いじめ
2013年06月25日
いじめ対策としての学校仲裁所制度
当事者同士が話合いによって、相互理解を深めていきます。
ノルウェーのオスロ市で実践され、いじめ対策としても有効であると評価されています。
仲裁委員は、児童生徒の中から選出され、研修を受け、活動を開始します。
学校仲裁所をサポートする教員は、他校の担当教員と情報共有し、話し合いを行っています。
オスロ市の小学校で仲裁委員になった子どもからは、次のような感想が出ています。
・自分より小さなこと遊んであげます。校庭でみんなと遊んでいるときに意見が合わなかったり、摩擦など観察します。深刻な紛争、ケンカがあれば、仲栽室へ連れて行きます。誰も一人ぼっちになってはいけないのです。
・いじめを止めて、学校を楽しくしたいと思いました。
・お父さん、お母さんからも「誇りに思う」と言われた。また、クラスメートからは「格好いい」と言われた。
・将来は、弁護士になりたい。お医者さんになりたい、など将来を語る。
この学校仲裁諸制度は、いじめ対策のみならず、これから生きていくうえで必要不可欠な対話力を育て、子どもの自治、子どもが主人公、子どもの権利をベースにした公民教育・シチズンシップ教育です。
こういった教育を受けた子どもが、大人になり、主体的に社会に参加していくことになると期待されます。
この学校仲裁所制度を日本の小学校において、生徒会活動や学級活動など、何らかの形で生かしていくことについて、柏市の市議会で提案いたしました。
「いじめ対策等としての学校仲裁所制度」について調べていたところ、ノルウェー;オスロ市「ディーセン小学校」の実践が、北海道議会の視察報告で紹介されていました。http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/_/jyohoukoukai/grp/2010-8-26houkokusyo.pdf
2013年03月01日
【参考】フィンランドのいじめプログラム「KiVa」
http://www.kivaprogram.net/
フィンランドのいじめプログラム「KiVa」開発者であるChristina Salmivali教授のスピーチ
http://www.youtube.com/watch?v=x6FkNkDp018&hl=ja&gl=JP
教育ルネサンス いじめと向き合う 17 「統一プログラムで効果」
2012年11月16日(金曜日)読売17面 No.1693
http://www.yomiuri
いじめ対策プログラム KiVa(フィンランドの社会制度について紹介するブログ)
http://suomiyhteiskunta.blog.fc2.com/blog-category-5.html
フィンランド小学校事情 Vol.5(市民メディア[レアリゼ])
http://www.realiser.org/report/lifestyle/article/index.php?id=317
The Global Search for Education: It Takes a Community
http://www.huffingtonpost.com/c-m-rubin/the-global-search-for-edu_48_b_1888887.html?utm_hp_ref=tw
2013年02月25日
フィンランドのいじめ防止プログラム「KiVa」
フィンランドのいじめ防止プログラムに注目しています。
プログラム開発者であるChristina Salmivali教授のインタビューを紹介致します。
2012年11月16日(金曜日)読売17面 No.1693
教育ルネサンス いじめと向き合う 17
統一プログラムで効果
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20121116-OYT8T00543.htm
フィンランド・トゥルク大学 クリスティナ・サルミバリ教授に聞く
学力の高さとともに、いじめ対策先進国としても知られるフィンランド。2009年から統一的ないじめ防止プログラム「
プログラムの開発者で、10月上旬に鳴門教育大学の招きで来日したトゥルク大学のクリスティナ・サルミバリ教授(45)に話を聞いた。
――フィンランドではいつ頃からいじめが問題になったのか。
「私自身は約25年前からいじめのメカニズムなどを研究してきた。1990年代初めに、いじめに関する悲惨な事件や自殺などが相次ぎ、メディアが大きく取り上げたこともあって社会の注目を集めるようになった」
――政府はどんな対策を。
「99年に学校の安全確保に関する法が制定され、03年の法改正で各学校にいじめ対策の行動計画策定が義務づけられた。だが、学校ごとにプログラムを作ると時間がかかり、効果があるかどうかもわからないので、06年に政府の依頼を受けてKiVaの開発を始めた。09年から全国の小中学校で導入が始まり、現在、9割の学校で採用されている」
――効果はどうか。
「導入してから9か月後のいじめ被害の報告件数は、導入していない学校に比べて2割前後低かった。生徒の不安感、抑うつ傾向も低く、逆に学校への愛着や学業意欲は高かった。以前は『うちの学校にはいじめはない』と話す校長が多かったのが、『いじめはある。こういう対応をとっている』と報告するようになるなど、意識の改革もあった」
――日本のいじめ対策の現状をどう見ているか。
「私たちがいじめ研究を始めた当時、参考文献は北欧以外では日本くらいしかなく、早くからいじめに取り組んでいる印象がある。ピア・サポート(仲間による支え)など良いプログラムもあると聞いているが、誰でも利用できる統一的なプログラムもあるといいと思う」(聞き手・木村達矢、写真も)
Christina Salmivalli 1998年、トゥルク大学で博士号。2004年から同大教授。いじめとその予防策について研究を続けている。専門は心理学。
KiVa いじめについて学ぶ授業「KiVaレッスン」と、コンピューターゲーム形式の「KiVaゲーム」がある。日本の小1、小4、中1に当たる学年向けに3種類ある。
「レッスン」は、90分の授業を月1回、年10回行うのが基本。仲間意識からくる心理的圧力や尊敬の念などの感情について学び、いじめ防止に各自がどう行動すればいいかを考える。合間に行う「ゲーム」では、いじめ発生時の対処法、特に「傍観者」にならない方法を、楽しみながら練習する。
2013年01月24日
いじめ-柏における相談機関
いじめ問題には、犯罪、格差、地域性・社会性など、学校だけではなく関係機関とともに取り組むべき問題があります。
柏市内には、どのような関係機関があるか、紹介いたします。
教育委員会が作成した「いじめ問題対応の手引き」より引用いたします。
★子どもが直接相談できる機関
〇24時間いじめ相談ダイヤル 0570−0−78310(ナヤミイオウ)
〇柏市補導センターやまびこ電話 04−7166−8181(ロクロクハイハイ)
〇千葉県警少年センター 0120−783497(ナヤミヨクナル)
★ 関係諸機関との連携
いじめの問題の解決には,学校だけでなく,医療,福祉,警察等の諸機関がそれぞれの専門性を生かしつつ,状況に応じて下記のような関係諸機関と相互に支援協力する体制を確立することが必要な場合があります。
○柏市教育委員会 04−7191−1111
・指導課(生徒指導) 04−7191−7369
・柏市立教育研究所(教育・発達・不登校)04−7131−6671
○柏市地域生活支援センターあいネット 04−7165−8707
○千葉県教育庁東葛飾教育事務所 047−361−4103
○千葉県親と子どものサポートセンター 043−207−6028
○柏警察生活安全課 04−7148−0110
○千葉県警東葛地区少年センター 04−7162−7867
○柏市少年補導センター 04−7164−7571
○柏市役所家庭児童相談 04−7167−1458
○法務省「
2012年08月13日
いじめられっ子、不登校が『生き返る』 全国『私塾』のカリスマ教育者たち
大学の
彼から取材を受け、柏にある「ゆうび小さな学園」を紹介
東京シューレなど有名校に並んで、ゆうび小さな
※私は、出てきませんでしたが(^^;
NPO法人フリースクールゆうび小さな
http://members3.jcom.home.ne.jp/yuubinet/
「いじめがひどい」という論調の週刊誌やワイドショーが多い中、
実際に、現場に足を運び、取材しているこ