東葛リベラルアーツ

2012年10月09日

西水恵美子さん(前世界銀行副総裁)から学んだリーダーシップ

昨日の東葛リベラルアーツ高校生版リーダーシップ研修特別編で、西水美恵子・前世界銀行副総裁から学んだことは、これからの私の力になると確信しています。


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「貧困」について、どんなイメージを持っているか、西水さんは、ワークショップの冒頭で、高校生に問いかけました。その時、私も、考えました。私が、思い描いたのは、アフリカや遠い国のことでがありませんでした。借金の返済に苦しむ家庭、日々の生活でいっぱいいっぱいの家庭、会話もなく、すさんだ毎日。その状態への恐怖。そんな、ごく身近に、あり得る「貧困」でした。

懇親会で、私のイメージした「貧困」を、西水さんにお伝えしました。
西水さんは、今の日本の貧困は深刻な状態であるという考えを示されました。
今の日本の貧困は2世代目で、世代を超えて引き継がれている。
今、対処しなければ、貧困が固定化した状態が続いてしまう。
教育格差を改善しなければならない。
そんな話になりました。

以前(2009年4月)、「ペアレントクラシーと学力格差」という記事を書きました。
http://goodman.livedoor.biz/archives/51426546.html

最近になっても、教育格差について、議論したところでした。
OECDの対日経済審査報告書2011概要でも、日本の貧困や教育格差について指摘されています。
http://www.oecdtokyo2.org/pdf/theme_pdf/macroeconomics_pdf/20110421jpnsurvey3.pdf

あらためて、私は、学校現場の外から、教育に働きかけていかなければならないと使命を感じました。

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西水さんは、世界銀行改革についても、話して下さりました。
世界銀行の株主は、国民一人ひとりである。直接、国民の声を聴き、政府をチェックしていく。
国民から聴いた声は、ちゃんとフィードバックしていく。そこから信頼関係を築く。
世界銀行の支援を通して、国の不正を改めさせ、より良い社会を作っていくものだと説明されました。

この世界銀行の役割は、地方自治体の議会と似ています。
市議会議員は、市民の声を聴き、市役所をチェックしていく。
市民から聴いた声を、フィードバックしていくことで、信頼関係を築く。
議会での質問などを通して、不正を改めさせ、良い事業を推進していくことで、より良い社会を作っていく。

西水さんに、この共通点を話したところ、まさに、それが西水さんの伝えたかったところでした。
市民の声を聴き、市民の立場に立った政治を。
草の根の広がりと力は、すごい。
地域に一番近い市議会議員の可能性を教わりました。

【目は曇っていないか?】
政治家は、権力に毒されてしまう人が多い。
政治家は職業ではない。
いつでも、辞められる覚悟や土台が必要。

腐敗してしまわないために、気を付ける工夫。
心と頭がつながっている真っ裸の状態を保つために、
朝起きたら、自分の顔を鏡でチェックする。
1分くらい、じっと向き合う。
目が曇っていたら危ない。心と頭がつながっていないと、気分が悪くなってしまう。

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相手の身になって、考えられること。
信念を持って、情熱を持って、行動すること。
どんなに小さな行動でも無力ではなく、チームとなて大きな力を発揮する。



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2012年10月08日

西水美恵子さん(前世界銀行副総裁)、東葛飾高校に!

東葛飾高校で開催されている東葛リベラルアーツ高校生版リーダーシップ研修特別編で、西水美恵子・前世界銀行副総裁をゲストにワークショップに参加する機会に恵まれました。

柏まちなかカレッジの副学長でもある福島先生が、東葛リベラルアーツを主催されています。社会人の経験など生きた知識を高校生に伝える企画で、柏まちなかカレッジでも参加させていただいていました。東葛飾高校は、私の母校でもあります。



最初に、西水さんは、参加者に、「貧困」のイメージを思い描くよう、投げかけられました。

少し考える時間を持ち、目をつぶって、西水さんのお話を聴きました。

それは、パキスタン・カシミール地方で、西水さんがホームステイした家のお母さんの話でした。朝早くから、水を汲みに山を上り下りし、食べるものは最低限で、貧しい毎日の繰り返し。
”This is not life. This is just keeping body and life. ”



