する時間や所属の学級に戻って授業を受ける時間を組み合わせていました。

相談室では、空き時間のできた教員が授業を受け持つ。相談室通いの生徒に対しても、しっかりと学習してもらう熱意を示している。教員の負担は大きいと思うが、成果は出てきていると説明してもらいました。

 



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2011年11月08日

地域に支えられる小学校

11月5日、柏市立手賀東小学校の収穫祭を見学しました。

学校の畑で、自分たちで育てたお芋を焼き、みんなで食べます。
エデュブル・スクールヤード(食育菜園)というアメリカの中学校での活動を思い出しました。
料理人のアリス・ウォーターさんが、子どもたちと校庭のアスファルトをはがし、無農薬で野菜を作り、それをみんなで料理して食べると、荒れていた学校がみるみる立ち直っていったそうです。
手賀東小の子どもたちが心優しく感じたのも、こういった日々の積み重ねなんだと思います。
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もち米が、おもちに変わっていくのは不思議。子どもたちは、熱心に観察しています。
入学前から学校の先生と接することができ、1年生になってスムーズに学校生活が送れそうです。
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お餅つき。学年を超えて、助け合う。
親も先生と間違ってしまうくらい、地域の方々が協力しています。
みんなが、子ども一人ひとりのことを知っていて、育てていこうという意思を感じました。
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つきたてのお餅と焼きたてのお芋を、みんなで食べました。
お餅やお茶を持ってきてくれたり、座る場所を作ってくれたり、小学生に接待?してもらいました。
大人と話したり、気配りしたり、これも社会勉強ですね。
地域の高齢者の方々も、子どもたちの元気な姿に触れられ、嬉しそうです。

小学生の代表が、地域の方々へ感謝の気持ちを伝えています。
校長先生は、一つの思い出が、小学校時代のすべての印象を良くしてくれることがあるとも話されました。
大人になって聴くと、しみじみと吸収できます。

校長の荒木先生は、人間味あふれる魅力的な方です。
校長が、地域に根差した学校でありたいという意思を示し、地域の方々の協力を得て、学校運営されています。

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2011年11月07日

おススメの一冊・魚住直子『園芸少年』

魚住直子『園芸少年』(講談社、2009年)

花や植物を育てる園芸部の活動を通して、不器用な高校一年生の少
年たちが成長していくストーリー。
今の高校生が描かれています。

農業体験を通して、人間形成や心のケアを目指すサス塾の農園とも通じるところがあります。
山下からのオスス
メの一冊です。

じつは、ご近所のハックルベリーブックスで勧めて頂いたものです(^^;
;



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2011年07月13日

教育コンサルタントのサイト

教育コンサルタント山下洋輔事務所のホームページがあります。
仕事の具体的な内容について見てみたいという方、
ぜひ、ご覧になってください。


教育事業、文化事業、人材育成に関連する情報を
facebookページからも情報発信しています。
「いいね!」を押して頂き、いろんな情報を共有できれば幸いです。

http://www.facebook.com/home.php?ref=home#!/pages/%E6%95%99%E8%82%B2%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E6%B4%8B%E8%BC%94%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80/197002587019096?sk=info

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2011年05月23日

東葛飾高校同級生、久冨篤郎君からの応援メッセージ

山下君は昔から真直ぐな人間です。
彼の教師時代、2人で酒を酌み交わした時に、
現実の問題点とその解決策を熱く語っていた姿を今でも記憶しています。
そんな彼が多様な経験の中で、柏への熱い想いから導いた
「政治への挑戦」という決意を全力で応援します!
彼と青春時代を共に過ごした柏のまちが、素晴らしい街になると確信しています。 

メーカ勤務 久冨篤郎


遅くまで、飲みながら、教育の話を聴いてくれた篤郎君。
企業や経済の話や会社員としての生活も話してくれました。
そんな友達との対話から、今の自分があるのだと思います。

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2011年05月20日

教え子のブログを読み、感激

教え子のブログを引用します。
読んでいて、嬉しくて、嬉しくて、思わず泣いてしまいました。

http://daizudayo.blog80.fc2.com/blog-entry-1152.html


「やろうと思えば」

昨日、最寄のラーメン激戦区で夕食をとろうと、町を散策していると、高校時代に日本史を教わっていた先生と、偶然再会した。

先生が何をやっていたかと言えば、政治の世界に足を踏み入れるため、街頭で声掛けを行っているところだった。

僕の存在を認知するなり、先生は笑みと驚きを混ぜたような表情でハイタッチ。明るい、先生らしい反応だった。

先生とは、日本史の時間によく話をしていた。僕は予備校に通っていたことから日本史が得意だったし、先生の質問にぱっぱと答えていたという理由で、「日本史のキャプテン」という仰々しい称号を賜っていた。

自習時間に先生がくれば、先生と将来のことを話していた。夢のなかった自分。そんな僕にも説教っぽくではなく、同じ目線に立って話を聞いてくれたことを思い出す。

思えばあの頃から、先生は「志を高く」というようなことをおっしゃっていた。
他の先生とは違って、生徒の側に立って物を考えてくれた先生は、他の教員から怒られることもためらわず、生徒の盾になってくれたこともある。

きっと、担任のクラスの連中に聞けば、もっといい話・悪い話があるだろうが、僕が知っているのはそこまで。
僕の住む地域とは直接的な関係はないが、先生の活動拠点にもきっと影響を与えられるだろう。

僕は精一杯協力したい。

やろうと思えば、行動はいくらでも起こせる。

先生は教えずして、僕たちに教えてくれている。

山下洋輔先生、頑張ってください!


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2011年05月19日

それぞれの襷(たすき)

駅に立って、ご挨拶していると、
いろんな方々とお会いすることができます。
特に、久々に再会できるのは、嬉しいことです。
昨日の「襷に込めた思い」を載せチラシを柏駅東口で配っていました。
そこに土浦日大での教え子から声をかけてもらいました。
その後、彼からメールもらったメールを紹介します。

「今日柏駅ビックカメラ付近で偶然にも再会した○○です。

土浦日大時代はお世話になりました。

久しぶりにお会いできて良かったです。

僕は今美容師として頑張ってますが長男として家族みんなを最終的には支えるつもりで頑張ってます!
先生の襷という言葉に対して思う意味合いはいろいろあると思いますが、僕も美容師としてお客様をキレイにしてあげられる職業ということで、女性だけでなくとも美しさを継続または見出だしたり気付かせてあげられるという面では僕の仕事も考え方によっては見えない襷が行き来しているんだと考えさせられました。

漢字一文字でも考え方によっては尽きないほどの意味が何個もあるんだと気付かされました。

また明日から気持ちを引き締め仕事していきます。


長々とすいませんでした。先生もお忙しいと思いますがいつかご飯でも行きましょう。
何かの縁ですしね。
では今日1日お疲れ様でした。
おやすみなさい。」

みんな、それぞれの襷があると気づきました。
そして、見出したり、気づかせたりしていくという、
私が教育として語っていることを、彼は美容の仕事で実践しているんだと感じました。
「襷へに込めた思い」は、わかりにくい表現だとも言われますが、
じっくり読んでもらい、意味を深めてもらっていて嬉しかったです。



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2011年05月18日

人と人とをつなぐ襷(たすき)になります。

【人と人とをつなぐ襷(たすき)になります。】

 

人と人をつなげる。過去と未来をつなげる。私たちの願いを市政につなげる。

そんな、襷(たすき)に私は、なります。

みなさん、私と一緒に走ってください!


