2008年11月17日
「焼き塩」から知る識字状況
これは、桂米朝が、昭和57年頃に復活させたはなしです。
内容は省略しますが、庶民の暮らしが目に浮かぶはなしです。
塩化ナトリウムではない、
昔ながらの塩の説明が詳細になされています。
日本史の授業での資料としても役立ちます。
日本は昔から、高い識字率を誇りとしておりますが、
このはなしでは、字が読めない人びとの様子を具体的に知ることができます。
字が読めないことを自慢する職人、子の方が字を読める家庭、
家庭事情をよく知った手紙を読んでくれる人の存在など、
いきいきと描かれています。