そのお話を聴いた高校生の感想を西水さんは、引き出していかれました。

パキスタンの女性に身を重ねて考えている高校生の姿勢を評価されました。

「その人の立場、気持ちに重ね合わして考えること」それが、リーダーシップであると示されました。

このお話をお聞きし、私は、チェ・ゲバラの言葉を思い出しました。

「世界のどこかで誰かが不正な目にあっているとき、 いたみを感じることができるようになりなさい。 これが革命家において、最も美しい素質です。」



貧困は、自然現象ではなく、人間の仕業。

先生はおらず、教科書は行き渡らず、空っぽのコンクリートの箱に過ぎない学校。

不正が横行している途上国の現状やテロ活動へ参加していく若者の怒りを知りました。



「もし、この村の住民だったら何をするか?」

そんなテーマで高校生は話し合いました。さまざまな意見がでました。

海外からの支援を求めたり、留学や出稼ぎといった外圧を使う方法。

私立・村立の学校を作ってリーダーシップを養成していく方法。

これらは、現場でも動いている話です。



特に、お金だけではなく、学校を建てるため知識が欲しいという村人のための、教育プログラムを実施しているNGOの話も聞きました。

教育と健康管理など、途上国の生活水準を改善する、「 援助ではなく、民間による事業 」で途上国支援を行うプロジェクト、バングラデシュのNGO・ブラック(bracNet)。

http://www.allianceforum.org/developing/bracnet/

有名なグラミン銀行のお話も紹介いただきました。

http://jp.grameencreativelab.com/live-examples/grameen-bank-the-mother-of-grameen-social-business.html



最後に、カシミールからホテルに戻った西水さんの話には、熱いものがこみ上げてきました。極限の生活から、豊かなホテルに戻った時、どのように感じるか。吐き気を催してしまうくらいの罪の意識。そんな気持ちに考慮し、ベルボーイ、メイド、スパ、レストランのウェイターが、チームとなって西水さんをケアしてくれたそうです。

このケアがなかったら、その後の西水さんの世界銀行の改革はなかったかもしれないと振り返られました。

「どんな小さなことでも無力ではない。チームとなって大きな力を発揮できる。」

情熱を持って、信念をもって、行動すれば、無力ではないと教わりました。



その場でしか話し合えない、深まりのある時間でした。東葛飾高校の生徒へ、西水さんからリーダーシップのあり方を示して頂きました。

西水恵美子さん

http://www.sophiabank.co.jp/japanese/about/partners/nishimizu.html

世界銀行とは

http://www.worldbank.org/


西水さんのご著書「国をつくるという仕事」、「あなたの中のリーダー




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2010年07月19日

東葛リベラルアーツ×柏まちカレ「裁判員制度を体験しよう!」

東葛飾高校の「東葛リベラルアーツ」教養講座と、
柏まちなかカレッジのジョイント企画という形で参加させて頂きました。

千葉地方検察庁の協力のもと、東葛飾高校では、2年ほど模擬裁判を実施してきました。今回、実際に裁判員裁判を体験してみたい市民の方(成人)を募集し、様々な世代の方と高校生が一緒のテーブルを囲み、話し合いました。

私、山下洋輔は、被告人の役を演じました。
模擬裁判


8人ごとに、4班に分かれて、有罪か無罪かを話し合いました。
どちらも、微妙なところで、どの班でも、意見は真っ二つに。
班で話合われた結果を、全体に発表しました。

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「こんなにも幅広い世代の人が、同じグループで話し合うということは、4月から多くの会場を回ってきたが、今回が初めて」。
「半々に意見が分かれていた。話合いでは、お互いの意見をよく聴き、様々な視点から検討されていた」。
こんな講評を、千葉地方検察庁の広報担当の方から頂きました。

教頭先生からは、年代や職業・立場が幅広かったので、いろんな視点からの意見が出て、勉強になったという感想を頂きました。
お札の持ち方、封筒へのお金の入れ方、金銭感覚、距離や時間の感覚など、自分の周囲では常識と考えられることが崩されていったようです。
高校生、その親、会社員、大学院生、ネットショップの社長、画家、教員・・・。多様な人間が集まったものです。

講師は、長束倫男先生。
長束先生は、私が東葛飾高校に教育実習でお世話になったときに温かく励まして下さったり、教員になる際にも、応援して下さった先生です。

そして、柏まちカレに参加てくれた私の大学友達は、
高校の後輩でもあり、長束先生の教え子でもあり、
法律の道に進んでいます。
柏まちカレを通して、いろんな出会いがありました。

千葉は、成田空港もあり、重大事件が多く、大阪に次いで全国2番目に裁判員候補者になる確立が高い県です。
このような機会を活かして、多くの方々に裁判員制度を体験して頂ければと思います。

日時: 7月17日(土)10:00〜12:00頃
場所: 千葉県立東葛飾高等学校
講師: 長束倫夫さん(千葉県立東葛飾高等学校教諭)
受講料: 無料


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