駅伝で重要な役割を果たす襷(たすき)。

ランナーの頑張り、チームの想い、チームの伝統。

そんな目に見えない力が一本の布にこめられています。


  私の役割は、襷(たすき)と同じ。

  あなたと共に走ります。

  苦しい時も一緒です。

  あなたの一生懸命を次のランナーに伝えます。
  襷(たすき)が、柏の一人ひとりの一生懸命を結びます。



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2011年02月12日

取材への姿勢−週刊文春に載りました

週刊文春2/17号THIS WEEK教育欄に、教育コンサルタント山下洋輔としてコメントが掲載されました。
 東京大学が女子の受験生募集に必死であるということに対して、意見を求められました。東大1年生の女子の方、東大の博士課程に在籍する友人、他大の入試広報担当者から話を聞き、確認を取り、取材にのぞみました。

一般的に、取材で詳しい内容をお伝えしても、記事ではほんの一部しか取り上げられないものです。ニュアンスが変わってしまい、こちらの意図しない内容になってしまうこともしばしばです。研究者だった時には、正確に取り上げられないことを恐れ、お断りしていました。

 しかし、大学院を終え、社会に出て活動を始め、情報を発信していく責任を感じるようになりました。「どうせ、ちゃんと伝わらないから」と言って、伝える努力を放棄せず、少しでも社会に働きかけていければと取材の依頼を頂ければ、受けるようにしています。 もちろん、取材への準備をし、誠実に答えるようにします。そして、何より、日々の勉強も大切ですね。


週刊文春

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2010年10月08日

みんなで作ろう手賀沼今昔物語 @高柳

手賀沼今昔物語2
地域の魅力を引き出す。
そのためには、その地域を好きになること。
好きになれば、その地域に誇りを持つ。
誇りを持てば、それを守ろうとする。
そうすると、地域を良くしていこうとする動きが出てくる。


では、その地域を好きになるにはどうすればよいか?
好きになるには、関わりを持つことが重要。
ふだん、慣れ親しんでいる手賀沼の意識していなかった部分でも、
客観的に見つめれば、新たな魅力が発見できる。


まちカレらしい対話で、参加者の手賀沼にまつわる思い出を分類し、手賀沼のこれからを考えました。

手賀沼今昔物語1

堀野先生が、参加者の中で最年少。しかし、千葉大学園芸学部で専門に研究していることを、実践に活かしてくれました。アカデミックな分野では教える立場ではなくても、一般の方々にわかりやすく説明することで、先生自身の成長にもつながる。まさに、まちカレの原点です。


会場を提供して下さった地元の杉浦氏(サステナ義塾設立準備委員長)もゲスト参加し、
ご自身の思い出や専門である環境コミュニケーションについて語って頂くなど、
深みのある対話となりました。


「手賀沼今昔物語は、沼南で決まる。柏と沼南の意識的な壁を壊そう!」
という意見が出ました。
会場は、高柳。
11月には手賀沼散歩。柏まちカレも、積極的に沼南に関わっていきたいです。


 



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2010年09月22日

【みんなで作ろう!手賀沼今昔物語】講座開催 9/23(木・祝)1時〜

ついこの前まで暑かったのが嘘のようですね。
秋といえば、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、文化の秋。
そして、柏まちカレの秋。
よりいっそう、素敵な講座を企画していきたいと励んでまいります。

さて、来週23日の秋分の日の午後に、
「みんなで作ろう!手賀沼今昔物語」と題した講座を開きます。

先生は、千葉大学4年生の現役大学生の堀野さん。
園芸学部にて、地域と人々の暮らしのかかわりを調査・研究しています。
そんな堀野さんが、柏の地域のためにも何かできたらということで、
まちカレの講師を担当して下さりました。


【内容】
昔の手賀沼を見直すことで、手賀沼の今後について話合います。
手賀沼でどのような「思い出」がありますか?
みなさんの思い出を集め、これからの手賀沼を考えていきましょう。
「思い出」は「風景」や人々のその場所に対する「愛着」や「誇り」に直結すると考えます。
したがって昔の手賀沼での思い出が今の手賀沼の魅力になると思います。
みんなで思い出を共有していくことで、
この会が手賀沼の魅力を引き出していくきっかけになれば幸いです。

日時: 9月23日(木)13:00〜14:30

場所: サステナ義塾 高柳校舎(旧 茗泉塾)(柏市南高柳4-21)
東武野田線高柳駅を降り、1つ目の信号を右折し、線路沿いを5分ほど直進。
夏見そばの隣の建物です。2階建てで、丸い窓が特徴。

講師: 堀野哲さん(千葉大学園芸学部4年)

受講料: 500円

協力: サステナ義塾設立準備委員会

会場を提供して下さったサステナ義塾設立準備委員会は、
1月の柏まちカレカフェに参加された杉浦さんを中心に、
「持続可能な社会の実現」という共通の目的を持ち、それぞれの目線で、
環境問題をはじめとしたさまざまな社会の課題を深く知り、共有し、
それを解決するためのスキルを学び、
学校でも、ビジネスの場でも、家庭でも各々の立場で出来ることを実践する。
そんな、きっかけをつくる「塾」です。

http://www.susjuku.jp/index.html

高柳では、教科学習だけでなく、農業体験などを通して生物多様性なども学ぶことができます。
今後の動きから目の離せないプロジェクトが展開しそうです。



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2010年09月20日

【柏まちカレ講師、この指とまれ!】(柏まちカレ講師養成講座)

柏まちなかカレッジで講座を開くための企画を
柏まちカレのスタッフと一緒に作りましょう!

まちカレに興味はあるけど、教えるなんて。。。
そんな声を耳にすることがあります。

自分の魅力や長所に気づいていない。
もしくは、自信がなかったり、遠慮してしまったりしてしまっている。
私たちとしましては、そんな方にこそ、先生になって頂きたいのです!

この講座をきっかけに、柏の素敵な方を、みなさまにご紹介できれば幸いです。

******************************

【柏まちカレ講師、この指とまれ!】(柏まちカレ講師養成講座)

柏まちカレ講師希望者、要チェックです。

「柏まちカレの講師になるは、どうしたらいいの?」

そういったご質問に学長の山下がお答えします。

あなたの長所や魅力を引き出します。自分を見つめ、飛躍するためのチャンスになれば幸いです。

一緒に講座の企画を立て、講座開催までのフォローを致します。

これで、あなたも柏まちカレ講師に!


