2010年12月02日
コスタリカ戦略
私が、プロジェクトや活動を設計する際に、用いる逆転の発想法があります。
コスタリカ戦略といって、
理念を打ち立て、「ない」ことを売りにする方法です。
例えば、柏まちなかカレッジは、
「まちが教室、身近な人が先生、仕事とは違う地域の顔を持つ」、
こういった考えのもと運営されています。
この考えには、今まで私が教育学や歴史学を研究してきたエッセンスが凝縮されています。
しかし、それだけではない運営面のノウハウでもあります。
この考えで運営しているお陰で、金銭的にまわらなくなることはありません。
まちが教室ということは、逆を言うと教室を持っていないということ。
身近な人が先生ということは、
大先生に気を遣ってお足を準備したり、大勢の人を集めたりする必要がありません。
仕事とは違う地域の顔を持つということなので、みんな別に仕事を持っています。
ボランティアで参加しており、専属の職員はいません。
場所がない、有名人を呼ぶのが難しい、専属の職員を雇えない・見つからない。
こういった市民活動団体が抱える悩みを逆手にとったわけです。
柏市の高柳で始めるサステナ義塾も、何もないことをPR材料にしています。
東京から1時間の「片田舎」という点を打ち出していきます。
このコスタリカ戦略というMBAで学んできたような名前ですが、
私の造語です。
コスタリカにとって、「何もない」森に、カナダ人が訪れました。
なぜカナダ人が訪れるか調べたところ、豊かな自然を求めていたと分かります。
そこで、コスタリカは、エコツアーを整備し、その自然が世界遺産に登録されました。
観光収入が増加しています。
住宅にも、工業、商業にも適さない土地を、観光資源に変えました。
もう一つ、1949年からコスタリカは常設の軍隊を持ちません。
「兵士の数だけ教師を」合言葉に、軍事予算を教育予算に回し教育国家に転換しました。
このお陰で、軍事クーデターはありません。
中米紛争の部分的解決にも功績を残しています。
パナマ、ハイチ、ドミニカなども常設軍を持たないのですが、
コスタリカを模範にした部分もあるそうです。
このコスタリカの姿勢を参考にしています。
自然や平和といった理念を強く打ち出すからこそ、
持たないことを強さに変えられるのだと学び、
コスタリカ戦略と命名した次第です。
コスタリカ戦略といって、
理念を打ち立て、「ない」ことを売りにする方法です。
例えば、柏まちなかカレッジは、
「まちが教室、身近な人が先生、仕事とは違う地域の顔を持つ」、
こういった考えのもと運営されています。
この考えには、今まで私が教育学や歴史学を研究してきたエッセンスが凝縮されています。
しかし、それだけではない運営面のノウハウでもあります。
この考えで運営しているお陰で、金銭的にまわらなくなることはありません。
まちが教室ということは、逆を言うと教室を持っていないということ。
身近な人が先生ということは、
大先生に気を遣ってお足を準備したり、大勢の人を集めたりする必要がありません。
仕事とは違う地域の顔を持つということなので、みんな別に仕事を持っています。
ボランティアで参加しており、専属の職員はいません。
場所がない、有名人を呼ぶのが難しい、専属の職員を雇えない・見つからない。
こういった市民活動団体が抱える悩みを逆手にとったわけです。
柏市の高柳で始めるサステナ義塾も、何もないことをPR材料にしています。
東京から1時間の「片田舎」という点を打ち出していきます。
このコスタリカ戦略というMBAで学んできたような名前ですが、
私の造語です。
コスタリカにとって、「何もない」森に、カナダ人が訪れました。
なぜカナダ人が訪れるか調べたところ、豊かな自然を求めていたと分かります。
そこで、コスタリカは、エコツアーを整備し、その自然が世界遺産に登録されました。
観光収入が増加しています。
住宅にも、工業、商業にも適さない土地を、観光資源に変えました。
もう一つ、1949年からコスタリカは常設の軍隊を持ちません。
「兵士の数だけ教師を」合言葉に、軍事予算を教育予算に回し教育国家に転換しました。
このお陰で、軍事クーデターはありません。
中米紛争の部分的解決にも功績を残しています。
パナマ、ハイチ、ドミニカなども常設軍を持たないのですが、
コスタリカを模範にした部分もあるそうです。
このコスタリカの姿勢を参考にしています。
自然や平和といった理念を強く打ち出すからこそ、
持たないことを強さに変えられるのだと学び、
コスタリカ戦略と命名した次第です。