東葛飾高校

2014年06月09日

東葛飾高校同窓会での校長先生のお話−中高一貫や医歯薬コース、リベラルアーツなど

東葛飾高校同窓会の定期総会に参加しました。
その中での学校長からのご挨拶の中で、母校の近況をご報告いただきました。
 「自主自律」の校是のもと、自らを律することで、「学力」「人間力」「教養」を高め、さらに生涯にわたるキャリアアップをとおし、 グローバル社会で活躍できる人材を育成することを教育の方針、理念として進めているとのこと。
その上で、特に3点をご説明頂きました。
/奮愡愼浬電盛擦箸靴
医歯薬コース(本年度・平成26年度より)の運営と中高一貫校(H28年度より)の準備作業の円滑な運営
リベラルアーツ講座(教養講座)の充実
※参照 東葛飾高校HPでの学校長あいさつ
 
進路重点指導校について
平成19年度より東葛飾高校は,千葉県教育委員会から進学指導重点校の指定を受けることになりました。授業について、力のある教員を集めているとのことです。
具体的には、以下のような授業を行っているとのこと。
(1)1,2年次に週2回7限授業を実施し,幅広い学力の充実に努めるとともに,3年次に多くの選択科目を設定し,生徒のニーズにきめ細かく対応します。
(2)実験実習を効果的に行うなど,各教科の特性に応じた学習形態を工夫し,生徒の知的好奇心を満足させ,学びを育む魅力ある授業を実践します。
(3)自ら課題を見つけ探求し,知識や技能の総合化をはかる自由研究を各学年で実施します。
※主に放課後,土曜日,長期休業中を活用し、東葛リベラルアーツ講座の名の下にサイエンス・パートナーシップ・プロジェクト等,高大連携や本校職員等による発展的講座を設けています。これについては、で紹介します。
私の在学中(1994‐96年度)は、授業で一切の受験対策が排除されていました。(1)3年次に時間割を自分たちで組める選択科目、(2)実験実習、(3)自由研究など、一つひとつの項目については変わらないと感じますが、進路重点指導校の指定による進路希望の実現を最重点課題と設定しているところに、当時と大きく変わったと感じます。

医歯薬コース小中一貫校
特に、小中一貫の付属中学について、塾でも話題になっています。現在の小5から対象です。併設型中学校では原則として、「学力検査」を行わないこと言われ、適性審査などが、親御様の間で話題にあがっているようですが、まだ何も決まっていないとのこと。すべて中高一貫になるのではなく、中学での募集は1学年80名程度と言われています。※詳細の募集人数は、確認をお願いいたします。
本年度・平成26年度より、新しくキャリア教育の視点を取り込んだ県内初の「医歯薬コース」が設けられます。これにより、今後は特に理数教育に力が入れられ、千葉県を支える人材の育成を視野に入れた拠点校への更なる飛躍を目指します。
私個人的には、自由な校風と創造性豊かな伝統を生かし、インターナショナルスクールや各国の現地校の卒業生に国際的に通用する大学入学資格を付与する仕組みとして国際バカロレアの認定校になったらよかったのにと思うところもあります。医歯薬コースでは、やはり「受験勉強」と切り離せなくなってしまうのではないかと思います。

リベラルアーツ講座(教養講座)の充実
これは、すごい取り組みです。
東葛飾高校の教員だけだなく、大学の専門家や社会人を講師に招き、最前線の学問に触れることができる発展的講座です。主に放課後,土曜日,長期休業中を活用して、開催されています。
例えば 平成24年度の東葛リベラルアーツ講座一覧をご覧になってください。実に多彩です。
私も、平成23年度から、柏まちなかカレッジとして、ワールドカフェや東葛白熱教室に関わらせて頂いたり、模擬裁判や西水美恵子さん(元・世界銀行副総裁)のワークショップに参加させて頂きました。柏まちカレ副学長の福島さんが、東葛の教諭として、リベラルアーツ講座を取り組んでこられたいたお蔭でもあります。
本物の学びに触れられます。進路にも大いに良い影響があると考えられます。

卒業生として、母校がより良い学校であって欲しいと願っています。外野から意見を述べるのは学校運営にとってご迷惑なのかもしれませんが、同窓会などで母校のあり方について話し合う場も作ってもらえたらと思います。 


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2012年10月08日

西水美恵子さん(前世界銀行副総裁)、東葛飾高校に!