【日時】 9月28日(火) 19時から20時30分
【場所】 柏市民活動センター 2階会議室
【参加費】 無料
【講師】 山下 洋輔(柏まちなかカレッジ学長)

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2010年09月08日

地域通貨の取組み―トランジッション・タウン藤野を視察

8月末、柏まちカレ福島副学長と、藤野町(神奈川県相模原市)に行ってきました。
トランジッション・タウンの試みに、柏まちカレやサステナ義塾のヒントがあるのではと思い、代表の榎本英剛さんに連絡を取り、会議に参加させて頂きました。

藤野は、新宿から中央線で1時間ほど。
森と相模湖の豊かな自然に恵まれた町です。
戦時中から芸術家が移り住み、文化的な雰囲気を感じます。
人口は約1万人。地元の方と移住してきた方の割合は、ちょぷど半々。

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トランジッション・タウンとは、石油の限界と気候変動を危機と感じ、
市民の創意工夫と地域の資源を最大限に活用して、
脱石油社会へ移行していくためにイギリスで始まった草の根運動です。
イギリスで、この運動に感銘を受けた榎本さんが、日本で立ち上げられたのが、このトランジッション・タウン藤野なのです。

私たちの参加した会議は、公民館の和室で開かれ、
子ども連れのお母さんも参加され、和やかな雰囲気でした。
メンバーの日常の報告から始まり、話しやすい場作りに
榎本さんの見えない心遣いを感じました。

トランジッション・タウン藤野の活動内容は、ソーラークッカー作り、草木染め・ふんどし作り、梅干作りなどのイベント開催、他の地域への参加などです。
他の地域イベントへの参加を通して、まちに溶け込み、団体同士の横のつながりができていくのは、私たち柏まちカレとも共通するところで、やはり大切なことだと確認できました。

建設中の里山長屋も見学しました。
4世帯が協力して、持続可能な暮らしをしようという試みです。
長屋建設の様子はブログで報告されています。
http://blog.canpan.info/nagaya
藤野里山長屋
たくさんの興味深い活動の中で、1番刺激を頂いたのが、地域通貨。
地域通貨「萬(よろず)」を媒介に、地域とのつながりを強めています。
私は、通貨制度を作るというのは、大変なこととビビッていた面がありました。
しかし、藤野で実践されている地域通貨を見て、
柏でもやってみようと思い立ちました。
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紙幣を発行するのではなく、通帳に書き込む方式が採用されています。
これだと、立上げ時のコストは小さくてすみます。
ただ、勝手に嘘を書いて、地域通貨を増やしたりすることもできます。
でも、そんなことしても「むなしい」だけ。
地域の方々の良心にまかせているとのこと。
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参加者は、「自分のできること」と「自分のお願いしたいこと」を書き、
事務局がそのリストを作り、配付します。
たとえば、私は「悩み相談聴きます(200萬)」と載せてもらい、相談を受け、200萬の地域通貨を記帳してもらう。
そして、「撮影します(300萬)」という方に撮影してもらい、−100萬になるわけです。
交流の過程が、通帳に記されるのは素敵です。

この地域通貨を普及させるコツを教わりました。
「勧誘しないこと」。
人前で、楽しそうに、そしてコソコソとやっていると、
仲間にいれてもらいたくなるそうです。

私たちが、昼食をとっていたときに、早速、
地域通貨に参加したいと声をかけられていました。
こんな感じで広がっていくのかぁと、貴重な場面に遭遇できました。

柏まちカレで、年内に勉強会を開き、準備委員会を募り、
年始あたりには実験的にスタートしてみます。
多くの事例が3-40人程度で始めたそうです。
まずは、実践です。

勧誘しないで始めていきますので、
ご興味をお持ちの方は、気軽にご連絡下さい。
y@ryokuyo.org


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2010年08月30日

焚き火ダイアログ合宿@勝浦

8月28日(土)〜29日(日)千葉県勝浦市にて、柏まちなかカレッジ有志による「焚き火ダイアログ」合宿を行いました。
写真
ダイアログ(dialogue)とは、対話の意味です。
私たち、柏まちカレは、対話を重視 しています。

今まで、月に2-5回ほど2時間程度の会議を37回、開いてきました。
そこでは、講座や運営について話し合っています。
この合宿では、普段の会議とは違って、生き方や社会・自然について考える機会を作ろうということが目的でした。
将来的には柏まちカレの行事にする実験として、メンバー以外の方も口づてで募り、開催しました。

サークルの合宿で、最後にキャンプファイヤーを囲み、
つらかった合宿の振り返りや引退する先輩からのメッセージを受け取り、
みんなで涙したことを、はっきりと覚えています。
そこで、「柏まちカレでもキャンプファイヤーをやりたい」と私が述べたところ、話がとんとん拍子に進んでいきました。

ネイチャーキャンプの事例をチェックし、対話のワークショップを盛り込むなど計画を立てて臨みました。CIMG1327
夜も更け、話は深まっていきます。
仕事のこと、家族のこと、人生のこと、将来のこと。
話し始めると、あっという間に時間が過ぎてしましました。

周囲は星空と海と砂浜、そして火。
「自然と一体になった感覚を味わった」
参加したメンバー共通の感想です。
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人類が火を使い始め、文明を開化させ、生活は便利になりました。
そんな便利さの中、忙しさに追われ、忘れてしまったものがありそうです。
その忘れ物に気づくことができた時間でした。

1泊2日(実際には20時間ほど)でしたが、
日常を振り返る、貴重な合宿になりました。



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2010年07月09日

柏まちカレ、「グローバルビジネス最前線」講座報告

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【講座概要】
 PM2:00過ぎ講師佐藤さんの挨拶から静かに講座は始まりました。
 まるで企業の研修のように、佐藤さんの自己紹介の後、参加者の自己紹介にすすみました。PM3:00すぎまでは佐藤さんの現場体験のお話を皆さん熱心に聞いておりました。10分間の休憩を取り、後半は担当杉浦はどのように講座を進めるべきか悩んでおりましたが、参加者の何人かの方が進行方法をアドバイスしてくださり、2班に分けディスカッション形式で進めていきました。

【スタッフ感想】
 今回参加していただいた皆さんは少なくとも現在の日本を取り巻く状況について何か感じていらっしゃったか、もしくは今後この国が再び競争力を取り戻すためどうしたらいいのかということについて興味を持ってらした方が多かったので、佐藤さんの現場の話はかなり興味を持って聞くことが出来たようです。
 講座を終えて思ったのですが、このようなビジネス的な講座にはやはりディスカッションが必要なのだろうと感じました。今回は年齢層も広くやや専門的な講座でしたが、現在の日本の状況を考えれば必要不可欠なものであったと思います。尚、佐藤さんから国内外の企業の要請で話すことはあったけれども自分から手を挙げて話したのは初めてのことだったので、自分自身にとってもActであったとのコメントを頂戴致しました。(スタッフ:杉浦)

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日時: 5月23日(日)14:00〜16:00
場所: 柏市民活動センター会議室(柏市柏1-5-18)
講師: 佐藤進治さん(ASMパシフィックテクノロジー(株)在日ソーシング代表部)
受講料: 500円

以上、柏まちなかカレッジブログより引用



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2010年06月23日

デンマークのフォルケホイスコーレと民主主義

サッカーのワールドカップ、いよいよデンマークとの試合です。
その前に、デンマークのことを予習してみましょう。 
特に、サッカーから、教育を考えるのも面白いです。
ワールドカップをきっかけに他国を知る。
それも一つのワールドカップの味わい方ですね。

