2014年03月03日
ピア・サポート・プログラム(Peer Support Program)
前回、フィンランドのいじめ対策プログラムをご紹介しました。
http://goodman.livedoor.biz/archives/52063512.html
日本では、ピア・サポート・プログラムという子ども同士が支え合い、ともに伸びて行けることを目的とした教育プログラムがあります。
ピア・サポート(Peer Support)のピア(peer)とは、仲間や同じ立場の人といった意味です。
教員が介入しなくても、同年代の子どもたちが友だちをサポートできるような人間関係を育てていきます。
子どもたちが困ったときに相談する相手の多くは同年代の仲間です。
ピア・サポートはそういった子どもたちの特徴を生かして、友だちをサポートしようとする子どもたちを積極的に育成し、クラスや学校に思いやりの風土を形成していくプログラムです。
千葉県教育委員会では、いじめ対策が課題となる中で、平成19年度から、小・中学校でピア・サポート・プログラム(「豊かな人間関係づくり実践プログラム」)の活用を推進しています。
「豊かな人間関係づくり実践プログラム」は、「あいさつ」「助け合い」「コミュニケーション能力」等、人間関係づくりに必要な基本的な力を育むことをねらいとして、千葉県教育委員会が作成したものです。
http://goodman.livedoor.biz/archives/52063512.html
日本では、ピア・サポート・プログラムという子ども同士が支え合い、ともに伸びて行けることを目的とした教育プログラムがあります。
ピア・サポート(Peer Support)のピア(peer)とは、仲間や同じ立場の人といった意味です。
教員が介入しなくても、同年代の子どもたちが友だちをサポートできるような人間関係を育てていきます。
子どもたちが困ったときに相談する相手の多くは同年代の仲間です。
ピア・サポートはそういった子どもたちの特徴を生かして、友だちをサポートしようとする子どもたちを積極的に育成し、クラスや学校に思いやりの風土を形成していくプログラムです。
千葉県教育委員会では、いじめ対策が課題となる中で、平成19年度から、小・中学校でピア・サポート・プログラム(「豊かな人間関係づくり実践プログラム」)の活用を推進しています。
「豊かな人間関係づくり実践プログラム」は、「あいさつ」「助け合い」「コミュニケーション能力」等、人間関係づくりに必要な基本的な力を育むことをねらいとして、千葉県教育委員会が作成したものです。
http://www.pref.chiba.lg.jp/…
自己理解、他者理解、コミュニケーションスキル、対決解消スキル、守秘義務などを
ロールプレイなどの体験も交えて、学んでいきます。
私が見学した時は、感情を表す言葉についての授業でした。
ピア・サポート・プログラムを実施し、学校に思いやりの雰囲気が広まり、子どもたちの安心感がみられたとの声を聴きました。何かあったときに相談相手がいることは、子どもの安心感につながります。
いじめ加害者ー被害者でない第三者のサポーターの支援活動も育てています。
ロールプレイなどの体験も交えて、学んでいきます。
私が見学した時は、感情を表す言葉についての授業でした。
ピア・サポート・プログラムを実施し、学校に思いやりの雰囲気が広まり、子どもたちの安心感がみられたとの声を聴きました。何かあったときに相談相手がいることは、子どもの安心感につながります。
いじめ加害者ー被害者でない第三者のサポーターの支援活動も育てています。
支援活動は、「一人でいる子に声かけして遊ぶ、けんかの仲裁をする、相談ポストの相談にのる、保健室に来た子をやさしく迎える、あいさつをする、新聞を作る」などです。
サポーターの子どもたちが「無理なく自分でできる範囲で何ができるか」をできるような成長が出てきているそうです。
本プログラムは、小・中学校9か年にわたる体系的プログラムで、各学年4時間の授業展開となっています。
サポーターの子どもたちが「無理なく自分でできる範囲で何ができるか」をできるような成長が出てきているそうです。
本プログラムは、小・中学校9か年にわたる体系的プログラムで、各学年4時間の授業展開となっています。
教員用に1時間ごとの指導案、授業台本(細案)、教材が準備されており、
県内のどの学校で、どのクラスでも、同じ授業が展開されるようになっています。
教員による主観が入ることなく、一定の質も保つことができるわけです。
オランダの学校を視察して、教育プログラムの充実に驚いたのを思い出します。
日本では、学習指導要領がしっかりとしていますが、
各教員が教材研究に励み、授業案を作成している印象があります。
私自身もそうでした。
教員の事務作業を削減したら、「児童・生徒と向き合う時間を増やす」か「教材研究の時間を増やす」教員が日本には多いと感じます。
しかし、教員独自の教材というのは、当たり外れがあり得ます。
一方、1時間ごとの指導案、授業台本(細案)、教材が準備されているのは、授業の質は確保されます。
自由な教育方法が認められているオランダの学校では、
教育研究機関や民間教育事業者による教育プログラムを採用し、
教育行政の 監督のもと教育の質が保たれていました。
教育委員会などで、教育プログラムを開発し、それを管轄の学校で実施していくのは、合理的であると言えます。
※写真 オランダ・ハーグ市の教育センターでの教材展示
2014年1月に視察した高知市教育研究所から 、「 あったかプログラム」という人間関係プログラムが市内の小中学校で実践されていると説明を頂きました。
県内のどの学校で、どのクラスでも、同じ授業が展開されるようになっています。
教員による主観が入ることなく、一定の質も保つことができるわけです。
オランダの学校を視察して、教育プログラムの充実に驚いたのを思い出します。
日本では、学習指導要領がしっかりとしていますが、
各教員が教材研究に励み、授業案を作成している印象があります。
私自身もそうでした。
教員の事務作業を削減したら、「児童・生徒と向き合う時間を増やす」か「教材研究の時間を増やす」教員が日本には多いと感じます。
しかし、教員独自の教材というのは、当たり外れがあり得ます。
一方、1時間ごとの指導案、授業台本(細案)、教材が準備されているのは、授業の質は確保されます。
自由な教育方法が認められているオランダの学校では、
教育研究機関や民間教育事業者による教育プログラムを採用し、
教育行政の 監督のもと教育の質が保たれていました。
教育委員会などで、教育プログラムを開発し、それを管轄の学校で実施していくのは、合理的であると言えます。
※写真 オランダ・ハーグ市の教育センターでの教材展示
2014年1月に視察した高知市教育研究所から 、「 あったかプログラム」という人間関係プログラムが市内の小中学校で実践されていると説明を頂きました。