山びこ学校
2014年09月26日
こちら『ランドリー新聞』編集部-新聞作りから学べること
【こちら『ランドリー新聞』編集部】という興味深い本に出会いました。小学校中学年向きくらいの本です。ドラマとしても面白く、泣いてしまう場面もありました。何より、民主的な姿勢やメディア・リテラシーを学ぶ素晴らしい教材でした。報道・出版の自由と公共の福祉を、生きた社会で学んでいきます。
この本を読み、フレネ教育を思い出しました。
フレネ教育とは、セレスタン・フレネ(1896〜1966)が1920年代に始めた、「子どもの生活、興味、自由な表現」から出発し、印刷機や様々な道具、手仕事を導入して芸術的表現、知的学習、個別教育、協同学習、協同的人格の育成を図る教育法です。フレネ教育の特徴は、新聞作りです。
身近な出来事や生活体験を題材に、子どもたちの観察や発見を促していきます。子どもたちの自主的な探究心や発見を育てていくため、自由作文を重視しています。「山びこ学校」など、日本でいう生活綴り方教育運動と通じるものです。
フレネ教育では、観察や調査をし、子どもたちで話し合い、文章にし、新聞として印刷し、その内容を共有していきます。実社会や自然環境に触れ、身の回りの世界を批判的に見る目を養っていきます。(写真 フレネの教科書)
この本を読み、フレネ教育を思い出しました。
フレネ教育とは、セレスタン・フレネ(1896〜1966)が1920年代に始めた、「子どもの生活、興味、自由な表現」から出発し、印刷機や様々な道具、手仕事を導入して芸術的表現、知的学習、個別教育、協同学習、協同的人格の育成を図る教育法です。フレネ教育の特徴は、新聞作りです。
身近な出来事や生活体験を題材に、子どもたちの観察や発見を促していきます。子どもたちの自主的な探究心や発見を育てていくため、自由作文を重視しています。「山びこ学校」など、日本でいう生活綴り方教育運動と通じるものです。
フレネ教育では、観察や調査をし、子どもたちで話し合い、文章にし、新聞として印刷し、その内容を共有していきます。実社会や自然環境に触れ、身の回りの世界を批判的に見る目を養っていきます。(写真 フレネの教科書)
小学生の作った『ランドリー新聞』は、「真実とおもいやり」をモットーにした良心のあるメディアです。真実を傘に人を陥れようとするものではありませんし、誰かを讃えるような新聞でもありません。多くのマス・メディアは、『ランドリー新聞』から学ばなければなりません。私自身のブログやSNSにも「真実とおもいやり」がなければならないと肝に銘じていきます。
2013年07月16日
山びこ学校と課題解決学習
学童保育や学習塾など放課後の子どもの居場所であるネクスファにて、ストーリーテリングの授業を行いました。
生活綴方の社会科教育で有名な、無着成恭先生の「山びこ学校」の文集を扱いました。
山びこ学校の実践は、読み書き計算ではなく、「このミカンはどのように栽培され、お店に並ぶのか?」、「先生が教えるいい子と親の考えるいい子は違うが、どうしてか?」、「なぜ、私たちの生活は貧しいのか?」など身近だけれど、答えの出ない問を考える中で学んでいきます。子どもたちが考えた結果を文集にまとめ、他地域の友達と意見交換していました。
この授業に参加している子どもたちも、他地域の子どもと交流できる機会を作っていきたいと考えています。柏の都市部の児童が多いので、たとえば、山村や漁村の子どもたちと交流する機会を持つことは、貴重な経験になると思います。
今日の授業の中で、一年生から四年生が混じって、一緒に国語辞典を調べたり、地図帳で位置を確認したり、何年前の出来事かを計算したり、教科を横断した勉強になっています。これからは、手紙やメールを書いたり、相手に説明するための写真や絵を用意したり、大人になっても役立つ学びを身につけていきます。
生活綴方の社会科教育で有名な、無着成恭先生の「山びこ学校」の文集を扱いました。
山びこ学校の実践は、読み書き計算ではなく、「このミカンはどのように栽培され、お店に並ぶのか?」、「先生が教えるいい子と親の考えるいい子は違うが、どうしてか?」、「なぜ、私たちの生活は貧しいのか?」など身近だけれど、答えの出ない問を考える中で学んでいきます。子どもたちが考えた結果を文集にまとめ、他地域の友達と意見交換していました。
この授業に参加している子どもたちも、他地域の子どもと交流できる機会を作っていきたいと考えています。柏の都市部の児童が多いので、たとえば、山村や漁村の子どもたちと交流する機会を持つことは、貴重な経験になると思います。
今日の授業の中で、一年生から四年生が混じって、一緒に国語辞典を調べたり、地図帳で位置を確認したり、何年前の出来事かを計算したり、教科を横断した勉強になっています。これからは、手紙やメールを書いたり、相手に説明するための写真や絵を用意したり、大人になっても役立つ学びを身につけていきます。