デンマークのフォルケホイスコーレと民主主義


南アフリカで開催されるサッカーのワールドカップで、日本と同じEグループのデンマーク。この国のサッカーは、「ダニッシュ・ダイナマイト」と呼ばれ、古くから強豪として知られていた。1992年の欧州選手権では、ユーゴスラビアの出場資格取消しのため繰上げ出場し、優勝を果たしている。実は、予選敗退したデンマーク代表は、バカンスに出かけていた選手が多く、十分な準備ができないまま臨んだ大会だったという。

【デンマークの魅力】

 デンマークに留学経験のある後輩が、「デンマークでは、仕事は5時で終わります」と目を輝かせて語ってくれた。家族で夕飯を囲み、ゆったりと一緒に時間を過ごし、語り合う時間・空間が大切にされている。一般人が、セカンドハウスやヨットを所有するのは一般的で、個人の時間を楽しんでいる。出産のために1年間の有給休暇があり、女性の就業率は世界トップクラスである。経済力は強く、国民一人あたりのGNPは世界一である。失業率は低く、子どもの自立も早い。


 福祉が充実しているが、これは国民の支持があって実現している。福祉サービスの低下を懸念し、減税の法案が反対される。税は、自己申告制だが、ごまかさないのが普通である。投票率は、90%以上。地方議員は、他に職を持つボランティアである。


【デンマークの教育】

 
PISAの調査では、デンマークの学力は低かった。しかし、教師は、学力よりも、目に見えない人間形成が第一と考えている。このように、試験は重視されておらず、小学校の中学年まで試験はない。


デンマークの教育は、一人ひとりを大切にする。社会制度として、学級少人数制、学費無料、親が学校を作る権利、その他の公的な保障が充実している。一人ひとりの違いを受け入れ、のんびり学んでいく。


個を重んじ、自由な校風の学校では、生徒指導ができないのでは?日本の教育者の疑問に答えるため、私の友人がデンマークのある義務教育学校で聞いた校長の話を紹介したい。


いじめ対策では、「いじめないゾーン」というメッセージの書かれたTシャツを着て、750人が手をつなぎ、市長と面会。市長、校長、生徒代表、教員が立会い、「いじめをしない」と宣言した。同時に、研修を開き、専門家も招く取組みも行っている。教師は、いじめのない環境づくりを整えている。


授業の進行を妨げる生徒には、教員が繰り返し注意し、それでも聞き入れられない場合は校長が指導する。生徒が授業を妨害する理由や生徒を取り巻く環境の問題について一緒に考える。対話によって、解決法を導く。保護者を呼ぶなど、あくまで対話を重視する。生徒指導は、行動に対する批判であり、生徒の人格に対するものではないという考えだ。


これらは、訪問先の校長の経験であり、学校によって方針は多様である。ただ、教育の考えがブレていない、という点で共通している。

フォルケホイスコーレグルントヴィ


 デンマークの教育には、グルントヴィの思想と彼が提唱したフォルケホイスコーレが背景にあると指摘したい。フォルケホイスコーレとは、民衆の学校と訳すことができる。語学や農業技術、デザインや音楽、演劇のワークショップなど多様な科目が用意されている。期間は、数週間から
1年間と学校によって違う。試験はなく、学位や資格も与えない。全寮制であり、寝食、勉強、余暇時間をともにし、人間形成と社会的な能力を身につけることを目的としている。私も、日本の教員として、生徒ともに寮生活を送った経験があるが、民主的なプロセスや人間関係など社会的能力はもちろん、人間的な成長を楽しみにしていたことを思い出す。


 宗教革命後、宗教に代わって人々を結び付けたのは「国民」という考えであった。詩人であり歴史家でもあるグルントヴィは、デンマーク国民の形成をフォルケホイスコーレの目的にすえた。カリキュラムでは、民主主義的思想とともに、デンマーク語、ことわざ、詩歌、童話や伝承を学習し、国民の意識を促進した。

この学校は、農民解放運動に支持されて、デンマーク中に広まった。地方の農民たちは、この学校で、社会意識に目覚め、政権交代の原動力となった。デンマークが豊かで、民主主義が浸透し、社会福祉が整い、弱者に優しい国になったのも、この学校によるところが大きい。そこで、グルントヴィは、近代デンマークの父と呼ばれている。

フォルケホイスコーレから学ぶこと】

 フォルケホイスコーレは、移民、途上国との連携、地域共同体、進路支援、環境問題など、現代的課題へのヒントを投げかけている。


 他者との生きた言葉のコミュニケーションを大切にしたグルントヴィの思想は、自然と人間、民族や階級の対立に有効である。移民の増加に対しては、言語や生活・文化の学習の場としての役割が期待される。途上国には、学校の民主的運営や地域の自立を伝えてきた。自分との対話という意味で、悩みや人生を考える場ともなる。地域コミュニティが崩壊した現在、新たなコミュニティを築いている。

(山下洋輔)


以下、『BE−COM 3月号 vol.207』(2010.3.1 BE・COMときわ通信発行)に掲載より



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2010年05月26日

まちかどでのキャリアカウンセリング

今日、教え子から電話があった。
教員採用試験の願書の提出の相談だ。
志望動機には、担任の先生のようになりたくて、
といった内容が書かれており、格別に嬉しい。

最後に担任した学年は、進学していれば、今が大学4年生。
昨年末あたりから、相談や報告をくれる人がくるようになっていた。

就活の相談に答える際に心がけていることがある。
・こちらの経験を語りすぎないこと。
・採用側の立場で考えさせること。
・どんな生き方をしたいのかを確認すること。

びびったり、採用されるために卑屈になったりしないよう
後押しできればと願っている。
あと、過酷な就職活動で、本来の目的を見失わないよう
見守っていくことができればとも思う。

そんなことに気をつけながら、
極力こちらから話さず、自分自身で解決に進めるよう話を聴いている。
必要があれば、こちらの持っている情報を後でメールしたりするくらい。
本人の持っている良さを引出せるよう演出するつもりで聴く。

先日は、4月から勤め始めた後輩から相談・報告を受けた。
苦労や困難があるが、やはり解決するのは本人。
解決策を伝えたり、なぐさめたりはしないようにしている。
私は、ただ応援するしかできない。
でも、「私は、あなたのことを認めているよ」
というメッセージを送りながら、話を聴く。

相談を受けるというのは、教育の機会なわけなので、
やはり、「辛抱強く待つ」という姿勢が必要と考えている。


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2010年05月23日

柏まちカレで本格的ワールドカフェ開催!

5月29日(土)本格的ワールドカフェ開催


柏まちカレ・ワールドカフェ開催のお知らせです。


ワールドカフェとは、「人は会議室のような張りつめた空間よりもカフェのようなオープンの空間の方が、自由な発想やアイデアが浮かぶ」ということで、アニータブラウン氏により
1995年に提唱された対話の方法です。
NECの組織改革や横浜市の市民会議でも使われたことで大きく報道されました。今回、全国規模で行われるワールドカフェウイーク2010に合わせ、私どもも共催団体としてエントリーしています。

今まで東京・大阪が中心で行われてきましたワールドカフェがついに柏にもやってきました。当日の進行スケジュールは以下のとおりです。

  1.ワールドカフェとは何か

(コーディネーター福島による説明)10

2.セッション準備 5分程度
3.ワールドカフェ 1ラウンド 20

「心地よい職場・コミュニティをつくるためには」
4.ワールドカフェ 2ラウンド 20
5.ワールドカフェ 3ラウンド 20

6.ハーベストタイム(成果の刈取り)15

7.フリートーキング 15   (写真は、第1回まちカレカフェ

2010/1/24実施)の様子
IMG_1767


≪実施要項≫ 

講座タイトル “対話空間in柏”

日時: 529日(土)14:3016:30
場所: PORCHI(ポルチ)
  http://www.porchi.jp/access.html
(市役所通りにあるお店。柏
5-2-11 アルティスタ1F) 
コーディネーター: 福島毅(柏まちなかカレッジ副学長)
受講料: 1,500円(参加費500円+ケーキ飲み物セット1,000円)
定員: 20名(申込先着順)
「ワールドカフェウィーク2010」の共催団体として行います



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2010年05月21日

柏まちなかカレッジ、グローバルビジネス最前線!

