CSA
2014年01月28日
千葉大園芸学部の授業でお話いたしました。
千葉大学園芸学部でお話ししました。西山未真先生の農村社会学(第13回食と農を結ぶ現場から)という授業のゲストスピーカーとして、柏まちなかカレッジや食のフューチャーセンター、市議会議員の活動について聴いて頂きました。
農村社会学では、農村社会の概念整理、歴史的変遷、都市との関係の変化などを理解しながら、社会経済条件の変化に伴って変化する都市も農村も含めた地域社会とそこでの人々の生き方を考える。グローバリゼーション下における農村社会の位置づけとこれからの社会の発展の道筋について考える際の、手がかりとなる理論と実際について講義するというものでした。
驚いたことに、剣道部の後輩の松島さんと再会しました。現在、千葉大で教えており、今日の授業を聴いて頂きました。
食のフューチャーセンターの仲間である二瓶陽子さんからは、主婦や母親の生活者目線から、食の取り組みを紹介され、学生さんたちの心をつかんでいました。感想を呼んでいると、あらためて、食べるもの・食べることの大切さを実感した学生さんが多かったようです。
お話しさせて頂いたことで、教員、研究者、教育コンサルタント、まちなかカレッジ、市議と、現在の活動に至るまでの道筋を私自身も確認できました。講義後、びっしりと書き込まれたそれぞれの学生さんからの感想を頂き、嬉しかったです。農村社会学では、農村社会の概念整理、歴史的変遷、都市との関係の変化などを理解しながら、社会経済条件の変化に伴って変化する都市も農村も含めた地域社会とそこでの人々の生き方を考える。グローバリゼーション下における農村社会の位置づけとこれからの社会の発展の道筋について考える際の、手がかりとなる理論と実際について講義するというものでした。
教室内での講義では得られない現場とのつながりを提供することが、今回の講義での私たちの使命と考えています。授業を離れて、SNSなどを活用して交流したり、食のフューチャーセンターや柏まちなかカレッジに参加してもらったり、フィールドを提供できれば思いお話ししました。食のフューチャーセンターは、経験によって学ぶプロジェクト・ベースド・ラーニングでもあります。
食のフューチャーセンターの活動で今村さん・細渕さんと出会い、昨年に今村さん・細渕さんの畑で柏まちなかカレッジをでCSAを学ぶ講座が開催され、そこで西山先生をご紹介頂き、大学の授業の機会を頂きました。出会いに感謝です。驚いたことに、剣道部の後輩の松島さんと再会しました。現在、千葉大で教えており、今日の授業を聴いて頂きました。
2013年10月20日
CSA(Community Supported Agriculture)−農×コミュニティのこれから
2013年10月3日、わが家のやおやさん 風の色”さんの畑で、柏まちなかカレッジ「CSA(Community Supported Agriculture)-農×コミュニティのこれから」を開催しました。講師に西山未真さん(千葉大大学院講師)、風の色の今村直美さん・細渕有里さん、五十嵐泰正さん(筑波大大学院准教授)。他にも参加者皆様のご意見が勉強になりました。畑作業も体験し、教室だけではできない学びがあったと思います。
CSAとは、「地域が支える農業、農業が支える地域」というものです。
大きな特徴は、2つ。作物の年間契約を結び、前払いすることで経営を安定させること。消費者も畑の経営に関わっていくこと。
援農や産地直送などの取組みとは違い、生産者-消費者という区切りがありません。CSAは、ファーマーズマーケット、コミュニティガーデン、学校給食地産地消プログラムなどのローカルフード運動の一環で、公正かつ持続可能な社会を目指した取り組みです。CSAは、北海道長沼のメノビレッジや神奈川県大和市のなないろばたけ農場が有名です。この我孫子(新木)の風の色も、地域コミュニティに根差した、本来の意味でのCSAとして注目されています(西山未真・千葉大大学院講師)。
この畑を運営する風の色の今村さんは、「開かれた畑にしたい」、「みんなに愛される畑にしたい」と語っておられました。農家だではなく、地域みんなで作り上げるところが核心だと感じます。
教育においては、コミュニティスクールが、学校任せだけではなく、親・児童生徒・地域も運営に参加し、地域コミュニティの核となっています。共通するところがあると話し合いました。
大きな特徴は、2つ。作物の年間契約を結び、前払いすることで経営を安定させること。消費者も畑の経営に関わっていくこと。
援農や産地直送などの取組みとは違い、生産者-消費者という区切りがありません。CSAは、ファーマーズマーケット、コミュニティガーデン、学校給食地産地消プログラムなどのローカルフード運動の一環で、公正かつ持続可能な社会を目指した取り組みです。CSAは、北海道長沼のメノビレッジや神奈川県大和市のなないろばたけ農場が有名です。この我孫子(新木)の風の色も、地域コミュニティに根差した、本来の意味でのCSAとして注目されています(西山未真・千葉大大学院講師)。
この畑を運営する風の色の今村さんは、「開かれた畑にしたい」、「みんなに愛される畑にしたい」と語っておられました。農家だではなく、地域みんなで作り上げるところが核心だと感じます。
教育においては、コミュニティスクールが、学校任せだけではなく、親・児童生徒・地域も運営に参加し、地域コミュニティの核となっています。共通するところがあると話し合いました。
畑から宅配する野菜とともに、その野菜を使ったレシピも添えられています。そのレシピは、野菜の食べ方を研究しているVege Labo (ベジラボ/大瀬由生子さん、川浦智子さん、木村麻里さん、和田真由美さん、窪谷美幸さん)のご協力です。今村さんと細渕さんは、宅配数を増やせば経営は安定するかもしれないが、しっかりとコミュニケーションができる数を維持したいとお話されていました。家族構成や食の好みなど、把握して宅配されているとのことです。
新規就農者への行政のサポートなど、まだまだ課題が多いのが現状です。
それでも、今村さんたちのような取り組みが、これから注目され、広まっていくのではないかと、現代社会の中で希望を見出した1日でした。
わが家のやおやさん風の色 のHP
http://dogkorodayo.blog44.fc2.com/
今村さんのお人柄が素晴らしいことが、この畑に関わっているみなさんから伝わってきました。
ゆくゆくは、畑で学童保育にも取り組みたいという夢も聴かせて頂きました。