東葛飾高校で開催されている東葛リベラルアーツ高校生版リーダーシップ研修特別編で、西水美恵子・前世界銀行副総裁をゲストにワークショップに参加する機会に恵まれました。

柏まちなかカレッジの副学長でもある福島先生が、東葛リベラルアーツを主催されています。社会人の経験など生きた知識を高校生に伝える企画で、柏まちなかカレッジでも参加させていただいていました。東葛飾高校は、私の母校でもあります。



最初に、西水さんは、参加者に、「貧困」のイメージを思い描くよう、投げかけられました。

少し考える時間を持ち、目をつぶって、西水さんのお話を聴きました。

それは、パキスタン・カシミール地方で、西水さんがホームステイした家のお母さんの話でした。朝早くから、水を汲みに山を上り下りし、食べるものは最低限で、貧しい毎日の繰り返し。
”This is not life. This is just keeping body and life. ”



そのお話を聴いた高校生の感想を西水さんは、引き出していかれました。

パキスタンの女性に身を重ねて考えている高校生の姿勢を評価されました。

「その人の立場、気持ちに重ね合わして考えること」それが、リーダーシップであると示されました。

このお話をお聞きし、私は、チェ・ゲバラの言葉を思い出しました。

「世界のどこかで誰かが不正な目にあっているとき、 いたみを感じることができるようになりなさい。 これが革命家において、最も美しい素質です。」



貧困は、自然現象ではなく、人間の仕業。

先生はおらず、教科書は行き渡らず、空っぽのコンクリートの箱に過ぎない学校。

不正が横行している途上国の現状やテロ活動へ参加していく若者の怒りを知りました。



「もし、この村の住民だったら何をするか?」

そんなテーマで高校生は話し合いました。さまざまな意見がでました。

海外からの支援を求めたり、留学や出稼ぎといった外圧を使う方法。

私立・村立の学校を作ってリーダーシップを養成していく方法。

これらは、現場でも動いている話です。



特に、お金だけではなく、学校を建てるため知識が欲しいという村人のための、教育プログラムを実施しているNGOの話も聞きました。

教育と健康管理など、途上国の生活水準を改善する、「 援助ではなく、民間による事業 」で途上国支援を行うプロジェクト、バングラデシュのNGO・ブラック(bracNet)。

http://www.allianceforum.org/developing/bracnet/

有名なグラミン銀行のお話も紹介いただきました。

http://jp.grameencreativelab.com/live-examples/grameen-bank-the-mother-of-grameen-social-business.html



最後に、カシミールからホテルに戻った西水さんの話には、熱いものがこみ上げてきました。極限の生活から、豊かなホテルに戻った時、どのように感じるか。吐き気を催してしまうくらいの罪の意識。そんな気持ちに考慮し、ベルボーイ、メイド、スパ、レストランのウェイターが、チームとなって西水さんをケアしてくれたそうです。

このケアがなかったら、その後の西水さんの世界銀行の改革はなかったかもしれないと振り返られました。

「どんな小さなことでも無力ではない。チームとなって大きな力を発揮できる。」

情熱を持って、信念をもって、行動すれば、無力ではないと教わりました。



その場でしか話し合えない、深まりのある時間でした。東葛飾高校の生徒へ、西水さんからリーダーシップのあり方を示して頂きました。

西水恵美子さん

http://www.sophiabank.co.jp/japanese/about/partners/nishimizu.html

世界銀行とは

http://www.worldbank.org/


西水さんのご著書「国をつくるという仕事」、「あなたの中のリーダー




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2011年07月02日

「哲学への権利」上映・対話会 @柏まちなかカレッジ

7月2日14時から17時、東葛飾高校地学室にて、
映画「哲学への権利」の上映・対話会を開催しました。

私が、『哲学への権利』(勁草書房、2011/2/17)というDVD付きの本を読み、
amazon.co.jpに書評を書いたことがきかけで、著者・監督である西山雄二氏(首都大学東京准教授、国際哲学コレージュ・プログラムディレクター)と知り合うことになり、実現した講座です。

映画「哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡」(84分)の上映会。
その後、休憩をはさみ、この映画監督である西山氏および東葛飾高校生徒との討論会を行いました。
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【今日の趣旨と柏まちなかカレッジにいて語る学長の山下洋輔】