これから世界に羽ばたきたい人に。

日時: 5月23日(日)14:00〜16:00
場所: 柏市民活動センター会議室(柏市柏1-5-18)
講師: 佐藤進治さん
        (ASMパシフィックテクノロジー(株)在日ソーシング代表部)
受講料: 500円

日本経済の競争力低下が叫ばれて久しいですが、再び世界に立ち向かっていく競争力を身につけるにはどうしたらいいのか、ビジネス最前線の立場から現場で生じていること、当事者に求められる能力、対応力などについて国内メーカー、海外メーカー、売り手(販売側)、買い手(購買側)それぞれの立場で語ります。

<佐藤進治さんプロフィール>
大学の機械工学科を卒業後、スイス系企業でヨーロッパの精密工作機械、産業機械、測定機等の国内販売、スイス、スエーデンのメーカー6社のプロダクトマネージャーを経て、国内精密部品メーカーで海外ビジネスを立ち上げ、取締役海外事業部長として東南アジアに製造拠点をもつ半導体、半導体関連のグローバル企業のほぼすべてと直接取引。毎月1社の新規取引を6年間継続。
ISO9000取得。その後、取引先でもあった半導体装置のグローバルリーデング企業の在日ソーシング代表としてベストプロダクト、ベストサプライヤーの開発と国内サプライヤーの支援に従事。
海外出張(ヨーロッパ、東南アジア)は160回を超える。



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2010年05月04日

キャリア教育としての自分史

自分史を書き、自分の価値観を明確にすることができます。
過去を振返っていても、見つめているのは現在の自分なのです。

この考えをもとに、4月に1つ論文を書き上げました。

内容は、私の授業実践をもとにした生徒の自己再評価を支援する進路指導の一提案です。


以前、自分史を活用した日本史の授業を行いました。
私が担任した学級は、推薦入試やAO入試での受験が中心であったため、生徒の興味・能力・経験・価値観などを明確にしていく必要性を感じていました。

生徒が自分史を書くことにより、生徒自身の経験を再構成し、生徒の自己理解の手助けになります。それにより、生徒は進路選択のための判断を得ることができます。

同時に、教員は自分史の指導を通して、生徒理解を深め、進路指導のために役立てることができます。


日本では、多くの学校で、総合的な学習の時間を中心として「キャリア教育」が実施されています。アメリカでは、「キャリア教育」の提唱者たちが、教科指導の中で「キャリア教育」を行うことを主張し、新たに独立した特定領域を追加する必要のないことを強調しています


教科指導と進路形成支援の統合という考えをふまえ、このような授業を計画しました。

社会が、そして生徒が多様化している状況において、本稿が進路指導の一つの提案になれば幸いという思いで書きました。

 



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2010年03月27日

イギリスのコーヒーハウス、フランスのカフェ、そして・・・。

サクラを待ち望み、希望あふれるこの季節。
4月はじめ、もうすぐですね。

つい先日、知り合いから教わり、山納洋さんが著された
『人と人とが出会う場の作り方 コモンカフェ』を読みました。
百聞は一見にしかず。
大阪(中崎町)にあるコモンカフェに行ってきます。

今、人とのつながりや出会い、コミュニティといったものが、
大切にされていると感じます。
そんな中、3月11日の日経新聞夕刊に興味深い記事がありました。

柏まちなかカレッジ副学長の福島先生にも、電話でお知らせました。
話し合っていることが、現実に起こってきている。
まさに、そんな感じでした。

WEB上でも見かけたので、紹介いたします。

社会人、なぜか各地で茶話会の輪、
ゆるい対話が心地いい、人とつながる魅力(生活)


【仕事・お酒抜き】

 お茶だけでゆっくり対話する社会人の「ゆるいコミュニケーション」が広がっている。喫茶店でのおしゃべり会や哲学論議の輪。参加者は会社の枠にとらわれず自由に語り合う。ビジネス上の目的はなく、出入り自由な拘束力の弱い交流。今なぜ「ゆるコミ」に彼らはひかれるのか。

 「喫茶の会」というおしゃべり会が東京を中心に数を増やしている。2008年1月にJR恵比寿駅(渋谷区)近くで「恵比寿喫茶の会」がスタートしたのを皮切りに、地名を冠した同様の会が汐留、目黒、大崎さらには京都市など全国約40カ所に広がった。これまでの参加人数はのべ3000人を超えた。

 旗振り役はネット市場調査のコンサルタントをしている新井潤さん(55)と企画・デザイン会社を経営する星僚太郎さん(37)だ。

 恵比寿喫茶の会で知り合った2人は遊び心から「全国喫茶の会」をつくった。新井さんが会長、星さんが事務局長となり開催希望者を募った。
(1)月1回、決まった喫茶店で定例会をする(2)参加人数は10人程度(3)お酒はなし。お茶をしながら会話を楽しむ――など同会のルールを守る人をリーダー役の喫茶長に“任命”。会のロゴ入り名刺も配った。

 会に集まるのは男女ともに30代が中心。起業家や営業の仕事をしている会社員、出版関係者らが目立つ。

 おしゃべりのテーマは特に決めない。例えば2月末の平日夜に開かれた「浅草喫茶の会」。「この人は歴史にすごく詳しいんです」「エー、私も興味がある」。名刺交換をしながら、ひとしきり趣味の話題で盛り上がった。仕事の話より、人柄がわかる会話に興味を持つ参加者が多いようだ。

□  ■  □
 喫茶の会はなぜ増えたか。星さんは「お茶だけという特徴が人を引きつけた」とみる。よくある異業種交流会はアルコールが入ると盛り上がりすぎて、騒がしい。参加費も3千〜5千円。酒を好まない人は参加に覚悟が必要ともいう。

 だが、喫茶の会の費用は1人200円の参加費とコーヒー代。それが参加しやすさ、友人の誘いやすさにつながると星さんはみる。

 ネット上で見つけ、会に顔を出した生命保険会社の男性(28)は「仕事以外の場で、いろんな人と知り合う機会はこれまでなかった」と話した。不況で人脈や知人を求める気持ちは強まるが、普通に過ごしていては人間関係が築きにくい。だからこそコーヒー1杯を仲立ちにした出会いに期待をかけるのかもしれない。

 関西では哲学カフェという集まりが活発だ。毎月大阪や神戸の喫茶店など何カ所かで開かれている。フランスの哲学者がパリのカフェで、日常生活に役立つ哲学をめざして開いた対話の会が始まりだという。

