1 人間的内容
まずは、教員としての勉強をしなければ話になりません。
コミュニケーション以前に
自分に何か根拠がなければならないと実感していました。
高校教諭の場合は、特に教科です。
ひたすら、授業研究に励みました。
次に、進路についての情報です。
社会の多様化とともに入試も多様化しています。
生徒にとってベストな選択をするためには常に勉強でした。
最後は、人間としての内容です。
多くの人と真剣に向き合うことが、
人間としての内容を深めることを知りました。
2 教育哲学
自分の哲学、特に人間観を持つ必要を感じました。
こんなやり方で大丈夫かと不安に襲われた時、
難しい判断を求められる時、
自分の哲学にしたがって行動することが
支えになります。
何度も期待を裏切る生徒、
誰からも見放されている生徒、
経営陣・上司からの圧力。迷ったときの指針は、自分の哲学でした。
4 観察
相手に何を伝えればいいかを考えなければいけません。
そのために必要なのが、観察です。
平素から生徒に目を配るなど、けっこう地道な努力も必要です。
10分くらいの朝の会でクラス45人くらいをチェックします。
寮の点呼でも、3分くらいで寮生の様子を把握します。
限られた時間で表情などから、観察する眼を鍛えられました。
部活動では、観察することが監督の役目と考えていました。
毎日練習を観察することで、関東大会にも出場し、
サインを出さない監督として注目を浴びました。
観察することで、安心感と緊張感を与えることができる
というのが私の持論です。
教育コンサルタント 山下 洋輔
教育現場での経験と教育学研究の成果と地域での挑戦を社会に還元したいと思い、このブログを作りました。 ◆相談(初回無料) ◆顧問契約コンサルティング ◆教育事業立上げ支援 ◆教育×まちづくり 講演、取材、ご質問、ご相談の依頼などありましたらご連絡下さい。教育の総合プロバイダとして教育に関するあらゆるご相談を承ります。