2014年10月20日

社会をより良くする課題解決学習

先週、風早北部小学校5年生の総合的な学習の時間の講師としてお招き頂きました。
本年度、学年全体で、「観光立県ちば・観光立市かしわ」をテーに取り組んでいて、その中の学習の一部に関わらせて頂きました。
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1時間目は、子どもたちが考えた観光計画の発表でした。地域に密着した素晴らしいアイデアで、私も勉強になりました。ただ、そのアイデアを実現させる手法が、たとえば「公園を作ってほしい」といった行政任せの部分がありましたので、2時間目の私から話では、自分たちで地域を良くしていくための活動を紹介いたしました。自分たちで小さな一歩を踏み出していくきっかっけになれば幸いです。
大人が参加しているタウンミーティングなどでも、行政任せの要望ばかりが出てくることが多いのが現状です。
「いかに自分事として考えられるか」
これからの私の活動のためにも、貴重な経験となりました。
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総合的会学習の時間というものは、デューイの経験による学びをもとにしており、身近な興味関心や疑問から、仮説を立て、調べ、いろんな知識をつなげながら深めていくものです。そして、そこから導かれたアイデアを実現させるために、プロジェクトを立てて実践する。その中で、また調べ、関係者と対話し、調整し、修正していく。社会との関わりの中で学んでいきます。プロジェクト学習課題解決学習とも言われます。
4月からは、「観光立県ちば・観光立市かしわ」についての興味関心や疑問点を確かめ、知識を得てきたようです。夏休みに、実地の見学やインタビュー、その他の調べ学習を通して、ある程度の仮説が立てられました。先週の私の授業は、その仮説やアイデアをお聞きする段階でした。これから実際に社会に働きかけ、少しでも社会がより良くなる実感を得ることで、また次の学びへとつながっていくことになります。
このような学習が、行政任せや批判だけでなく、自分事として考えられるように育っていくと信じています。
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これまで、こども対話やストーリーテリングの活動を通して、子どもたちの意見をいかにに引き出し、社会にどう生かすかを考えてきました。地域や教育について考える時、子どものアイデアから、柔軟で、本質的なものも出てきます。選挙権は20歳からなので、20歳未満の意見は、現在の政治システムとは別の方法でフォローする必要があるとも考えています。
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