 大阪大学の大学院にいた00年から「カフェフィロ」というグループに参加、哲学カフェにかかわった明治学院大学の寺田俊郎准教授は02年から東京でも哲学カフェを主宰している。「自由とは何か」など、ふだんは立ち止まって考えることがないテーマを論じ合う。こちらの参加者は学生から年配者まで多様だ。

□  ■  □
 直近の1月例会では東京都千代田区の喫茶店に30人が集まった。テーマは「募金に応じるのは偽善か」。「議論が盛り上がり、次の会では『偽善は悪いことか』を話し合うことになった」。寺田准教授は喫茶の会の広がりと、哲学カフェには共通点があると分析する。

 出入り自由で、喫茶店というくつろいだ雰囲気の場所を選んでいること。参加者間に直接の利害関係がない。最も重要な点は、明確な目標や達成課題を掲げていないことだという。

 ビジネス上の成果を急ぐ異業種交流や同好の士の集いとちがい「何かを目的とした集まりではない。だから互いの発想を掘り起こし、耕すような感じの会話が生まれる。それが緩いコミュニケーションになる」(寺田准教授)。

 会社人生に変化をもたらしたいという願望は強い。東京の会社員、原田弓子さん(38)は勤続18年。夜はお酒とカラオケ、自宅ではテレビばかり見る生活に嫌気がさして横のつながりを求めた。ちょうど離婚も重なった。09年から月に1回、友人らに呼びかけて土曜のランチ会を始めた。職場近くの喫茶の会にも参加した。人と話すと生きている実感がわくという。そんな状況が多様なコミュニケーションの場を生む背景にもなっているようだ。
(編集委員 須貝道雄)

【心の“よろい”脱いで】
 喫茶やカフェのリラックス作用。そこに着目した「ワールドカフェ」という米国発の会議手法がある。カフェのような場で対話をすると、より創造的な発想が生まれるとして、最近は企業や地域活動でも活用されている。09年11月にはコンサルタント会社など18団体が参加して東京、大阪などでイベント「ワールド・カフェ・ウィーク2009」が展開された。

 実行委員会の代表を務めた大前みどりさんは企業の教育ビデオなどを手掛ける映像制作者。各種の研修の現場などで感じるのは「多くのビジネスパーソンが武器を携え、よろいをまとった姿」と語る。競争・成果主義の強まりで「他人からの評価を必要以上に恐れ、自分の意見をストレートに表明する人が少ない」。

 数人のグループに分かれて席替えをしながら、一つのテーマを自由に語り合うワールドカフェは「よろい」を脱がせる効果があるという。これも「ゆるコミ」がもたらす一つの変化といえそうだ。

【図・写真】コーヒーを飲みながら情報交換する「恵比寿喫茶の会」のメンバー(東京都渋谷区の恵比寿三越パパスカフェ)



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2010年03月16日

郵便局の窓口で学んだ心の余裕

年度末のせいか、郵便局の窓口は大忙し。

次から次へと、訪れる人に対応しています。
中にはトンチンカンなことを言ってくる人もいるでしょう。
待っている人の中には、イライラしている人もいます。
そんな中、私はプロの仕事に出会い、学ばせて頂きました。

前回は土浦で行っていた車検を柏で行うために、
土浦での住所を証明しなければならず、
鹿児島の役所に戸籍を請求するために
郵便小為替を求めてやって来たのです。

自分の番号が呼ばれ、記入した用紙を渡しました。
窓口の男性には、無駄な動きはありません。
金額が提示され、郵便小為替を準備してもらいます。

その間、ほんの1分にも満たない間でしたが、
こんなやりとりがありました。

「戸籍を請求するために、役所に送るものは、
郵便小為替で大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ。」

「住んだことのない本籍地で
自分の住所を証明してもらうのって変な感じですね。」

「そういう人は、よくいらっしゃいますね。
皇居に籍を移す人もいるみたいですよ。」

準備が終わり、お金を支払い、窓口を後にしました。
笑顔でテキパキと対応して頂き、面白いお話も聞くことができました。

実を言うと、手続きが面倒だと、役所の仕組みに不満を持っていました。
そんな不満を吹き飛ばして、爽やかな気持ちにして頂きました。

この話を、早速、知り合いにお話しました。
その知り合いのコメントも面白かったので、紹介します。
「忙殺されていませんね。心を亡くしていない。」

そして、あるお坊さんから聞いた話を教えてくれました。

虎に追われ、崖に追い詰められる。
崖の下にも虎がいる。
追い詰められた崖っぷちに、木の実がなっている。
その木の実を食べると、おいしかった。

その状況で、木の実を味わえる心の余裕が大切とのこと。

忙しくて、切羽詰りそうになったら、
今日の郵便局の窓口の方と、
虎に追い詰められたときの話を思い出すことにします。

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2010年03月09日

聴き屋、再開

一昨年前、キャリアカウンセラー講座を一緒に学んだ仲間たちとの勉強会での話です。
 
ある仲間が温めてきたビジネスアイデアを検討しました。そのアイデアは、社会を変える力を持った魅力的なものでした。しかし、まだ解決できない部分もあり、もう少し練り直す必要があるということになりました。

その話し合いの中、その日のテーマとは全く関係のないところで、私はある試みを思いつきました。勉強会の醍醐味は、こういう+αですね。

その試みとは、お話を聴くサービスです。
とりあえず、聴き屋(仮)として始めました。

最近、疲れてストレスのたまっている人も多いでしょうから、
「聴き屋に愚痴でも聞いてもらおう」と
駅で10分マッサージしてもらうみたいな感覚です。

ホストやキャバクラは好きじゃないし、
カウンセリングって大げさだし、
教会で告白したりする習慣はないし、
「王様はロバの耳」みたいに穴を掘って吐き出すのも・・・
という方を対象に。

ただの思いつきを真剣に考えるきっかけになったのが
辻仁成『代筆屋』です。
読んで、電車の中で、ボロボロ泣いてしまいました。
手紙を代筆するには、話を聴かなければなりません。
過去のうしろめたいこと、忘れたいこと、辛かったこと、・・・
話すことで自分の経験に意味をみつけていきます。
「私の人生には立派な意味がついたよ」
とおばあさんは書いていました。
そういえば、辻の書いた『サヨナライツカ』も
終盤の沓子の手紙で、人生の意味づけについて語られています。

私の研究テーマの自分史とも関わるものです。

個人的なことなので、内容は紹介できませんが、
子どものことについての相談や仕事の相談など様々でしたが、
つきつめると自分自身の問題と向き合うことになります。

また、あらためて聴き屋を再開してみようかと考えています。

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2010年01月31日

自分史活動へのメッセージ

自分史研究および自分史教室へのメッセージを頂きました。
ご紹介いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

社会のシステム化の拡大やインターネットの普及による情報化社会に代表される「大きな文脈」に対して、それに取り込まれないための工夫。
 
もしかすると自分一人にしか通用しない「小さな文脈」としての自分史。
自分の人生が大きな物語に回収されない。
ただひそやかに「自分」でありさえすればいい。
自分史研究のあり方はそのことを伝えると思われます。
  


