2013年05月21日

釧路市 子どもの学力保障条例

釧路市役所にて、議員から提案された「釧路市の子どもたちに基礎学力の習得を保障するための教育の推進に関する条例」と「生活保護自立支援プログラム」を学んできました。
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地域経済の停滞、仕事がない、生活保護の増加など、学校だけではなく社会が一体となって取り組まれています。
釧路市の基礎学力習得を保障するための条例に対して、賛否両論ありました。努力目標ではあるが、具体的な数値で結果を示すことへの評価。一方で、テストの点数主義に陥り、子どもの学習意欲を削いでしまうという反対。
基礎学力を「読み書き計算」と定義したことで、創造性や思考力、コミュニケーションなど、これから必要とされる学力を育むことが軽視されるのではないかと、私は危惧しました。大学と提携し、創造性などを評価するテストを開発し、市独自のテストを実施していくことについて、考えてみました。
何はともあれ、釧路市の危機的な状況が、この条例を生んだのだと思います。生活保護世帯が多く、教育格差が広がっている現状があります。掛け算が出来ない従業員がいると嘆く経営者もいるそうです。教員の勤務状況についても、外部からのチェックが必要でした。
立場の違うメンバーで視察すると、同じものを学んでも、違う考えを聞くことができます。視察メンバー同士の意見交換も貴重です。

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