2013年07月05日
ゴールデンホークスが授業を支援‐地域資源を生かした授業と教員研修

酒井根東小学校で体育の授業を見学いたしました。
柏まつりで開催される「小学生によるNEW柏おどりコンテスト」の演技を、ゴールデンホークスさんのご協力を得て、練習が行われています。地域資源が教育に生かされています。
アメリカでも指導方法が確立されているダンスドリルを使って指導されているそうです。
みんな初心者でしたが、十回目の今日の授業では、形になっています。一時間の中でも成長が見られます。集中力や協力する姿勢などが育ってきているとのこと。
教員が、ダンスの指導を学ぶ機会にもなっています。ダンスを指導できる教員は、少ないのが現状です。昨年、柏市議会の質問にて、中学ダンス必修にあたり、地域の専門家の力を借りることが必要だと提案しました。
http://www.k3japan.org/groups/qandp/forum/topic/31/
世界一にもなったゴールデンホークスさんが、市内の各学校に指導されており、こどもたちが一流を学ぶ機会となっています。
マルチプル・インテリジェンスという教育方針があるように、これからの時代、読み書き計算の能力だけでなく、表現やコミュニケーション、音感・運動など、多様な能力を育てらるような学びが必要です。
ダンスの授業でも、確立された方法論が採用され、しっかりと人間教育となる指導が広まっていくことを進めていきたいと思います。
以下、2012年6月13日に柏市議会にて、山下が「ダンス必修化について」質問した内容です。
【要旨】ダンス必修化について。
問 ゴールデンホークスなど地域資源を活用した授業づくりと教員研修制度の充実を。
答 研修を充実させ、地域資源を活用した授業作りを進める。
◆山下洋輔一問目
今年度から、中学校の体育の授業で、ダンスが必修になりました。
ダンスは、スポーツの競技種目としてだけではなく、自主性や協調性、責任感、自己表現を体得できるスポーツとしての側面も持ち合わせ、アメリカでも授業の科目として取り入れられています。一概に、ダンスと言っても、多様な教育内容が考えられます。
柏市内でのダンスの授業の取組について、お聞かせください。
あわせて、教員の研修の状況についても、お聞かせください。
また、柏には、社交ダンスやヒップホップ、バレエ、舞踏など、さまざまなダンス団体が存在します。なかでも、世界大会でも優勝実績のあり、先日、柏市スポーツ顕彰を受けたゴールデンホークスも柏です。そういった地域の宝を生かし、中学校の授業に還元していくことについて、いかがお考えでしょうか?
◎学校教育部長(浮谷満君) ダンスの必修化についてお答えいたします。本年度より中学校学習指導要領で、1、2年生の保健体育の授業においてダンスが必修となりました。ここで言うダンスとは、創作ダンス、フォークダンス、現代的なリズムのダンス、そういう3つを指しております。
ダンスの必修化とは、この中の1つ以上を選択して授業で必ず取り扱うことを意味しております。ダンスの必修化に向けた取り組みといたしましては、次の2点が挙げられております。
1点目は、例年8月初旬に2日間行っております千葉県女子体育連盟主催の教員を対象としたダンス実技講習会へ、中学校教員の参加が多くなるよう、研修会等で周知していくということでございます。
2つ目は、議員から御指摘のありましたチアダンスチーム、ゴールデン・ホークスとの連携でございます。先日、ゴールデン・ホークスさんのほうから、市内の学校で教育活動のお手伝いができないかというお声をいただきました。現在、教員の希望者向けのダンス講習会で、講師を依頼することなどを考えております。今後、具体的に話を進めていき、教員の指導力、授業力の向上につなげていきたいと考えております。
そのほかにもレイソルダンサーズや市内にあるダンス教室の指導者との連携なども視野に入れております。今後も学校のニーズを的確に把握しながら、教員研修や地域資源を活用した授業づくりを推進していく所存でございます。以上でございます。