2014年09月24日

楽しみながら算数を学ぶ教育プログラム

身近な生活から学びを深めていく教育プログラムを企画している。体験し、問いを立て、探求していけるような形を取る。身近な生活から、日本の文化への理解も深められることも考えている。
 そこで、和算に注目し、『塵劫記』を読み直す。
 生活経験から数学を学べる一方で、体系立てられている。商業、土木や測量に必要な実学のほか、趣味、教養、道楽として好まれ、殿様、武士から商人、職人など庶民まで、あらゆる階層の人々が学んでいた。楽しんでいたのだ。世界に誇れる和算の文化が生まれた。
 現代版の『塵劫記』が求められている。
 ※『塵劫記』国立国会図書館の和算資料ライブラリー
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いろんな本を趣味で読んできたが、『算法少女』は、オススメ。少年少女向けの歴史小説の名作です。当時の雰囲気、幅広い階層に定着した和算、その限界など生き生きと描かれている。



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