2010年01月11日

イリイチのラーニングウェブ(学習網)

先日、藤井千春先生(早稲田大学教育学部教授)に、私の活動の報告を致しました。
その中で、柏まちなかカレッジの活動へのご助言も頂きました。

柏まちなかカレッジの活動は、イリイチラーニングウェブの実践であると評してくださいました。
哲学者イヴァン・イリイチ(1926-2002)は、『脱学校の社会Deschooling Society (1971)を著したことで有名です。

イリイチは、脱学校の社会のために、ラーニングウェブと言う提案をしています。
これは、学びたい者、教えたい者、自分の考えを述べたい者には、誰でもその自由が保障される教育の仕組みです。

私たちは、脱学校社会を目指しているわけではありませんが、学びあうコミュニティが身近に存在できればいいなぁと考えています。




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この記事へのコメント

1. Posted by 福島   2010年01月13日 18:48
脱学校社会というと、学校派VS脱学校派 などと、また対立構造などを連想してしまうのですが、双方が補間しあえるといいですよね。学校には学校の良さがありますし。

学びあうコミュニティはこれからもっともっと柔軟になっていくでしょうし、実際に都市・地方に限らず、そうした兆しを最近多く見るようになりましたね。各地域(日本に限らず)さまざまな実践を探究してみたいものですね。
2. Posted by 山下 洋輔   2010年01月22日 09:42
イリイチ氏が、この本を書かれた時代と社会的、思想的背景が変化しています。
「学校VS脱学校」という構造を越えて、学びあうコミュニティの実践に取り組んでいきたいですね。
3. Posted by おろち   2011年04月15日 07:33
地域が学校的な価値観に染まる。住民が教師的な眼差しで人を評価.選別をする。
多様な価値観の社会では人の尊厳は大切にしたい。価値観同士の争い、それは、お互いの正義の争いになる。
対話からしかお互いの価値観を理解しあえない。だからこそ、いま、対話が必要であり、対話の中から「より善き生き方」を見つけ出す〈学び〉が求められているのだと思います。学校化社会から脱しなければなりません。
4. Posted by おろち   2011年04月15日 07:36
地域が学校的な価値観に染まる。住民が教師的な眼差しで人を評価.選別をする。
多様な価値観の社会では人の尊厳は大切にしたい。価値観同士の争い、それは、お互いの正義の争いになる。
対話からしかお互いの価値観を理解しあえない。だからこそ、いま、対話が必要であり、対話の中から「より善き生き方」を見つけ出す〈学び〉が求められているのだと思います。学校化社会から脱しなければなりません。

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