2012年05月02日

リヒテルズ直子さんとの出会い‐オランダ報告1

私は、土浦日大高校で教諭を勤めていた。

生徒中心の学級運営、部活動や学生寮での自立的な組織作り、協同的な学びのの授業など、充実した教育活動であった。

しかし、大きな壁にも直面していた。
学校外での生徒を取り巻く環境だ。
家庭や地域、社会が与える生徒への影響は大きい。
経済不況で親が失業している家庭、TX新線開通や郊外大型店の進出によるまちの衰退。
治安の悪化、若者をねらった犯罪、「勉強したって社会の役に立たない」と言う大人。

「何とかしなければ」
そんな気持ちで解決策を模索する中で出会ったのが、リヒテルズ直子さんが書かれた『オランダの教育』だった。
その本を読み、社会を変える教育・教育を支える社会という視点を得たのであった。

それから約5‐6年が経った。
学校を離れ、研究だけではなく、地域に入って声を拾い、教育について考えてきた。
今回、そのリヒテルズさんに対面し、語り合い、オランダの学校をご案内して頂いた。


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