この上映・討論会は、哲学を専門とする世界各国の大学で開催されてきましたが、
今回は、私たち「まちカレ」の地域の方々と高校生が参加するということで、
「本来は、こういう形で開催したかった」と監督の西山氏が言って下さりました。

この映画は、1983年に哲学者ジャック・デリダらがパリに創設した半官半民の研究教育機関「国際哲学コレージュ(CIPh)」をめぐる初のドキュメンタリーです。

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【映画を真剣に観る受講生】

国際哲学コレージュは、柏まちなかカレッジと共通するところが多く、
私たちの活動を、より深く知ってもらうために、ぴったりの講座です。

「柏まちなかカレッジ」は、哲学カフェやサイエンスカフェの流れをくむ地域活動です。
「柏まちなかカレッジ」は、誰でも先生になれ、年間カリキュラムもなく、入学資格もなく、スタッフも無報酬です。

そんな私たちの特徴や可能性だけでなく、課題も参考になります。
現在の教育制度への問い直し、経済原理と価値、場といったテーマは、
国際哲学コレージュや柏まちなかカレッジのみならず、ビジネスや地域など現代社会においても重要なものと感じました。

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【補足の話や問いを投げかける西山先生】
高校生に向けて、フランスの大学受験やフランスと日本の大学について話してくださりました。
フランスでは高校三年生になると週に8時間「哲学」の授業があります。
テキストにもとづいて、対話形式で行われます。
大学入試では、「哲学」は4時間の論文試験です。
初日に行われ、歴史や文学に比べて、配点が高くなっています。重要な科目と位置付けられているわけです。
学生に徹底的に考えることを要求します。

映画から、「無償性」と「場所」についての問いが投げかけられました。
ここから繰り広げられる哲学の世界に、高校生は素直に質問し、大人は自分の経験などをもとに考えを進めようと真剣に参加しました。

今回、自由に考える機会を得られたわけですが、これは当たり前のものではないということにも気づかされました。
ここから先は、考えてはいけないという領域が設けられている社会もあります。
自由に考えることが許される社会。
そういった社会を守っていく大切さに気づかされました
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何より、上映・討論会という場を作りながら、哲学の可能性を問い直している西山氏の活動に心を打たれました。
柏まちなかカレッジを通して、個人の長所、地域の魅力を引出していく場を作っていこう
と、私たちも初心に帰ることができました。



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2010年07月19日

東葛リベラルアーツ×柏まちカレ「裁判員制度を体験しよう!」

東葛飾高校の「東葛リベラルアーツ」教養講座と、
柏まちなかカレッジのジョイント企画という形で参加させて頂きました。

千葉地方検察庁の協力のもと、東葛飾高校では、2年ほど模擬裁判を実施してきました。今回、実際に裁判員裁判を体験してみたい市民の方(成人)を募集し、様々な世代の方と高校生が一緒のテーブルを囲み、話し合いました。

私、山下洋輔は、被告人の役を演じました。
模擬裁判


8人ごとに、4班に分かれて、有罪か無罪かを話し合いました。
どちらも、微妙なところで、どの班でも、意見は真っ二つに。
班で話合われた結果を、全体に発表しました。

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「こんなにも幅広い世代の人が、同じグループで話し合うということは、4月から多くの会場を回ってきたが、今回が初めて」。
「半々に意見が分かれていた。話合いでは、お互いの意見をよく聴き、様々な視点から検討されていた」。
こんな講評を、千葉地方検察庁の広報担当の方から頂きました。

教頭先生からは、年代や職業・立場が幅広かったので、いろんな視点からの意見が出て、勉強になったという感想を頂きました。
お札の持ち方、封筒へのお金の入れ方、金銭感覚、距離や時間の感覚など、自分の周囲では常識と考えられることが崩されていったようです。
高校生、その親、会社員、大学院生、ネットショップの社長、画家、教員・・・。多様な人間が集まったものです。

講師は、長束倫男先生。
長束先生は、私が東葛飾高校に教育実習でお世話になったときに温かく励まして下さったり、教員になる際にも、応援して下さった先生です。

そして、柏まちカレに参加てくれた私の大学友達は、
高校の後輩でもあり、長束先生の教え子でもあり、
法律の道に進んでいます。
柏まちカレを通して、いろんな出会いがありました。

