2009年06月29日
ファラデーの「ロウソクの科学」のように
ワークショップ中、ふと、思い出すことがあります。
それは、貧しい鍛冶屋の次男から苦労して偉大な化学者となったファラデー(1791-1867)のことです。ファラデーは、たった1本のロウソクから少年少女に化学のエッセンスを伝えています。私は、彼の愛情あふれる講演記録を読み、化学の知識だけではなく、「学ぶ」ことの素晴らしさを教わりました。
そんなファラデーの意志を受け継ぐつもりで、私は話しております。
短い時間のなかでもエッセンスをお伝えいたい。そして、ファラデーが少年少女に語ったように、誰にでも理解できるように説明いたい。その結果、「どうせ意味ない」、「何十年も勉強から遠ざかっている」と自信のなかった受講生もやる気を出して帰ってもらっています。さらに、ワークショップをステップに、仕事での成果をあげたり、自分でセミナーを開いたり、次々と他の資格を取得されたりする受講生も大勢いらっしゃいます。学習を通して、講義内容はもちろんのこと、キャリア形成の機会や自信も提供したいという気持ちです。