2013年10月09日
『地域の力を引き出す学びの方程式』の出版元水曜社と私
2007年、私が「自分史研究」で、愛知県春日井市のかすがい文化財団を訪問したときに、学芸員の方から『手帳は語る。』と『まちづくりオーラル・ヒストリー』をご紹介いただき、文化とまちづくりの領域に開眼するきっかけとなりました。
この2冊は、水曜社から出版されております。内容も装丁も素晴らしいもので、いつか私が出版するときは、水曜社さんからと決めていました。
11月には『地域の力を引き出す学びの方程式〜柏まちなかカレッジにみる教育×まちづくりの答え』が、水曜社さんから、いよいよ出版されることになりました。夢が実現しました。http://p.tl/FWKs
今から4年ほど前、水曜社さんに本の企画を持ち込みました。
教育哲学や教育方法論などを基礎にした柏まちなかカレッジの理念を中心に組み立てた内容について、「頭でっかちな文章ではダメで、人間をイキイキと描かないと人の心をつかむことはできない。まちのリーダーになるためには、そういった言葉の力が必要だぞ」と水曜社の仙道社長にご助言を頂きました。
当時は、教員を辞め、大学院博士課程での研究と教育コンサルタントとしての仕事が中心で、まちのリーダーと言えるものではありませんでした。その後、柏まちなかカレッジの活動も広がりから、まちへの関わりが深くなり、もっと運営に関わっていきたいという思いを強め、今では市議会議員として活動しています。仙道社長から、まちのリーダーとして頑張ってほしいというエールを頂いたと感じています。
『地域の力を引き出す学びの方程式』は地域色が強く、実績のない著者なので、売れ筋の内容ではなく、出版社さんとしてはリスクがあるとのこと。それでも、柏まちなかカレッジが、次のステージに成長するための応援したいということで、出版が決まりました。出版社の社会的な使命を実感しています。ご期待に応えられるよう、柏まちなかカレッジは、より成熟した活動を展開していきたいと思います。
編集者の福島さんには、良い内容にしていこうと、辛抱強くお付き合い頂きました。
装丁の山中健雄さんは、本まっち柏で出会った同じ年齢のデザイナーです。山中さんにとっても初めての作品となり、実現はしませんでしたが活版印刷も含め、様々なアイデアを出して頂きました。
様々な方に支えられながら、出版は実現するのだと知りました。
関係者の皆様、ありがとうございます。