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2010年01月30日

柏まちカレ協力者探しに役立った土浦での経験

先日、久々に土浦に行って来ました。

お世話になっていた力泉に寄りました。
一人暮らしの食事から、仕事のこと、近所のコミュニティのことまで、
本当によくしていただきました。
(ここは、日本一の焼肉屋さんと思います。)

土浦には、お世話になった店が何軒もあります。
体は1つ、時間も限られています。
一体、どうしてたんだろうと思いますが、
ここでの経験が、柏まちカレを作るときに役立っているのは確かです。

お店の方とは、勤め先など個人的なことまで、よく話しました。
そのうち、危ない地域や生徒の情報など教えてもらうようになります。なかには、私の名前を出して生徒に指導しておいたという報告を頂いたりしました。そうやって、地域の方に見守られながら、生徒が育つ環境づくりに励むよう先輩教師から教わってきました。

地域の教育ネットワークのようなものを、それぞれの先生が持っていました。新人教師の私は、先輩に飲みに連れて行ってもらいながら、いろんな方々を紹介して頂きました。栄養としての食事を摂るというよりは、社会関係資本である人と会うために食事するといった感じだったと思います。

柏まちカレでは、先生や教室を募集しています。
面白そうな人をスカウトしたり、素敵な会場にお願いしたりして歩いています。
いきなりお願いするのは難しいものです。
何回も通う、店長のこだわりを知る、知り合いを紹介する、などコミュニケーションから講座が実現してきました。

土浦で先輩と店を歩き回った経験は、表には出てこない教育活動の一環だったと、あらためて気づかされました。


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2010年01月29日

朝活読書会、6回目。

朝活やってみようと始めて、もう6回目。

毎回1人が、本を紹介します。
すでに6冊分の本を共有したことになります。

朝の15分弱で内容を確認し、後半の15−25分くらいで話し合い。
けっこう深みのある話になります。

終了後も、まだ開業時間まで余裕のある人同士でお話。
けっこう自由に、教えあう感じがいいです。

朝7前に、駅前通商店街の双葉企画でやっています。
参加自由ですので、ぜひのぞいてみてください。

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2010年01月11日

イリイチのラーニングウェブ(学習網)

先日、藤井千春先生(早稲田大学教育学部教授)に、私の活動の報告を致しました。
その中で、柏まちなかカレッジの活動へのご助言も頂きました。

柏まちなかカレッジの活動は、イリイチラーニングウェブの実践であると評してくださいました。
哲学者イヴァン・イリイチ(1926-2002)は、『脱学校の社会Deschooling Society (1971)を著したことで有名です。

イリイチは、脱学校の社会のために、ラーニングウェブと言う提案をしています。
これは、学びたい者、教えたい者、自分の考えを述べたい者には、誰でもその自由が保障される教育の仕組みです。

私たちは、脱学校社会を目指しているわけではありませんが、学びあうコミュニティが身近に存在できればいいなぁと考えています。




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2010年01月06日

自分史教室テキスト改訂中

一昨年の夏、日本キャリアデザイン学会にて発表する機会を得ました。

内容は、「自分史を書くことで経験が整理され、自己の成長へとつながる」といったものです。昨年、この内容をゼミや学会の諸先生方からご指導いただきました。その過程で、気づいたことをふまえ、大幅に自分史教室のテキストを改訂しています。

 

今までは、「自分の人生に意味を持たせるストーリー作り」のメカニズムが、ほとんどでした。

この部分は教室のエッセンスであることには変わりませんが、書き始めるための材料と書いた後の発表方法も加えました。

改訂版は、年表・辞典類の知識、図書館活用法、インタビュー方法、ブログの書き方、製本の方法、出版への道などHow to本のような内容が増えた部分です。

以前の版は、歴史学の考え方が多かったことを反省しました。

加えた部分は、感謝されたアドバイスから選びました。

 

実際に書くのは自分です。

しかし、書く機会を作ったり、内容を深めたりすることは一人では難しいものです。

自分自身の資源を掘り起こし、自分だけの花を咲かせましょう。

就職活動や起業の準備にも自分史は活用されています。



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2009年12月31日

ある美容師の草の根教育活動

大晦日、何となく身だしなみを整えたい気持ちになり、いつもの美容室で髪を切って頂きました。
高校生の頃から15年くらいお世話になっています。

大晦日といえば、家族団らん。
普段は、なかなか家族のコミュニケーションがとれないものです。
そんな現実をふまえて、その美容師さんは親が子の髪を切ることを勧めています。

髪を切ってもらうという具体的な行動が、親子の絆となる。
変な髪形にされたといった失敗談が、後になって親の愛を受けた証拠になるとのことです。
そういえば、私もバリカンを買ってきた父に、虎刈りにされたことがあります。それを見た弟は、自分の番になる前に、祖父母の家に泊まりに行ってしまいました。
結局、私は、その翌日に理容師さんに整えてもらいました。
今となっては、笑える話です。

親が髪を切る。子どものために一生懸命に切る。子は、その愛を受け止める。
次第に、子は親に切られるのを嫌がるようになる。
親離れ・子離れのステップだそうです。
そこで、初めて美容師の役割です。
そんな大人になろうとする子どもの話を聞き、時にはアニキのように、時には親のように、時には先生のように導いていきます。先生や親のタテ関係、友達の水平関係とは違う、ナナメの関係といった位置付けです。
私も、部活動のこと、受験のこと、大学生活のこと、研究にこと、仕事のこと、本当にいろんな話を聞いて頂き、励ましてもらいました。

最近は、美容室に子どもをおいて買い物に行ってしまうような忙しい親が多いそうです。
そういえば、私は祖父と一緒に床屋行っていました。隣で一緒に切ってもらうのです。
この前、祖父から床屋へ連れて行った思い出話を聞き、涙ぐんでしまいました。

髪を切るというのは、定期的なもので、少し時間もかかります。
だからこそ、コミュニケーンのチャンスであり、身だしなみやマナーを伝えるいい機会でもあるのです。

そんな話ができた大晦日の美容室でした。

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2009年12月29日

ニジェール「みんなの学校」と柏まちカレ

ニジェールみんなの学校ロゴ

「まちがキャンパス」、

「まちの人が先生」、

生徒も先生も一緒になって講座を作る「新しい学び合いのスタイル」。

これが、柏まちカレの特徴です。

 

教育の分野で国際協力に携わっている方に、柏まちカレの話をしたところ、

「アフリカなどの学校運営に応用したい事例」という答えが返ってきました。

常日頃から世界平和を願っていますが、今の活動で貢献できるかもしれません。

 

もともと、私は、日本の教育を世界に発信するために、大学院に進学しました。

授業記録や授業記録、教員同士の学び合い。

そういった綿々と伝わる日本の教育実践を世界に紹介し、普及させたいという思いがあります。

今回、思わぬきっかけで、柏まちカレの活動が世界に広がりそうです。

 

アフリカのニジェールで「みんなの学校プロジェクト」がJICAによって実施されています。

これは、住民が学校運営に参加することで教育への意識を高めていこうというものです。

 