千葉は、成田空港もあり、重大事件が多く、大阪に次いで全国2番目に裁判員候補者になる確立が高い県です。
このような機会を活かして、多くの方々に裁判員制度を体験して頂ければと思います。

日時: 7月17日(土)10:00〜12:00頃
場所: 千葉県立東葛飾高等学校
講師: 長束倫夫さん(千葉県立東葛飾高等学校教諭)
受講料: 無料


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2010年03月06日

東葛飾高校の卒業式で。

本当に嬉しいお知らせを頂きました。

今日は、東葛飾高校の卒業式。
その校長先生から卒業生へのお話の中で、
卒業生の活躍を紹介されたそうです。

その卒業生というのが、何と私とのこと。
柏まちカレの活動を紹介して下さりました。

思えば、14年前、私も東葛飾高校を卒業しました。
自由な校風な高校は、全国にもたくさんあります。
そんな学校の中でも、東葛飾高校は独特です。

友達に出身校を説明する時に、1番インパクトがあるのが卒業式です。
制服がないので、卒業生みんなバラバラの服装です。
普通は、おしゃれなスーツやドレス、羽織袴、女学生の袴、振袖などです。
しかし、なかにはコスプレみたいな方もいました。色々いたので書ききれませんが、ヴェルサイユのバラのアンドレやオスカルみたいな人、修道女、バレーの女性の衣装に白鳥を腰にあしらった男性、侍、きぐるみ、寒いのにチャイナドレスの女性、ルパン3世など、見ていて面白かったです。

呼名の後、クラスで1名が代表して卒業証書を校長先生から授与されます。
そこが見せ場です。
ギターを携え感謝の歌を自作自演したり、書道で感謝の言葉を表現したり、クラス全員で合唱したり、謝ったり。
寿司職人になるのが夢と、その場で握って校長・教頭先生に食べさせた人もいました。おいしいか微妙ですし、時間がかかったなぁと見ていました。
時間がかかり、一見ふざけていますが、心を打つメッセージや素晴らしい歌もあり、この学校でよかったなぁとしみじみ思いました。
「アメージンググレイス歌った人はすごかったな」や「Can you celeblate?って安室ちゃんの歌を中途半端に歌った生徒に、yes, I canと教頭先生が答えてくれて助かったよ」と、参列してくれた親も覚えてくれています。

高校では朝礼はなく、行事運営も生徒主体の形だったので、
校長先生のお話も短いものでした。
校長先生のお話をしっかり聴けるのは卒業式くらいだったと記憶しています。
特に、卒業式のお話は重要度が高いもの。
その話の中に、私のことも選んで頂けて、感激しています。


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2009年11月30日

柏まちカレで味わった一体感−鍵盤ハーモニカでアンサンブル

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【撮影】講座を企画した徳永氏

鍵盤ハーモニカ(いわゆるピアニカ)サークル「はもけん」
が開いた柏まちなかカレッジの講座、「鍵盤ハーモニカでアンサンブル」に参加しました。

合唱でパートリーダーが持ち歩いている鍵盤ハーモニカ、
ちょっと憧れていました。
しかし、実際、鍵盤ハーモニカを演奏するのは小学3年生以来。
山下洋輔、ピアノではなく鍵盤ハーモニカに挑戦など
いかにも音楽ができそうな顔をしていましたが、
楽譜も読めず、緊張していました。

そんな私でも、はもけんの講師のみなさんが優しく教えて下さいました。
しっかり吹けたわけではありませんが、
音の数を減らしながらアンサンブルできました。

気持ちよかったです。

一体感を味わうことができました。
音楽的な素地がなかったのに、
形だけでも合わせられたのは驚きです。
これも、みんなで演奏できたからでしょう。

奥は深いけど、誰でも演奏できる鍵盤ハーモニカ。
音を通した受講生、講師、スタッフの一体感。
そして、はもけんメンバーの温かさ。
柏まちカレとして見習うべきところが満載の講座でした。

余談ですが、東葛飾高校の音楽室は思い出の場所です。
高校2年生のときに私たちのクラスが文化祭で使った部屋です。
ディナーショーとして、クラスメイトの隠れ持ちネタを披露しました。
それぞれ、オンリーワンの芸があり、改めて友達を尊敬したことを思い出しました。

約15年後に、このような形で再び、東葛飾高校音楽室で
柏の方々の個性を引き出すイベントを企画をしているとは、感慨深いものです。


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