2011年03月13日
入院中に地震

先週3/6の日曜日、救急車で運ばれ、
腸閉塞のため入院してしまいました。
幸い、休日の当番だった病院に、
私の症状に対応できる専門のお医者さんと設備があり、すぐに治療して頂けました。
本当にラッキーでした。
鼻から腸に管を通し、腸を空にしてもらいました。
今は、管が取れ、苦しみからも解放され、
日に日に回復に向かっているのを実感しています。
この入院中に、地震を体験しました。
病院の指導者、スタッフさんのお陰で、
無事に過ごすことができました。
新しい建物で、安心して眠ることができました。
新しい病院なのでこのような災害などの経験の蓄積はないと思います。
でも、経験もさることながら、これからは新しいことに対応していく現場の姿勢が必要だと実感しました。
あるおじいさんが、「80年も生きてるが、こんな地震は初めてだ」と言っていました。
いまだかつてない出来事が、これから起こってくることが考えられます。
布団を避難場所に運んだり、食事を階段で運んだり、歩行が困難な患者さんに付き添ったり、寒い中半袖で、通常以上のお仕事されていたスタッフさんが、いい勉強になったと言っていたのが印象的でした。
その方やその組織は、今後、伸びていくだろうと感じます。
これからの時代、何を知っているかということは、重要ではなくなってきます。
むしろ、学ぼうとする姿勢が、重要になってきます。
あと、もう一点。
災害時、病人や高齢者、認知症の方など、
どのようにして困難を乗り切っていくか。
そんなことを考えさせられました。
病院では、私は若い方なので、高齢の方や重患をサポートしながら、みんなで助け合おうというムードがありました。
居住している地域でも、このように助け合えるコミュニティを日頃から築いておく必要を感じます。
性善説を信じ、非常時は助け合うとしても、近所にどのような方がお住まいか把握し、自分の存在もアピールしていくことは必要だと思います。
被災者の無事をお祈りしています。