2011年05月17日

私が教師から政治家を目指す理由。

私は、以前、高校の教員として働いていました。生徒の可能性引き出す教育を目指し、学び合う環境を整備しようと一生懸命に取り組みました。なるべく生徒の近くで生活し、家庭や地域の方々の声を聞き、協力し合いながら、教育にあたってきました。その中で、学校教育だけでは解決できない壁にぶつかります。それは、まちの経済情勢や治安の悪化です。

不況で、デパートや大規模店が、まちから撤退してしまい、活気がなくなりました。それにつれて、人々の心もすさんできました。学級担任を持ち、家庭環境が悪化していることも実感しました。人と人とのつながりが弱くなり、地域で人を育てきれなくなっているのを感じました。生徒の生活の場である地域を変えなければいけない、「何とかせねば」と思ったのです。

そんな時、オランダのコミュニティ・スクールを知ります。そこでは、教育が生活に根ざし、地域の力になっているのです。私は、教員を辞め、大学院で解決策を求めながら、地域での教育活動を始めました。その一つが、「柏まちなかカレッジ」です。講座を通して、人が集まり、交流が生まれ、柏への愛着と誇りが湧き起ってくるのを感じました。

そして、この「柏への愛着と誇り」が、自分たちでまちを良くしていこうというエネルギーになると気づいたのです。この力を生かしたい。これが、私の求めた解決策だと確信しました。

個人の可能性を引き出す教育から、地域の可能性を引き出す政治へ。

「柏への愛着と誇り」を引き出し、一歩進んだ成熟した社会の仕組みを作るため、私は政治の道に進むことを決意しました。「政治が悪い」と社会のせいにしてばかりでは、何も変わりません。私は、私たちと柏市の政治をつなぐ襷(たすき)になります。自分たちのまちは、自分たちで良くしていくことができる。そんな希望を持てるまちにしなければならないと強く感じたからです。



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この記事へのコメント

1. Posted by 土屋   2011年05月18日 19:13
いつぞや速読のセミナーの帰り横浜で一緒にラーメンを食べたものです。ご自分の夢(というより「使命」でしょうか)に向かって頑張っておられる様子。私にとっても励みになります。

まだまだゴールは遠いのかも知れませんが、一歩一歩着実に近づいている実感が伝わってきます。これからも頑張って下さい。千葉県出身者としても応援しております。
2. Posted by 山下 洋輔   2011年05月18日 21:41
大変ご無沙汰しております。
コメントありがとうございます。
一歩一歩、コツコツと頑張っていきます。
ずっと見守っていてくださったんだと思うと、本当に感激しています。
これからも、よろしくお願いします。

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