世界銀行をはじめ各国の支援により学校建設は進められ、ハード面は充実しました。

しかし、教員の質や親の意識は低いままです。

そこで、教育のソフト面の充実と親の意識改革が求められています。

また、海外からの支援がなくなっても、地域で自立的に学校を運営できることも必要です。

このような背景から、「みんなの学校プロジェクト」は、ニジェール政府の政策と連動してスタートしたのです。

 

柏まちカレは、校舎は必要ありません。

柏まちカレは、まちの人が先生なので、住民参加型の「みんなの学校」と共通します。

柏まちカレは、先生・生徒同士で講座を作る新しい学び合いスタイルです。

環境は異なりますが、遠く離れたアフリカの地で「みんなの学校」が頑張っていると思うと、勇気付けられます。

姉妹校の関係になりたいと、個人的には望んでいます。

 

写真は、公募で選ばれたウセイナちゃんの作品です。

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以下、「
JICA みんなの学校プロジェクト」からの引用です。

http://www.jica.go.jp/project/niger/6331038E0/

 

【プロジェクト要請の背景】

ニジェール国(以下「二」国)は、サブ・サハラ諸国の中でも最貧国の一つであり、UNDPの人間開発指数(2001年)によれば、全世界162ヵ国中の161番目にランク付けられ、国民の6割が11ドル以下で生活している。一貫した教育政策の不足、政府財政の逼迫等により初等教育の総就学率は34%(2000年)(サブ・サハラ諸国の平均は74%)と世界でも最低水準にある。また初等教育に関する地域間格差、男女格差も大きい。

このような状況を改善するため同国政府が策定した「教育開発10カ年計画(PDDE 2003-2012)」では、総就学率を2000年の34%から2012年には70%まで向上させることを目標として、「就学機会の拡大」を最優先課題として取り組んでいる。同国の初等教育における低就学率は、複数の阻害要因が複雑に絡んでいるものの、その主たるものは「学校数(教室数)の絶対的不足」と「教育に対する親の低い意識」の2要因と考えられる。これら課題に対する対応策として、「学校数の不足」についてはPDDEに基づき、世界銀行をはじめ各国ドナーの支援によって約3,000教室の建設計画が予定されており、我が国も無償資金協力による校舎の増改築を来年度より実施予定である。

一方、「親の教育に対する意識」への対策として、「二」国政府は、地域住民の学校運営への参加を通じて教育に対する信頼を回復することを図っており、そのための手段として、校長、教師代表、保護者会代表、コミュニティー代表、村長、宗教指導者等から編成される学校運営委員会(以下COGESとする)の設置が20022月より240校を対象として実験的に開始されている(2004年は追加で760校の実験校を設置、2004年以降も順次追加予定)。同計画の最終段階では住民や地域コミュニティーを学校運営の中心的担い手として位置付け、計画策定から運営管理、教材等の調達に関する責任を担わせることとしており、親への啓発活動に関してもCOGESが中心的な担い手となる。一部の実験校では、COGESの主導により、教室の清掃、校舎の小規模な補修、机・椅子の修理、藁小屋教室の建設等が行われる等一定の成果を挙げているものの、20039月に行われたCOGESの評価会では、多くの実験校でCOGESが十分に機能しておらず、研修の充実、女性の巻き込み、法令の整備、政府・県・視学官レベルでの支援体制強化を今後行っていく必要があるとの意見が出された。

このような状況を踏まえ、地方教育行政と地域住民の連携の下、COGESの運営モデルを提示するとともに、それに関わる地方教育行政官のキャパシティービルディングを目的とする「住民参画型学校運営改善プロジェクト」の要請が出された。

これに対し、JICACOGESを活用した学校運営の改善により、教育に対する信頼回復を通じた就学機会の拡大が期待できることから、本プロジェクトの実施を決定した。また、ニジェールでは初等教育カリキュラムの中に「生産実習活動(APP)」が組み込まれており、地域の実情を反映した生産活動(農業、手工業等)を通じて社会生活に役立つ知識・経験を身につけることが期待されているが、十分機能していない状況である。APPは学校運営への住民参加を進める端緒として有効と考えられることから、学校運営計画の重要な要素として活用をはかる計画とする。



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2009年12月28日

まちなかの哲学と新しい教育運動

日本経済新聞(2009年11月22日・朝」)の「社会人」で取り上げられた白樺教育館。

「公共性」、「意味の了解」といった内容への興味だけでなく、白樺教育館自体に魅かれました。

HPを見てみると、「『白樺教育館』の目的は、人間の存在そのものの充実と輝きを生み出す意味のある知=「意味論」としての学芸・教育を創出することにあります」と書かれています。(下線は筆者による)

地域に根ざした「まちなかの哲学」。
市民の英知による新たな教育・学芸運動。

私たちの柏まちなかカレッジと共通するところがあります。

以下、白樺教育館のHPより
http://www.shirakaba.gr.jp/

白樺教育館とは
 「白樺教育館」は四つの部門

l.

ソクラテス教室(小学部〜大学生クラス)

ll.

白樺フィロソフィー(成人部)

lll.

民知の会

lV.

企画部

からなる新しい学芸・教育のシステムです。
 市民的な
公共性を持つ、血の通(かよ)った学芸・教育のためのスペースです。

 人間の自由と叙情(じょじょう)性を基盤とすることで始めて、つけ焼刃(やきば)ではない本物の知の育成が可能になります、単なる「事実学」ではない意味に満ちた学芸・教育は、生きる喜びを生み出します。
 なぜ、どうして、何のために?何に依拠(いきょ)し、何を目がけるのか? を絶えず自覚しながら進めなければ、学芸・教育は平面的で魅力のない「事実学」にしかなりません。
 「白樺教育館」の目的は、人間の存在そのものの充実と輝きを生み出す意味のある知=「意味論」としての学芸・教育を創出することにあります。

 ここ我孫子の地は1910〜20年代、近代日本最大の文化創造・変革運動 ‐白樺派‐の拠点でした。人間性と個性の大胆な肯定に根差した思想・文学・美術・音楽等の総合的な文化運動は、日本の人間開眼=ルネサンスと言えるでしょう。
 大逆事件や日韓併合など、暗い世相に抗して生み出された同人誌「白樺」の精神‐白樺スピリット‐を蘇(よみがえ)らせることは、現代の喫緊(きっきん)の課題です。

 多くの心ある市民の英知によって、ここ創造の地‐我孫子から新たな学芸・教育運動を出発させようではありませんか。
 協力者・参加者を募(つの)ります。

* 
Publicity=公共性とは、本来<官>に対する<市民的共同性>をさす言葉です。官・行政のことではありません。
                                       2002年1月5日
武田 康弘
   
 



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2009年12月18日

『勉強会へ行こう!』嶋ひろゆき著

東京では、手軽に参加できる勉強会。
柏でも、どんどん作っていけたらと思っています。


嶋ひろゆき著
『「会社を辞めても困らない人」になるスピード成長法 勉強会に行こう!



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読書会−柏の朝活、第2回目開催決定

1回目を終え、短時間で大きな刺激のある会だったと満足できました。
まだまだ手探りですが、回数を重ねていきます。
次回は、私がプレゼンテーターです。

【お知らせ】第2回読書会−柏の朝活

◆日時 12月22日(火) 朝7時から

◆場所 双葉企画
  (駅前通商店街・ハウディモール、イトーヨーカドーの向いの不動産屋さん)

   



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